もうまもなく型落ち。Xperia 1Ⅲを今から購入するのはありか?

記事執筆時点でSonyは2022年モデルをいつ発表するのか不明ですが昨年と同じであれば4月頃の可能性。昨年は上半期にXperia 1ⅢとXperia 10Ⅲは順当としてもXperia 5Ⅲがサプライズで正式発表。

半導体不足の影響がなければ8月頃までに多くの地域で発売されたのかもしれませんが結局は11月頃に多くの地域で発売。なので今年の上半期にXperia 5Ⅳが正式発表されるかも注目ポイントの一つだと思います。

最新機種が登場することで気になるのが現行世代Xperia 1Ⅲはまもなく型落ちになります。今回はXperia 1Ⅲを今から購入するのは遅くないのか簡単にまとめたいと思います。

Xperia 1Ⅲのデメリット。

今回の記事は主観に基づいてまとめているので予めご了承下さい。最初に結論を言ってしまえば今から購入するのは遅くない。

今後Xperia 1Ⅳでどのような進化を遂げるかにもよりますが基本そのシリーズの3世代目は完成度が高くXperia 1Ⅲも十分に今後快適に使えるスペックを搭載していると思います。

少なくとも今後数年使う上でパフォーマンス不足になる可能性は低いのではないかなと思います。ただ癖が強くデメリットもはっきりしている機種なのでこれから購入を考えている人は把握した方がいい。

電池持ちの悪さ。

まず一つ目のデメリットとしては散々言われていることでもありますが電池持ちの悪さ。購入してからバッテリーが最適化されるのに最低でも2週間から1ヶ月程度の期間を要します。

その間ユーザーの使用パターンや充電パターンを学習しているためどうしても不安定です。そして使わない人ほど同じ期間が経過したとしても最適化が進みにくい傾向にあるので注意が必要です。

国内でキャリアモデルが発売された当初と比較すればアップデートのお陰で電池持ちが安定した印象。ほぼ在宅である自分の使い方だと寝る前の電池残量が30%以下のことが多く1日は持ちますが不安です。

たまに電車などを使って外出する際にGPSなどを使ってしまうと電池残量が10%以下になることも多い。なので移動が多い人。またマップアプリをよく使う人にとっては十分な電池持ちとは言えません。

また厳密にバッテリーテストなどはしておらず体感ですがキャリアモデルと直販モデルでも差があります。手持ちにあるdocomoモデルは一部のキャリアアプリを除いて無効化/アンインストールしてあります。

それでもキャリアアプリがない直販モデルと比較すると寝る前の電池残量が10%近く違うことが多いです。基本自分は移動もしない。ゲームもほとんどやらない。SNSアプリやchromeにKindleが主な使い方。

この使い方だとキャリアモデルより直販モデルの方が電池持ちがまだいいと実感しています。もちろん使い方次第の面もあると思いますがキャリアモデルと直販モデルでは違いある感じです。

ちなみに自分の使い方であれば1日は外出した際でも充電なしなのでスタミナモードは使わないです。モバイルバッテリーに出来るだけ頼りたくない人やあまりも電池が持たない人であれば別の話。

ただ通知の制限だけならまだしもスペックまで制限して電池持ちを優先したいなら他の機種を選ぶべき。片っ端から制限してしまうのであれば制限なしでも電池が持つミドルレンジの方がいいという考えです。

電池持ちはユーザーの使い方次第の面が強いですが少なくとも電池持ちがいいと評価するのは難しい。

発熱の問題。

そして2つ目としては発熱です。Snapdragon888搭載機種が共通して抱えている問題です。

割と最近の機種を使っていた人からすればそこまで抵抗がないかもしれませんが3年以上前の機種を使っていた人が機種変更をしたら発熱は単純にびっくりすると思います。負荷かけると40度を超えます。

Snapdragon888自体が発熱しやすいためメーカーとして主な対処方法は2つあり一つはソフトによる制御。簡単にいえばパフォーマンスを制限して発熱しにくい状況。そして2つ目が放熱対策の強化です。

発熱自体はもう仕方ないのでパフォーマンスを安定させるために放熱をより強化。Xperiaは放熱重視です。

負荷をかけた時に本体が熱く感じるというのは放熱がしっかりとされている証拠で悪いことではない。これが放熱もしっかり出来ていなくてパフォーマンスが安定しなかったのがSnapdragon810搭載機種です。

ただゲームにしろカメラにしろ長時間負荷をかければかなり熱く感じるのでユーザビリティが下がります。どうしても不安に感じるユーザーが多いと思いますがこれはユーザー自身では改善できないのがもどかしいところ。

アップデートのサポート期間。

そして3つ目としてはアップデートのサポート期間。今後アップデートサポート期間が変更されない限りメジャーアップデートはおそらく2回。おそらく3月頃にはAndroid12が配信されると思うのでとなるとメジャーアップデートはあと1回。

セキュリティパッチはあと2年という感じです。アップデートサポート期間を考慮するといくら十分に快適に使えるスペックとはいえちょっと微妙。アップデートサポート期間だから必ずしも大丈夫という感じではありませんがないよりは全然安心です。

Xperia 1Ⅲの癖の部分は別としてデメリットとしては発熱/電池持ち/サポート期間の大きく3つ。まずこのデメリットが許容できるかどうか。もし出来ないのであれば価格関係なく買わない方がいいです。

タイミングは今じゃない。

そしてXperia 1Ⅲを今から購入するのは遅くないと思いますが購入するタイミングは今ではない。直近で直販モデルは約1万円の値下げになりましたがキャリアモデルに関しては大きな動きがないです。

個人的にはちょっと様子見がおすすめ。例えば直販モデルは今までの動きをみれば3ヶ月周期で値下げ。なので5月頃にはあと1万円くらい安くなるかもしれません。

キャリアモデルに関してもXperia 1Ⅳを正式発表すればXperia 1Ⅲの在庫は出来るだけ早く処分したいと考えるはずなので値下げする可能性。

あとはahamo専売モデルにも動きがありXperia 1IIとGalaxy S20はドコモオンラインショップで再販。在庫を消化していると考えれば今後ahamoモデルが刷新される可能性がありXperia 1Ⅲの可能性も。

単純にXperia 1IIのドコモオンラインショップにおける発売当初の価格は12万円ちょっとでahamoで取り扱い当初は最低価格が約7万円。なので5万円近く安くなって販売されたことになります。

Xperia 1Ⅲのドコモオンラインショップにおける価格が15万円なので仮に5万円値引きでも10万円くらい。10万円以上だと正直インパクトがなくそうなるとXperia 1ⅢよりXperia 5IIの方が可能性が高い。

ただギリギリ10万円をきる価格設定にしてくるのであれば結構インパクトがある価格設定になります。またahamoに追加されることがあるなら直販モデルも1万円以上の値下げが行われる可能性もあります。

新製品の発売直後であれば大幅な値引きに期待するべきではありませんが型落ちになるとなれば別。今のタイミングで購入を考えている人は直販モデルにしろキャリアモデルにしろ動きを待つべき。

ただ待てば待つほどアップデートのサポート期間がどんどん短くなるというデメリット。そして今回はあくまでも推測なので今後ahamoに追加されるか定かでもなく値下げもされない可能性も。

少なくともXperia 1Ⅳが正式発表されるまでは待ってみるのはありかなと個人的には思います。

Xperiaのかなり強い癖。

デメリットを許容できるか。そして価格についてはもうちょっと待った方がいい。あとは癖の問題です。癖が強すぎるため少なくとも価格が安くなったから飛びつくような機種ではありません。

例えばよく批判されがちな縦長デザインですが実際に使っていないで批判している人が多いのが現実。どんな機種もそうですが使ってみて合う合わないがありますが見た目だけで判断している人が多い。

あとはカメラに関してもですがシームレスなズーム倍率の変更はコンセプトから出来ません。自分の記事では何度も触れさせていただいていますがシングルレンズカメラを4つ搭載している考え方です。

そのため画角ごとに独立したレンズという考え方なので画角ごとにしかズーム倍率を変更できません。

また動画撮影中の画角の変更も同様に出来ない。実際にデジカメで撮影中に画角を変えたいからと言ってレンズを外せいないのと一緒です。画角を変えたいなら撮影を停止してレンズを交換するのと一緒。

癖をどう捉えるのか。特にカメラに関してはSonyのデジカメ寄りのコンセプトのため他のスマホとは違う。これは同じXperiaでもXperia 10ⅢとXperia 1Ⅲではかなり違うことを実感できます。

今からXperia 1Ⅲの購入は遅くないかと考えている人はXperiaの良し悪しをある程度把握している人。そのため失敗したと感じる人は少ないと思いますがこれがahamoなどに追加されると正直危険です。

言い方がきついかもしれませんが価格優先の人の多くはその機種の良し悪しよりスペックと価格で判断。そして自分に合わなかったら製品のせいにするという流れになりがちなので。

繰り返しになりますが今から購入するのは遅くないと思いますが購入するならもうちょっと待ちましょう。

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