Galaxy Z Fold 3開封レビュー)Samsungがやりたかったことがはっきりと分かる良機種

Samsungが根強い人気があるGalaxy Noteシリーズをスキップしてまで優先させて発売したGalaxy Z Fold 3とGalaxy Z Flip 3。売れ行きもSamsungの想定以上となっていることが明らかに。一方で国内ではauとdocomoから発売予定。

今年はおサイフケータイに対応。さらにグローバル市場でもほぼないミリ波対応モデルを日本に導入するなどSamsungの本気を伺うことができます。今回は先行して香港版のGalaxy Z Fold 3を入手したのでファーストインプレッションをまとめたいと思います。

①化粧箱の薄型化。

初代Galaxy FoldにGalaxy Z Fold 2と化粧箱のギーク感がある意味特徴の一つ。ただ残念なことにそのギーク感は失われました。

時代の流れというべきか。コストカットのためか付属品がカットされ化粧箱もスリム化。なので化粧箱にギーク感を盛り込むスペースすらありません。

開けてみると最初に本体とご対面。Appleが初めて梱包方法ですが、今やほとんどのメーカーがしています。

さらに本体を外すと、同梱物が入った内箱があります。

内箱の裏側がSIMピン。

そしてUSB-Cケーブルに説明書くらいです。従来のようにおまけのケースや電源アダプターにイヤホンなどは入っていません。初代Galaxy FoldはGalaxy Budsが入っていたことを考えるとすごく寂しくなりました。

ちなみに香港版だとSamsungPayの案内とSIMトレイの注意書きが入っています。

②スペックだと分からないデザインの良さ。

今回購入したのはブラック。最初はブラックとグリーンでめちゃくちゃ悩んで、一周回ってシルバーが欲しくなる。ただ香港だとシルバーはSamsungの実店舗もしくはオンラインショップのみでしか購入出来ないため断念。ただブラックで良かったです。質感に色味とGalaxy S21 Ultraのブラックと一緒で濃い黒+マット仕上げの高級感は半端ない。

前モデル対比で重さは10g程度しか軽くなっていません。ただそれ以上に違いを感じるのが折りたたんだ時の本体の厚み。片手操作する時に明らかに持ちやすくなっています。

また横幅が67mmと前モデル対比で1mmスリム化されたことでより片手操作がしやすくなっています。

開いた状態だと前モデル対比で0.3mmくらい増しましたが開いた状態だと大きさの方が気になるため厚みはあまり気になりません。

正直スペックだけでみると本体サイズは前モデル対比で大して変わりはありません。またヒンジの改良に伴い折りたたんだ時に薄型化したとはいえまだまだ分厚くさらにヒンジ部分には隙間があるのでまだまだ改良の余地はあると思います。ただ実際に使ってみて特に折りたたんだ時に片手操作がしやすいことを実感できます。

③ディスプレイの改善。

Z Fold 3の大きな特徴の一つとしてディスプレイの耐久性の改善。ディスプレイは7.6インチなどスペック的な部分では前モデル対比でほぼ変わりがありません。最初に触って思ったのが強度が増したことでガラスに近い感覚。

前モデルだとディスプレイが柔らかく他のスマホとの違和感が多少ありましたが大きく改善されています。普通のガラスを採用しているスマホと近い感覚。

ただ残念なことに折り目はしっかりあります。ディスプレイがついている状態だとそこまで気になりませんが、消している状態やあえて目立つように反射させたりすると気になる人は気になると思います。

折り目部分の個人的には触ってもそこまで気になりませんが、ディスプレイ自体が硬くなったことでより違和感が強調されているように感じる方もいると思います。

メインディスプレイは最初から保護フィルムが装着されています。ただ他の機種と異なるのはこの保護フィルムはディスプレイの一部であること。つまり邪魔とか他のものに張り替えた場合は保証対象外になるので注意が必要です。

Z Fold 3はS-Penに対応しましたが一つ注意点があります。それはZ Fold 3専用のS-penでしか使えないこと。上記の画像のようにS21 Ultra用のS-Penでタップしたら使うなと警告が出ます。

S-Penに対応したからといってもあまりガサツに扱うことが出来ないことに変わりはないと思います。タップする時に指先というか爪でやる人もいますがそういう人は注意した方がいいと思います。

そしてSamsung製品として初めて採用されたUnder Display Camera。パンチホールデザインと比較すれば目立たないですが、それでもそこにカメラがあることははっきり分かります。基本全画面表示にしてもインカメラ部分にコンテンツがあまり被ることはないので、結果的にUnder Display Cameraを採用してもしなくてもどちらでも良かったのではないかなとも感じてしまいます。

サブディスプレイもスペック的には前モデル対比でほぼ変わらないですが、大きな進化点としては120Hzの可変式リフレッシュレートに対応したことで、メインもサブも同じ滑らかさで楽しむことができます。

個人的にはサブディスプレイを使うことが多く、前モデルでは60Hz表示だったので地味にストレスでしたがZ Fold 3ではこの地味なストレスが改善されたのは嬉しいです。

④初の物理Dual SIMに対応

発売地域にもよりますが初代からSingle SIM+eSIMの組み合わせ。ただZ Fold 3の一部モデルは初のDual SIMに対応。

表裏型のSIMカードに変更。ただ初代以降相変わらずSDカードスロット非搭載。S21シリーズなど他のモデルでも非対応の流れになっているので今後採用されることは期待できないかも。何より物理のDual SIM対応は嬉しいところ。

ちなみにデータ以降はケーブル繋げば1発なので簡単です。OSはAndroid11。SoCはSnapdragon888。またRAM12GB。手持ちは最上位モデルとなる512GBモデル。

AnTuTuでベンチマークを3回連続計測。初期設定した当日に計測しているのでアプリの最適化は不完全。さらにバックグラウンドでもかなり動いている状態でこのスコアは上々に感じます。発熱に関しては今回の計測でみる限り40度は超えない感じ。

他のSnapdragon888搭載機種が40度を超えてくる中ソフトによる制御なのか発熱対策はS21 Ultra以上にシビアになっているように感じます。ベンチマーク計測時はそこまで発熱を感じませんでしたが、初期設定中やカメラのサンプル撮影をしていた時はそれなりに発熱を感じました。

なので決して発熱しないということはない。また電池持ちに関しては初期設定直後とはいえ悪い。初期設定/スピーカーテスト/カメラのサンプル撮影/ベンチマーク3回。開封時点で電池残量が60%くらいでしたが、一通りのテストが終わった後の電池残量が10%程度。なので50%くらい減った印象。

Samsungの機種はバッテリーに関して学習機能があること。また今後数週間かけて最適化されると思いますが、それでも電池持ちはあまり期待できないと思います。

生体認証は顔と指紋。顔認証に関してメインディスプレイのUnder Dsiplay Cameraはちょっと反応が悪く感じます。サブディスプレイ側は普通。そして指紋認証は電源ボタンに統合。認証は爆速。

Xperiaの指紋認証に慣れていることもあり違和感を感じるのはZ Fold 3の指紋認証は押さないと反応しないこと。Xperiaみたく指をあてるだけでは反応しません。

本体上部

スピーカーに関しては爆音。かなり音量が大きい。屋外でスピーカーを使いたい人にとっては堪らない音量だと思います。また折りたたみ式機種としては初めて防水規格であるIPX8に対応。ただ海やプールやお風呂での使用は保証対象外になるので注意が必要です。

⑤ソフト面の不満。

前モデルから対応したフレックスモードは便利。インカメラを利用したビデオ通話。YouTubeなどもスタンドなしで楽しむことができます。ただメールの返信などは下半分に表示されるキーボードが小さく入力がしにくい。

今までスタンドを使っていた作業をスタンドなしで出来るようになったとイメージすると分かりやすいです。

個人的にちょっと残念だったのがサブディスプレイでアプリを継続するには前モデルと同様に設定が必要であること。アプリごとに設定というのが面倒。サブディスプレイで作業していたものをメインディスプレイを開くことで自動的に継承されるのは当たり前。ただその逆ももっと円滑にできるようにして欲しかったです。

⑥セルフィーは強い。

今年下半期のプレミアムモデルであることを考えるとスペックは物足りない。12MP+12MP+12MP。実用性があるかどうか別としてS21 Ultraの108MPや大型センサーに100倍ズームなどの何かしらインパクトが欲しい。

まずは超広角で撮影。

最近のSamsungのカメラでよくある緑はより緑に。青はより青にという感じ。補正はかなり強めなので好みがはっきりでると思います。

次に標準画角で撮影。超広角より色味がより強く感じます。

次に2倍で撮影。最大倍率は10倍まで。2倍程度であれば十分に高精細に撮影できています。

レーザーオートフォーカスも搭載していないのでポートレートモード撮影だと最短撮影距離が非常に長いです。特に画像にあるように被写体が小さいと厳しい。

また手ブレも発生しやすい。あと撮影日はかなり晴れている日。サブディスプレイでプレビューを確認しながら撮影していましたが、ディスプレイが思ったより明るくなく上記の画像のように触れていても気がつかない時もありました。

ただハマるとぴったりと綺麗に撮影できます。使い勝手の方はあまり進化しなかったのが残念です。

ちなみにメインディスプレイでインカメラを起動するとしっかりとインカメラを確認できます。画素数を4MPに抑えることでピクセル一つあたりを大きくして画質を担保。ただ個人的にはリアカメラで撮影した方がいい。

サブディスプレイでプレビューを表示しながらリアカメラで撮影した方が画質も良く画角の切り替えも可能。当たり前ですがナイトモード撮影にも対応。

撮影しにくいというデメリットがありますが、汎用性はかなり高いです。

まとめ。

Galaxy Z Fold 3のテーマは耐久性の改善。なのでそこ以外にフォーカスしてしまうとちょっと進化があまりみられない部分があります。特にカメラは残念に感じます。ただ今年で大きなデメリットが改善されたので来年では耐久性以外の部分での進化に期待したいです。

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