1ヶ月レビュー。Google Pixel 5a 5Gの良かったこと悪かったこと

Android12の開発が遅れているのが影響しているのか昨年より約2週間遅れで正式発表されると予測されているGoogle Pixel 6シリーズ。すでに海外サイトを通してPixel 6 Proのフルスペックがリーク。またGoogleはまだ詳細なスペックを明らかにしていないとはいえ、海外では積極的に宣伝をしています。

ただ日本では世界でも2カ国しか販売されていないPixel 5a 5Gが発売されており、これが価格の割にはめちゃくちゃ快適。今回は気がついたら約1ヶ月メイン機種として使ってきたので良かったこと/悪かったことについてまとめたいと思います。

①悪かったこと。

自分はロマンを感じないミドルレンジは例えどんなにコスパがいいと言われようがメイン機種で長期間使うことはありません。ただPixel 5a 5Gを購入してからちょうど自分が欲しい新製品が大してなかったことなどタイミングが重なったこと。またSIMを入れ替えるのが面倒に感じてなんだかんだ1ヶ月使ってきました。

1ヶ月使えたということは自分の中でそれだけ満足度が高かったことになります。ただ1ヶ月使ったからこそ見えてきた残念なこともあります。

①ディスプレイ輝度の自動調整。

歴代Pixelのハイエンドを見るとディスプレイ輝度は暗めのことが多い。これは電池持ちとのバランスを優先しているからだとされています。そもそもミドルレンジモデルにディスプレイ輝度をあまり求めていませんでしたが愛着が湧いてきたら気になるようになりました。まず上記の画像はディスプレイの明るさを10%に設定。

晴れた日に室内で撮影した画像ですがやはり10%だと暗く感じます。

次に30%で表示。この時点でだいぶ見やすくなっていることを確認できます。

そして次に50%で表示。画像ではお伝えしにくいですがこの時点でかなり明るいです。

そして最後に100%で表示。この時点で無駄に明るいです。海外サイトのPixel 5a 5Gのレビューを見ると、ディスプレイ輝度はオートで最大800nitsとしています。Googleが正式発表したものではありませんが、十分に明るいことを確認でき、この800nitsはハイエンドであるGalaxy S21の標準表示と同クラス。またiPhone 12シリーズとも同クラス。

なので十分な明るさで表示できますが、実際に使っていると暗く感じることが多いです。ハード的には問題なし。ただ暗い。となるとソフトに問題がある可能性。個人的には自動調整がちょっと甘いように感じます。手動に切り替えればいいだけの話ですがめちゃくちゃ気になることでもないので、基本は自動調整で十分。

ただもうちょっと明るくなって欲しいなと思う時に輝度がそこまで上がりきらない。だから暗く感じることが多いという印象だと思います。電池持ちを多少犠牲にしても手動の方が満足度が高い。今まではPixelだからとディスプレイ輝度を諦めていたからこそ大して気にしませんでしたが、Pixel 5a 5Gでは電池持ちが改善されハードでも強化されたからこそより欲が出てしまったのかもしれません。

②スピーカーの共振。

個人的な安心したポイントとしてPixel 5a 5GはPixel 5のようにアンダーディスプレイスピーカーを搭載していないこと。ディスプレイを振動させることで音の広がり/音質の改善が特徴となる新技術ですがPixel 5の場合は音が篭って聞こえるだけで音質がちょっと残念な感じに。

ただPixel 5a 5Gは普通に上部にスピーカーを搭載しているためまだマシです。音量は大きめ。音質はステレオスピーカーを搭載していますが、何か特徴があるわけでもないのでそこそこという感じです。それよりに気になったのがスピーカーの共振問題。

今までのPixelでそこまで気になったことはありませんでした。Pixel 5a 5Gの場合ちょうど共振するのが背面の指紋認証あたり、横向き。全画面表示にしている時はそこまで気になりませんが、ちょっと何か見たり再生する時に指がちょうど指紋認証の部分にくることがあるせいもあるのか結構共振が気になります。

基本自分は動画を見る時や音を聞く時はスタンドを使うので普段は全く気になりません。ただ手に持って何かすることが多いユーザーはちょっと確認しておきたいポイントに感じます。

③90Hz表示に非対応。

これはPixel 5の廉価モデルという立ち位置であることからも仕方ないのかもしれません。ただバッテリー容量が大幅に増加して電池持ちもめちゃくちゃいい。ディスプレイ輝度も明るめにできたとなれば、多少電池持ちを犠牲にしても高リフレッシュレートに対応して欲しかったように感じます。

普段使っている機種が120Hz表示に対応している機種ばかりなので余計にギャップを感じます。Snapdragon765Gを搭載している機種。そのベンチマークが36万点前後であることを考えるとかなりサクサク動きます。なので動作性にそこまでストレスは感じません。ただ残像はやはり感じます。これで来年登場するPixel 6aで90Hz表示に対応できれば最高です。

あとPixel 5a 5Gに採用されているディスプレイはGorilla Glass 3とスペック的には耐久性に不安があります。実際に1ヶ月使ってきて何回か娘に投げ飛ばされましたが、ケースをつけて、ガラスフィルムを貼っていたこともあるのかガラスフィルムは割れましたが、本体のディスプレイは割れることなく頑張ってくれています。

もちろんスペック的に耐久性が高い方がいいですが、結局スペック関係なく割れる時は割れるんですよね。。だったら保護するものをしっかりと揃えてそれで万が一があったとしても可能な限り備えておくしかないようにも感じます。

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②良かったこと。

カメラが優秀ということは言うまでもなく何よりもメリットに感じるのが電池持ちがめちゃくちゃいいこと。使っていて実感することができます。

海外サイトが公開したバッテリーテストにおいても歴代Pixelで最高のスコアを獲得。歴代最高がPixel 5の92。同じく60Hz表示でも95なのでPixel 5a 5Gの電池持ちがいかに優秀かバッテリーテストで確認することが出来ます。

また購入当初のバッテリーの減りを記録したものですが、最適化もされていない。日常的な使い方をあまりしていない状況でも60%をきることがほぼない。自分の使い方だと寝る前の電池残量が70%であることが多く電池はかなり持ちます。

もちろん今後登場するPixelがこの電池持ちを実現することができるかは分からないですが、今までのPixelは電池持ちがネックとなり機能に制限をかけていることが多かったので、電池持ちの改善は今後解放される機能が徐々に出てくるかもしれません。

③欲を言えば。

ここ1ヶ月使ってきてPixel 5a 5Gは非常に満足度が高い。スペックではこの良さは分からない。ユーザビリティを優先したGoogleの良さが全面に出ている良機種で5万円の価値は十分にあると思います。ミドルレンジとは思えない動作性。カメラはハイエンドに遜色ないレベル。めちゃくちゃおすすめしやすいです。

ただ個人的に欲を言えば、日本のキャリアに合わせろということではありませんが、大手キャリアがeSIMに対応したので折角ならDSDSではなくDSDVに対応して欲しい。そしてツインアプリ機能などに対応すれば文句なしという感じです。Pixel 6シリーズが高くなると予測されている中Pixel 5a 5Gは十分にありな選択肢に感じます。

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文章で伝えられない魅力を

機種のスピーカーの音質や動画性能など文章だとなかなか伝えにくいことがあります。この伝えにくい部分をYouTubeでぜひご確認ください。

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