Xperia PRO-Iの詳細なレビューが公開。電池持ちがXperia 1Ⅲより優秀

すでに海外のYouTuberがXperia PRO-Iの先行レビューを公開。国内でも一部ユーザーが公開しています。国内は12月15日の発売とすでに発売されているヨーロッパの一部の国と比較すると遅めの印象。

すでに予約をしているので早く実機を試したところですが今回GSM ArenaがXperia PRO-Iのレビューを公開したので気になるポイントだけ確認していきたいと思います。

ディスプレイ輝度。

おそらくベースとなっているXperia 1Ⅲとの比較にもなりますがまず一つ目としてディスプレイです。6.5インチ/4K/120Hz表示は共通して対応。おそらく採用されているディスプレイ自体が一緒です。

ただXperia PRO-Iのディスプレイ輝度を確認すると以下のようになります。

標準 HDR
Xperia PRO-I 406nits 644nits
Xperia 1Ⅲ 354nits 620nits

僅かですがXperia PRO-Iの方が明るくなっています。ちなみにXperia 5Ⅲと比較してもXperia PRO-Iのディスプレイの方が明るいです。Xperia 1Ⅲのように出荷前のディスプレイキャリブレーションがされているかは不明ですがおそらくされている。

となるとスペックが一緒なのでXperia PRO-Iの方がチューニングの差で僅かに明るくなっているのかもしれません。屋外で撮影する場合Xperiaのディスプレイ輝度は十分な明るさがあるとはいえません。

オート撮影ならまだしもマニュアルでがっつり撮影したいとなった時に確認しにくい明るさとなっています。

iPhone 13 ProやGalaxy S21 Ultraなどと比較すると半分程度の明るさとなっていますがそれでも見やすさが他のXperiaと比較して改善してくれたので多少は使いやすくなったという印象です。

ゲームエンハンサー

また先日イベントに参加した時に確認する時間がなかったことの一つがゲームエンハンサーです。

スペック表だけを見るとXperia 1Ⅲと同じゲームエンハンサーを搭載しているように感じますが今回のレビューでもイコライザー機能などに対応しているかは確認できず2021年と同等なのかは不明。

ただ2020年モデルから搭載されているHSパワーコントロールやスクリーンショットの撮影/画面録画機能への対応。また120Hz表示はもちろん120Hzのタッチサンプリングレートに残像低減技術を採用した擬似的240Hz表示への対応。

Xperia PRO-Iはカメラに特化したモデルではありますがゲーム機能に関しても最低限対応していると思います。

パフォーマンス。

またゲームに関連してくるパフォーマンス部分ですが平均値ではなくあくまでも海外サイトの数値を確認するとベンチマークは74万点前後。Xperia 5Ⅲが70万点前後でXperia 1Ⅲが80万点前後なのでちょうど中間くらい。

最高値がどの程度出るのか現時点で不明ですがソフトによってXperia 5Ⅲのように制御されているのか。同サイトが計測した時にこのスコアしか出なかったのか不明。

ただスペックで見ればXperia 1Ⅲと同じなのでXperia 1Ⅲ以上のスコアを記録することはない可能性が高く同程度のスコアが一つの目安です。また3DMark Wild Life VulkanテストにおいてRoG Phone 5s ProやGalaxy S21 Ultra以上のスコアを獲得。

直近のハイエンドで比較した場合Xperia 1Ⅲがかなり優秀という感じですがXperia PRO-Iも次いで優秀。少なくともゲーム関連のパフォーマンスは高めと判断することができる一方で問題なのがパフォーマンスの持続性。

Xperia 1ⅢもXperia 5Ⅲも発熱が原因でクロックダウンされることが影響しているのかベンチマークテストによる持続性は50%ちょっととかなり不安定 Xperia PRO-Iも60%と決して良くない。

本体に長時間負荷をかけることはカメラの撮影以外ではあまりないと思いますがちょっと気になる部分です。

電池持ち

そして気になる部分でもあった電池持ち。実際にデモ機を触った時の印象としてはボチボチという感じ。

ただ今回同サイトがバッテリーテストの結果を公開しておりスコアは87 ちなみにXperia 1Ⅲは82でXperia 5Ⅲは100という感じでXperia 5Ⅲには及ばないもののXperia 1Ⅲよりは改善している感じです。

同サイトによれば個別項目でみるとXperia 1Ⅲで音声通話テストにビデオ撮影は1時間と大幅に改善。また120Hz表示のオプションをオンにした状態でブラウジングテストでは40分改善しているとしています。

その結果がこのスコア差につながったとしています。燃費に影響する部分かつスペックが大きく違うカメラ。

それ以外の部分はほとんどスペックが同じ状況の中でXperia PRO-Iの方がより最適化されているため消費電力効率が良く電池持ちが改善した可能性があるとしています。

逆に言えばXperia 1Ⅲも今後アップデートで最適化が徐々にされていけば電池持ちはXperia PRO-Iと同程度に改善するかもしれません。決して87というスコアは褒められるスコアではありません。ただ直近で見ればPixel 6シリーズより優秀。

またAppleで見ればiPhone 13 miniやiPhone 13 Proよりは優秀という感じです。電池持ちがあまり良くないとされている機種の中ではまだ電池持ちがマシな方という感じになりました。

パフォーマンスを安定させるためにソフト制御をより強化しているのか今回のベンチマークだけでは分かりません。ただ電池持ち含めて改善されているのは嬉しいところ。

VLOGキットの気になる部分

また電池持ちとは関係ありませんが本体の発熱がひどくなるとアプリを強制終了する仕様になっています。アプリのクラッシュと思われがちですがSonyは発熱などでユーザーが怪我しないように配慮しています。

ただカメラ撮影をしている時に発熱が原因でカメラアプリが起動できないとなるとユーザビリティが下がるので本体が発熱しても撮影が継続できるようにエンデュランスモードを搭載しています。

またVlogMonitorを接続している時Xperia PRO-Iのバッテリーを使ってモニターを動かしますがモニター自体に電源を供給することで結果Xperia PRO-I自体にも電力を供給できるみたいです。

Vlogセットを積極的に使いたいと思うユーザーもいると思いますが通常のデジカメはバッテリーがなくなればバッテリーを交換すればよく予備のバッテリーを用意すればいいだけです。

ただXperia PRO-Iの場合はバッテリーを交換することができないので電源をどうやって確保 かつセットするのが効率的なのかは考えておいた方がいいと思います。ただXperia PRO-I単体で使う場合はそこまで心配しなくてもいいと思います。

またVlog monitorの不満点としてディスプレイがタッチスクリーンとなっていないこと。さらにシューティンググリップはボタンのカスタマイズが出来ないことを挙げています。

なので何か設定をしたい場合裏返しにしてXperia PRO-I本体で設定をする必要性があること。

またデジカメと比較すれば軽い部類になるとは思いますがVlog monitorにシューティンググリップをつけると本体を含めてその重さが600gを超えるとしており外部マイクをつけるとさらに重くなるとの評価。

ここはユーザー次第で評価が分かれるところですが重さという部分でも気になる人はいると思います。

スピーカーの音質。

そしてXperia 1IIとXperia PROとスペックは同じなのにスピーカーに差があったので覚悟はしていましたがXperia 1Ⅲと比較するとXperia PRO-Iのスピーカーは高音の迫力にかけ音がこもって聞こえるとしています。

決してスピーカー自体の音質は悪くないとしていますがXperia 1Ⅲと比較する物足りないとしています。

サイドフレームがXperia 1Ⅲと比較して分厚いことが影響しているのか何が原因なのか不明ですがスピーカーに関しては多少物足りない可能性があると思っていた方が良さそうです。

まとめ。

今回はXperia PRO-Iの詳細なレビューを海外サイトが公開したので気になる部分をまとめてみました。客観的な評価が難しい発熱/放熱の部分があとはどうなっているのか気になります。

少なくとも同サイトがそこまで触れていないことを考えると良くも悪くもないんだと思います。カメラに関してはサンプル画像を見てイメージをすることができますがやはり早く自分で試してみたい。

発売まであと2週間弱なので非常に楽しみです。

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文章で伝えられない魅力を

機種のスピーカーの音質や動画性能など文章だとなかなか伝えにくいことがあります。この伝えにくい部分をYouTubeでぜひご確認ください。

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