3つの懸念。Google Pixel 6は今年最高の神機種になれるのか?

先日正式発表されたばかりのGoogle Pixel 6とGoogle Pixel 6 Pro。特にその価格の安さが大きな特徴。Pixel 6に関してはハイエンドモデルでありながらもPixel 5から価格が据え置きとかなり魅力的。

その本体価格にスペックとかなり魅力的にまとめてきましたが今回Pixel 6は今季神機種になるのか。なるための3つの懸念点についてまとめたいと思います。

指紋認証の不安。

Pixel 6 Proと異なりPixel 6はフラットディスプレイを搭載。少なくとも片手操作する際の誤反応はほぼ無縁です。またフラットディスプレイならガラスフィルムでも簡単に貼れる。そう思うかもしれません。

ただネックなのは画面内指紋センサーを搭載していること。使うガラスフィルムの相性が悪ければ認証の反応は著しく悪化する可能性。ガラスフィルムに限らずTPUのフィルムでも相性が発生する可能性があります。

自分は張りやすさを優先してSpigenのガラスフィルムを購入しましたが、指紋認証が上手く反応してくれるのか今からドキドキです。もし不安を感じる人は最初からガラスフィルムではなくTPUのフィルムを購入しておいた方が無難かもしれません。

反応的にはちょっと遅い?

アクセサリーとの相性ももちろん重要です。ただその前にPixel 6の指紋認証自体がどうなのか。海外の有名なYouTuberのレビューで指紋認証に触れていますが、あくまでも見た感じだとGalaxyやAQUOSが搭載している超音波式のような爆速という感じではないです。

1世代前のが超音波式。もしくは光学式という感じのスピード。これは実際に試してみる必要性がありますがあまり高望みはできません。ただ認証速度は遅くてもしっかりと認証してくれれば問題なし。

その上でアクセサリーを使っても最低限しっかりと認証してくれればいい。ただ逆に本体での反応がイマイチ。もちろんアクセサリーをつけるともうダメとなるとユーザビリティは大きく下がります。良い方に転べばが神機種への一歩になると思います。

カメラの使い勝手の良さ。

カメラセンサーが刷新。そしてカメラソフトも強化。そして従来のPixelと異なりハードとソフトをGoogle Tensorでしっかりと連結させている。となれば出来ることも増え画質も改善されていると思います。

ただ自分がPixel 6のカメラに求めるのはポートレート撮影時の使い勝手の良さ。ポートレート撮影において絶対的な信頼があります。最短撮影距離が短く、小さな被写体でも接写が可能。さらにフォーカス精度が優秀で雑に撮影してもしっかりと被写体を認識してくれる。

他のメーカーの機種はもっと離れろとか適切な距離をとれとかうるさい。そもそも最短撮影距離が長くて、被写体が小さくなればなるほど長くなり臨場感がある写真を撮影しにくい。またやっとの思いでフォーカスがあっても、撮影した写真を見るとフォーカス精度が甘いことが多い。

この部分においてPixelシリーズはストレスなく撮影することができます。

ただPixel 6シリーズはセンサーサイズが大型化して高画素化しています。レーザーオートフォーカスを搭載してフォーカス精度や最短撮影距離を担保しているんだと思います。

Galaxy Note20 UltraのようにTOFセンサーを廃止してレーザーオートフォーカスを搭載したことで汎用性が劇的に改善するのか。それともAQUOS R6のように搭載していてもほぼ効果が見られないのか。

レーザーオートフォーカスを搭載しているから安心とは言えない状況にあります。これで他の大型センサーを搭載した機種のように最短撮影距離が長く使いにくくなるのか。それとも今までと同じ使い勝手を維持できるのか。

使い勝手の良さを維持することができれば神機種に近づくと思います。

発熱と電池持ち。

4614mAh/6.4インチ/FHD+/90Hzとスペックだけで見ればPixel 6の電池持ちはそこまで悪くないのではないかと思います。ただ正直スペックだけでは判断するのは難しいです。

また発熱に関しても同様です。Googleが明らかにしていませんがSamsungのExynosがベース。さらに5nmを採用。この時点で多少不安です。ちなみにExynos2100を搭載したGalaxy S21 UltraはSnapdragon888モデルと比較しても爆熱です。

まだSnapdragon888の方がかわいいくらいです。なので不安です。

ただ今年はSnapdragon888がやらかしていることもありPixel 6に求められるハードルは低いです。変な話Snapdragon888よりも発熱しにくく電池持ちもそこそこよければPixel 6の方が高評価を獲得しやすくなります。

ただハードルが低いと言っても下を見ていても始まらないので、せめて電池持ちは歴代Pixelの中でも2番目に優秀なPixel 5以上の電池持ちを実現できたら御の字。Pixel 5以上であれば電池持ちが悪いと評価されることはそうそうないように感じます。

ちなみにPixelの中で最も電池持ちがいい機種はPixel 5a 5Gでここまで電池持ちが良かったらもう発熱がひどくても神機種です。

価格はエグい。

ちなみに歴代Pixelの無印と比較すると以下のようになります。

Google Store(発売当初)
Pixel 3 9万5000円
Pixel 4 8万8980円
Pixel 5 7万4800円
Pixel 6 7万4800円

少なくとも価格で見ると、Pixelは世代を重ねるごとに安くなっています。これだけでもかなりエグい。というかミドルレンジのPixel 5と同じ価格設定にできるのがよく分からないです。こうなってくるとPixel 5の価格が高いように感じてしまいます。

価格/ドコモオンラインショップ
Xperia 5Ⅲ 11万3526円
Galaxy S21 9万9792円

一括価格が一番安いドコモのライバル機種と比較しても安い。また同じ無印でありSIMフリーのiPhone 13の価格が9万8800円なので、2万円以上安いことになります。

サイズ感など違うため単純な比較はできませんが、無印という立場で比較するとPixel 6の価格はかなり競争力があります。あとはまとめた懸念点が問題なければかなり今季のモデルの中ではおすすめしやすいと思います。

すでにソフトバンクGoogle Storeで予約が開始しています。気になる人はチェックしてみてください。

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