日本でも大手3キャリアからようやく12日より発売になったXperia 5Ⅲ。グローバルで発表されてから約7ヶ月。グローバル市場で最も早く発売された台湾でも9月中旬だったので約5ヶ月とかなり長い。自分は台湾モデルを購入していますが国内限定のフロストシルバーに一目惚れしたので購入しました。
今回はXperia 5Ⅲを購入したら最初に確認しておきたい初期設定について簡単にまとめたいと思います。
不要なアプリの削除。
まず特にdocomoモデルを購入した方にチェックして欲しいのがキャリアアプリです。自分はdTVなど一部キャリアアプリは使っていますがプリインストールされているアプリのほとんどは不要。
Xperia 1Ⅲの時はdocomoモデルにあった現象としてmydaizが原因で電池持ちや発熱に影響。
国内発売された頃中国版と比較してみましたが電池持ちや発熱に大きな影響があったという印象はない。個体差があったのかもしれませんが悪影響を及ぼす可能性があるならアンインストールもしくは無効化がおすすめ。
設定/アプリと通知/アプリをすべて表示。そして任意のアプリを選択してアンインストール。もしくは無効化をタップ。
自分が使っているキャリアアプリを無理に削除する必要性はありません ただ使わないアプリはアンインストールもしくは無効化。Googleも不要なアプリはセキュリティ面でもアンインストールもしくは無効化することを推奨しています。
なのでキャリアアプリに限らず使わないアプリは消すというのが最善です。ドコモ版に限らずauやSoftBank版であっても不要なアプリは削除するようにしましょう。
オーディオ関連の設定。
次に2つ目としてはオーディオ関連の設定です。Xperia 5Ⅲの特徴の一つがオーディオなので最低限の設定はしてほしいところです。まず音楽を楽しみたい人はDolby Atmosの有効化がおすすめ。
Dolby Atmosの設定。
本体の設定から音設定/オーディオ設定/Dolby Atmosのオプションをオンで完了。
あと自分の場合は利用シーンに合わせてモードを変更するのが面倒なので初期設定のダイナミックにしたままですがこれはお好みでいいと思います。都度変更するのも良し。また音楽を聴くことが多いのであれば音楽を選択しておくのもいいと思います。
360 Spital Audioの設定。
本体の設定から音設定/オーディオ設定/360 Spital Audioのオプションをオン。
そして合わせて確認しておきたいのが360 Spital Audioの設定です。 本体のスピーカーで360 Reality Audioを再生することが出来ますが再生するには対応コンテンツが必要。もちろん専用サイトで購入して楽しむのもいいですが大体対応曲が少なく自分はあまり聞きたい曲がない。
ただ360 Spitial AudioはYouTube Musicなど一部ミュージックストリーミングサービスで配信されている曲を擬似的に360 Reality Audio相当にアップコンバートしてくれる機能になります。アプリが限定されているとはいえ普段自分が楽しんで聴いている曲をアップコンバートしてくれるのは嬉しい。
ただハードルもあって360 Reality Audioに対応しているイヤホンを所持している必要性があります。Sony製でみればWI-1000XM2/WF-1000XM3/WF-1000XM4/WH-1000XM4という感じ。対象のイヤホンを持っている場合最適化の設定をしてあげることで楽しむことができます。
360 Spitial Audioは動画撮影時点でXperia 1ⅢとXperia 5Ⅲのみが対応している機能なのでXperia 5Ⅲを購入したならぜひ一度は体験して欲しいです。WF-1000XM4もちょうどAmazonで約4000円の値引きで購入することができるのでお買い得だと思います。
ディスプレイの設定。
そして次にディスプレイ周りのおすすめ設定を確認していきたいと思います。特にディスプレイ周りの設定をしっかりとしてあげるだけで印象が変わります。
120Hz表示の設定。
設定/画面設定/低残像設定から有効化。
まず120Hzのリフレッシュレートはオンにすることがおすすめ。変な言い方をすれば購入して初期設定をしてから最初の2週間は最適化が進むまでは電池持ちは安定しません。どちらにせよ電池持ちが安定しないならこのタイミングで120Hz表示のオプションをオンにして欲しい。
高リフレッシュレート対応機種を使ったことがない人からすれば120Hz表示はあまり興味ないと思います。また120Hz表示はゲームなどでしか恩恵を受けられない。そんなイメージを持っている方も多いですが対応コンテンツは120Hzで表示されます。
TwitterやChromeのスクロールでも120Hzで表示されます。そして購入してから2週間くらい経過した後に一度オフにしてみて下さい。そうすれば120Hz表示がいかに快適かというのが実感できます。
正直店頭でデモ機を触ったくらいではこの良さを実感するのは難しい。スペックアップしている最新機種ならこれくらいサクサク動くものだと思いがちですが最近のハイエンドは毎年SoCがスペックアップしているとはいえその差を体感できなくなっています。
少なくとも2年くらい前のハイエンドであればほとんど差を感じません。むしろ高リフレッシュレートに対応しているかどうかで体感が全然違います。なので一度はオンにして欲しい。
ジェスチャーナビゲーションの感度。
設定/システム/ジェスチャー/システムナビゲーション/ジェスチャーナビゲーションの右隣にある設定のアイコンをタップ。
次に合わせて確認したいのがタッチ感度。多くのユーザーはスクリーンプロテクターを装着すると思います。個体差+アクセサリーとの相性があると思いますが手持ちで見ればガラスフィルムを貼った際の感度が悪い。
自分の手持ちで見ればジェスチャーナビゲーションで前に戻るの動作/スワイプをする時の反応が悪い。ただ残念なことにXperia 5Ⅲにはタッチパネルの感度を上げるオプションがありません。なのでジェスチャーナビゲーションの感度をあげます。
自分の場合右手でスマホを持つ。またジェスチャーの反応が悪いのが左からスワイプする時なので左の端の感度をMAXまでにあげています。これでとりあえずガラスフィルムでも使えている感じです。
ガラスフィルムを貼るのか TPUのフィルムを貼るのかでも反応は変わってくると思うので感度が悪いと思ったらとりあえず設定から調節して自分好みの感度にしてあげるのがおすすめです。
ダークモードの設定。
設定/画面設定/ダークテーマ
そしてダークモードの設定です。Xperia 5ⅢはXperia 1Ⅲと比較しても電池持ちがかなり良くまた今季のハイエンドモデルの中でもかなり優秀な方です。 ただ少しでも電池持ち良くしておきたいと思うならダークモードの設定。
少なくともGoogleはダークモードを設定することで消費電力効率が改善することを明らかに。ただ注意点としてダークモードをオンにすることで自動的に反映されるアプリもあれば反映されないアプリも。
例えばTwitterなどは反映されないのでTwitterの設定からダークモードをオンにしてあげる必要性があります。ダークモードをオンにすることで劇的に電池持ちが改善するというわけではありませんがおすすめします。
指紋認証の設定。
そして7つ目として指紋認証です。自分が試した感じだとXperia 1Ⅲのように指紋認証の感度が改善していない。Xperia 5IIの時と同じでちょっと丁寧に認証をしてあげる必要性があります。
指紋認証を失敗するとストレスになる原因なので出来るだけ認証エラーは発生させたくないところ。
設定/セキュリティ/指紋認証から指紋の追加を選択。
自分がよく認証する指を複数回登録することがおすすめです。自分の手持ちで見れば1回の登録で十分なくらい反応してくれるので複数回登録していませんがちょっと反応が悪い/エラーが起きやすいと感じたら複数回の登録をおすすめします。
ちなみに自分の場合ですが右手で使っており指紋認証を登録しているのは右手の親指です。ただテーブルなどに置いたままだと親指では認証がしにくい なので右手の人差し指でも登録しています。
そうすれば置いたままでもかなり認証しやすい。同じ指を複数回もあり。使い方に合わせて違う指もあり。
カメラの設定。
そして8つ目としてはカメラから2つ。これはユーザーの使い方によって感じ方が違うと思いますが他の機種であれば撮影中に一度カメラアプリを閉じても最後に撮影していたモードのままのことが多い。
ただXperia 5ⅢのPhotography Proの初期設定だとアプリを閉じた後必ずBASICモードに戻ります。自分の場合は複数のスマホを持って撮影しにいくためXperiaだけ設定がリセットされるのが面倒。
起動時の撮影モード。
Photography Pro/メニュー//起動時の撮影モード/前回使用時のモードに変更
こうすることで撮影を中断したとしても前に撮影していたモードが継続されるので便利。
AI超解像ズームの設定。
Photography Pro/メニュー/撮影/ズーム設定でAI超解像ズーム
そしてもう一つ確認したいのがズーム。Xperia 5Ⅲの場合/16mm/24mm/70mm/105mmの4つの画角で撮影。そしてこの4つの画角と画角の間をデジタルズームで補完している形です。ちなみに最大倍率は12.5倍です。
105mm。つまり光学式4.4倍以上はデジタルズームになりますがXperia 5ⅢはAI超解像ズームに対応。AI超解像ズームにするだけでもかなり画質が改善するので特に4.4倍以上で撮影したい人にはおすすめです。
まとめ。
今回は最低限ですが購入したら最初に確認してほしいおすすめの設定を9つまとめてみました。設定はユーザーごとに好みがあると思います。ただ個人的にはジェスチャーナビゲーションの感度がイマイチに感じたら設定ですぐに調整してあげるのがおすすめです。
機種変更した時にアクセサリーを揃えるのも楽しみの一つですが設定を自分好みにするのも楽しみだと思います。