Xperia 1ⅢとGoogle Pixel 6 Pro。2台持ちで最高の組合せ

日本ではあまり売れ行きがいいとは言えないXperiaとPixel。ただ個人的にはかなりのお気に入りのメーカーです。今回は自分の中でメイン機になるXperia 1Ⅲとサブ機になるPixel 6 Proについてざっくり比較したいと思います。

高級感と奇抜なデザイン。

本来であれば1台のスマホで出来るだけ完璧を求めた方がいいのかもしれません。ただどの機種も完璧なんてほぼなくメリットもあれば何かしらのデメリットもあります。個人的にPixel 6 ProとXperia 1Ⅲは互いのデメリットを補完している印象で2台持ちがちょうどいい。その上で確認したいと思います。

Xperia 1Ⅲ Pixel 6 Pro
本体サイズ 166x71x8.2mm 163.9×75.9×8.9mm
重さ 188g 210g

本体サイズを比較するとPixel 6 Proの方が圧倒的に取り回しのしにくいサイズ感ですが個人的にはデメリットに思っていません。待望だった大型のPixelが登場してくれたのが嬉しい。

また先日のレビューでも触れさせて頂きましたが210gというスペックの割には軽く感じる。もちろんXperia 1Ⅲには及びません。ただ調子の悪い手首でもPixel 6 Proは問題なく使えています。これは嬉しい誤算です。

ただ不満点があるとすればもうちょっと濃いめのブラックが良かった。もしくはカメラ下の部分はマット仕上げにしてもらって3トーン構成でも面白かったように感じます。一方でXperia 1Ⅲはマット仕上げを採用。

カメラデザインも控えめでカメラバンプもひどくなく非常にすっきりとしたデザインの採用。個人的にデザインで見ればXperia 1Ⅲはトップクラス。もともとPixelにデザインを求めていないということもありますが、Pixel 6 Proに感じるちょっとした物足りなさ。

これをXperia 1Ⅲがしっかりと満たしてくれる。ただPixel 6 Proもカメラデザインは賛否両論があるとはいえGoogleらしくなんか面白いデザインを採用していますよね。

スピーカーの使い分け。

実際のスピーカー比較に関しては後日公開するYouTubeで確認して欲しいところですが、Xperia 1Ⅲの方が音の広がりもよく音質も明らかにいい。特に低音の差がはっきりしているように感じます。

ただここはSonyの拘りがかなり強く反映されている。なので当たり前と言えば当たり前だと思います。またXperia独自機能とも言える非対応コンテンツを360 Reality Audio相当にアップコンバードしてくれる360 Spitial Audioは個人的に堪らない。

WF-1000XM4と合わせて使うことで堪らない。少なくとも音楽をじっくり楽しむという面でXperia 1Ⅲにアドバンテージがあります。ただちょっと物足りなく感じる部分が音量です。一人でもしくは屋内で楽しむ分には十分だと思います。

一方でPixel 6 Proは音質自体はXperia 1Ⅲには及ばないものの音量がしっかりとしているので、屋外で楽しむ時や複数人で楽しむ時に向いている。なので使うシーンに合わせて使い分けができるのが楽しいです。

見やすさと精細さ

個人的にPixel 6 ProのEdgeディスプレイはマイナス。ただ片手操作の際の誤反応がほぼないのでプラマイゼロ。

Xperia 1Ⅲ Pixel 6 Pro
ディスプレイサイズ 6.5 6.7
表示解像度 4K WQHD+
アスペクト比 21:9 19.5:9
リフレッシュレート 120Hz 120Hz(可変式)

気になる人が多いディスプレイ輝度。海外サイトを参考にするとXperia 1Ⅲはざっくり600nits程度。Pixel 6 Proは800nits程度。実際に比較するとディスプレイ輝度が50%以下であれば明らかにXperia 1Ⅲの方が暗い。

ただ60%以上になってくるとそこまで差を感じません。むしろ両機種とも屋外で使う場合暗く見える場合があること。

ただディスプレイサイズの違いからもPixel 6 Proの方がコンテンツ自体は大きく表示されます。ただ一度に表示できる情報量はXperia 1Ⅲの方が僅かに多い。

ディスプレイの臨場感。

Xperia 1Ⅲは出荷の際に1台ずつキャリブレーションされており、色がより正確に表示できるように調整されています。改めて比較すると色味が全く違いまう。Xperia 1Ⅲの方が明らかに色が濃い。

またXperiaはより黒の表現がしっかりしていることもあり映像がより引き締まって臨場感を感じます。4Kで表示されているというより映像に臨場感を感じるのが大きな強みに感じます。コンテンツをじっくり楽しみたい時には最高のお供です。

120Hz表示の違い。

同じ120Hz表示に対応していますがPixel 6 Proは可変式を採用しているため感じ方が異なり非常に滑らか。一方でXperia 1Ⅲはめちゃくちゃサクサクという感じです。自分は滑らかよりサクサクの方が好き。ただその分燃費は悪いです。

パフォーマンスの差。

そして気になる人が多い基礎スペック。

Xperia 1Ⅲ/docomo Pixel 6 Pro
OS Android11 Android12
アップデート 2回/3年 3回/5年
SoC Snapdragon888 Google Tensor
RAM 12GB
ROM 256GB 128/256
SDカードスロット ×
生体認証 指紋(側面) 指紋(画面内)
イヤホンジャック ×
バッテリー 4500mAh/30W 5000mAh/30W
ワイヤレス充電 ◯/15W ○/23W
防水/防塵 IP68

執筆時点だとXperia 1Ⅲに対してまだAndroid12は配信されていません。

アクセサリーとの相性を考えなくてもいいという面でXperia 1Ⅲの電源ボタンに統合された指紋認証は便利です。Xperiaも指紋認証の反応の悪さをよく言われますがここ2年くらいでかなりよくなりました。

発熱と電池持ち。

とりあえず負荷をかけるためにAnTuTuを3回連続で回してみました。3回目を確認すると明らかにクロックダウンしていることを確認することができますが、スコアはそこまで極端に落ちていない印象です。

次にPixel 6 Proでも同様に回してみました。温度が上がりやすいのはXperia 1Ⅲ。Pixel 6 Proは今回の計測では2回目でも40度を超えていません。ただクロックダウン含めて内部温度が上がった後にパフォーマンスが安定しているのはXperia 1Ⅲという感じです。

放熱対策に差があるのか。内部温度の差以上にXperia 1Ⅲの方が熱いと感じることが多いです。ただ電池持ちに関しては正直あまり差を感じません。海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとXperia 1Ⅲは82でPixel 6 Proは84

実際に使っていてもPixel 6 Proの方が5〜10%が多いくらい両機種とも電池持ちは正直悪い。なので発熱と電池持ちはPixel 6 Proの方が僅かにマシ程度で差別化にはつながっていない感じです。使い勝手はむしろリフレッシュレートの感じ方の違いの方が分かりやすいかもしれません。

カメラは完全に相互互換。

最後にカメラですが特徴というべきかコンセプトが大きく異なります。

個人的な印象ですが、Pixel 6 Proは歴代Pixelと比較すると色味がかなり濃くなったのが残念。ちょっと誇張しすぎと感じることがあります。個人的にXperia 1Ⅲと比較するとPixel 6 Proのカメラにアドバンテージがあるのは以下にように感じます。

ポートレート(ボケ感)撮影の強み。
ナイトモードの強み。

特にボケ感を優先したい場合、Xperia 1Ⅲの105mmよりPixel 6 Proの方が汎用性が高いです。

また三脚固定時の天体写真モードも魅力の一つです。これは夜空を撮影する時以外でも使えます。撮影時間が長いのがネックですが風景などを撮影するにはかなり魅力的です。

一方でPixel 6 Proに物足りないのがフォーカス速度と高速撮影です。これはXperia 1Ⅲの強み。特に自分は子供を撮影することが多いですが、被写体は走り回る場合に高速撮影と高速フォーカスは非常に重宝します。

個人的にはカメラが互いに相互補完しているように感じます。撮影シーンに合わせて使い分けができるのが非常に楽です。

まとめ。

多くのユーザーにとって価格的にもPixel 6 Proの方が魅力的に感じます。ただPixelには尖っている部分があまりない。ここを尖りまくったXperia 1Ⅲが補完することでちょうど使いやすいです。

これでPixel 6 Proの電池持ちがもうちょっとよければさらにバランスがとれていたように感じます。気になる人はソフトバンクGoogle Storeはチェックしてみてください。

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文章で伝えられない魅力を

機種のスピーカーの音質や動画性能など文章だとなかなか伝えにくいことがあります。この伝えにくい部分をYouTubeでぜひご確認ください。

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