格安SIMが登場した頃から国内でも直販モデルが販売されていましたがそこまで認知度があった印象はない。ただ国内でも人気が高いiPhoneを始めや今やXperiaやPixelにXiaomiやOppoなど選択肢がより豊富に。
以前より直販モデルの認知度が高くなりましたが選択肢が増えたことで悩ましくなるのがどの機種を選ぶのか。今回は失敗しないスマホの選び方について簡単にまとめたいと思います。
オーバスペックという言葉。
まず一つ目のポイントとしてオーバースペック。YouTubeを始めるようになってから特にオーバースペックという言葉を目にするようになりましたがこの言葉にあまり囚われないようにすること。
自分がスマホにどんなスペックを求めているのか。SoCはどの程度あればいいのか/電池持ちはどの程度がいいのか/ディスプレイ輝度はどれくらいがいいのか。そしてカメラはどんな感じがいいのか。
自分が求めるスマホの条件を完全に理解している人のみが使える言葉です。自分が欲しいスマホの条件を完全に把握していない人はオーバースペックとか気にしなくていいと思います。
オーバースペックかどうか。価格的に8万円くらいなら自分に妥当と価格で判断している人をよく見ます。
オーバースペックを何を基準で判断するかにもよりますが例えばSoCで判断する場合iPhone 13やiPhone 14が価格的に手頃といってもSoCで見ればほとんどのユーザーにとってオーバースペックです。
さらに言ってしまえば今のミドルレンジは非常に安定かつ快適に使えるようになってきているので5万円くらいのスマホでも多くのユーザーにとってオーバースペックになる可能性があります。
なのでオーバースペックという言葉に囚われず新しいスマホを購入する際に自分が譲れない条件を決めること。この譲れない条件をしっかり満たすことを最優先で考えた方がいいと思います。
例えばですが120Hz表示は譲れない。高リフレッシュレートに対応する機種となってくると結果的にハイエンドモデルが中心になってきます。ただカメラはあまり使わない。ゲームをやらないので性能もそこそこでいいとオーバースペックに思うかもしれない。
でも今のスマホで全ての機能を使いこなすなんてほぼ不可能に近いことだと思います。どんなにスマホが好きな人でも詳しい人でも使いこなしている人なんてほとんどいないと思います。
これはスペックを落とせば使いこなせるというわけでもないです。スマホは毎日使うものなので快適な方がいい。だからこそ譲れない部分にはしっかりと投資した方がいいす。本当であれば自分の理想にあったスマホがあればいい。
でも残念なことに理想に一致するスマホなんてほぼない。一番避けて欲しいのは使わない部分に合わせて譲れない部分も妥協してしまうこと。妥協して安く購入しても結局不満を感じて高頻度で買い替えるのが一番無駄。
自分がスマホに求める条件を完全に把握するのは難しいのでまずは譲れない条件を決めることが重要です。
コスパという言葉。
次に2つ目としてコスパという言葉にあまり囚われないことです。自分の記事では散々お伝えさせて頂いていますがコスパという言葉を安いという意味で使っている人が非常に多い。
コスパは費用対効果が高いかどうか。つまり安いことが前提ではなく価格以上の満足度やパフォーマンスを得られるかどうかになります。5万円の製品でも20万円の製品でもコスパがいいかどうかあるのに5万円の機種しかコスパ視点で見られない。
それだけ安いことが前提になっていると思われます。そして製品が安いということは上手くコストカットしている。中華スマホを見るとコストのかけ方が非常に上手い。
ユーザーが機種選びの際に判断基準にしそうなポイントにコストをかけてユーザーがあまり気にしない部分を上手くコストカットしている感じです。コスパという言葉の汎用性の高さからもかなり多用されており逆にメリットがコスパになると失敗する可能性も。
結局コスパがいいかどうかを判断するのはユーザーであり他人が判断することではありません。
ただコスパがいいと言われると安くていいものと感じやすいので試しに購入してみたら自分には合わなかった。スマホで見ればよりスマホが詳しい人じゃないとコスパがいいかどうか判断するのが難しいと思います。
例えばカメラは画素数が高ければ画質がいいと思われがちなのでコスパがいい機種は高画素を強調しがち。分かりやすいスペックをかなり強めにアピールしているため良さそうと錯覚しがちです。
スマホに対する考え方もユーザーによって異なります。あまり拘りがなくてとりあえず使えればいい人はコスパがいいという機種を選んでもいいと思います。
ただ機種選びに悩んで色々と調べている人ほどなかなか決めきれず最後の最後でコスパという言葉に逃げている印象が多いように感じます。またスペックと価格だけでその製品の良し悪しを判断している人もいますが正直超人かただのバカだと思います。
スペックだけで製品の良し悪しを推測することができても実際に使ってみないとわからない部分の方が多いです。実際に使ってみてここが良かった ここが悪かったと使ってみるまで分からない部分も結構あります。
なのでコスパという言葉に囚われず機種選びをすることをおすすめします。
製品に責任転嫁しないこと。
そして3つ目としては責任転嫁しないことです。YouTubeで頂くコメントを見ていると購入したけど使いにくかった。ここがダメだとかその機種の不満がつらつらと書かれていることがあります。
正直スペックで判断できない部分。かつ発売日とかに購入している場合はまだ仕方ないのかもしれません。ただ発売から数ヶ月経過している場合は別の話。
ブログにしろYouTubeにしろ最新機種が発売されてから数ヶ月も経過すればレビューも多数公開されておりかなりの情報で溢れていると思います。
なのでユーザー自身が自分が欲しい機種の情報をしっかりと調べることができ発売日以降であれば機種にもよりますが店頭でもチェックできると思います。なので購入前に判断できることがかなりあります。
それを購入後に文句を言っている人は自分自身の非を機種に責任転嫁しているだけです。
このパターンの人は基本どの機種を購入しても文句を言うので上手い機種変更なんてできないです。そもそも完璧なんて機種は存在しない。不満が全くない機種なんて存在しないと思っています。
お気に入りの機種であっても何かしら不満があります。自分自身は機種選びで重要な要素だと思うのがその機種のデメリットをいかに許容できるのか。 例えばXperia 1Ⅲのよく言われるデメリットは電池持ちに発熱。
そしてディスプレイ輝度と言われますが情報を集めた上でこのデメリットを許容できるのか。また店頭で試してどう感じたのか。許容できないのか。許容できないならその機種はその人に合わないだけ。
これだけ情報が溢れているとたしかにその中から自分に合ったり求めている情報を見つけるのは大変です。ただ一般の方であれば数年に1回の買い物。本体価格が5万円であっても10万円でも決して安い買い物ではない。
その数年に1回の買い物かつ安くない買い物ではないのである程度自身で情報を集めて機種選びをするのがおすすめ。悩んで失敗したなら残念ですがその失敗は次につながりますが責任転嫁して機種のせいにしたら次はないです。
使用想定期間を決める。
そして4つ目としては自分が次の機種をどの程度使うか明確に決めた方がいいことです。ひと昔前のスマホであればハイエンドでも2年使えれば十分でミドルレンジは1年使えれば十分という感じでした。
ただ今のスマホは2年程度であればミドルレンジでもある程度快適に使えるくらいしっかり底上げされています。スペック的には2年以上使えますがもう一つ合わせて確認して欲しいのがアップデートのサポート期間です。
iPhoneの場合は気にしなくていいと思います。旧世代の機種でもどんどんサポート期間が伸びている。
一方でAndroidの場合はメーカーによってサポート期間が異なるので自分が欲しい機種は確認して欲しい。アップデート期間ももちろん重要ですがここでもう一つ合わせて確認して欲しいのが自分が使いたい期間。
例えば2年周期で機種変更を考えている人。キャリアのいつでもカエドキプログラムのようなレンタルサービスで毎回分割購入している人であれば基本2年で機種変更なのでアップデートサポート期間は気にしなくていい。
もちろん例外もありますが大体の機種が2年くらいサポート期間の対象になっています。逆にキャリアのレンタルサービスと使わない。直販モデルを購入する人はサポート期間を気にした方がいいです。
またどのくらいの期間を使うか決めておけばスマホを買い替える際の予算も決めやすいと思います。たしかに今のハイエンドの中では15万円オーバーのものがありますが365日毎日3年使うとした場合。
1日あたりのコストは100円程度です。一括で見れば高く感じても1日100円程度のコストで快適に過ごせるなら自分は安い機種を購入するより高い機種を満足度が高い状態で3年使った方が快適に感じます。
もちろん使用期間が短くなれば同じ本体価格でも1日あたりのコストは高くなると思うので予算の参考にすればいい。自分がどの程度の期間を使いたいのか目処をつけるだめでも金額含めて選びやすくなると思います。
まとめ
今回は出来るだけ失敗しないスマホ選びの考え方についてまとめてみました。どうしても人間楽な方に逃げる。そうすると失敗する可能性も高くなってきます。日本市場で見ればスマホを買い替える頻度は統計上では4年周期。
多くの人が3年に1回。もしくは4年に1回くらいの頻度のため機種変更の時だけは頑張って欲しいように感じます。