半導体不足の影響をかなり強く受けているのか今年の新型Xperiaは全体的にかなり遅めという印象です。国内では11月12日にXperia 5Ⅲがようやく発売されましたがアメリカでは現時点でいつ発売されるか不明。
一方で12月15日に発売予定となっているXperia PRO-Iは他の市場よりちょっと遅めと不思議な感じ。
今回は直近で購入したXperia 1Ⅲの直販モデルとXperia 5Ⅲのdocomoモデルを短期間使った上で気になった部分についてまとめたいと思います。
Xperia 1Ⅲの気になるところ
Xperiaが好きな人にとって11月からのここ1ヶ月はかなり魅力的。1ヶ月の間に新機種が3台も発売。ただ個人的には週ごとに新製品の登場で正直手が回っておらずあくまでも短期間使った上での印象になります。
まずXperia 1Ⅲの直販モデルを短期間使った上で気になったポイントを確認したいと思います
フラッシュ現象の改善。
気がつけばという感じですがまず一つ目として中国版やdocomo版にあったフラッシュ現象の改善。特に中国版はひどくYT StudioというYouTubeの管理アプリでコメントを返している時にフラッシュしまくり。
文字入力がトリガーになっていたと思いますがXperiaの問題なのか。アプリの問題なのか。それとも標準搭載されているGboardの問題なのか不明でした。ちなみに自分の手持ちだとYT Studio以外で発生しないという感じ。
ただ直販モデルを購入してから意識的に使っていますが以前のようにフラッシュする現象は一切確認できず。地味にストレスを感じる部分だったというか目が疲れる部分だったので改善されたのは嬉しい。
電池持ちの改善。
そして2つ目が電池持ちがキャリアモデルと比較すると多少いい感じ。直販モデルを購入してまだ2週間どころか1週間くらいしか使っていないので最適化は全然終わっていない。
さらに以前の記事でご紹介させて頂きましたがislandというアプリでLINEを複製+Dual SIMで使っているのでドコモモデルを使っていた時より電池の消費が激しくなる傾向にあると思いますが体感的には同じくらい。
具体的なデータはとっていませんがDual SIMにしているだけで燃費が悪くなる傾向にあるのに同じくらい。またISLANDがバックグランドで常に動いていることを考えると明らかに燃費は悪くなっていると思います。
となるとドコモモデルと同じ条件で使った場合直販モデルの方が電池持ちがいい可能性が高い。ちなみにdocomoモデルは全てのキャリアアプリを無効化させていません。
話題となったMydaizや位置情報など通知がうざい系はひたすら無効化していますが一部アプリは使っています。なので完全にドコモアプリを無効化している状態だとまた違うのかもしれませんが自分の環境だ直販モデルが優秀。
ちょっと使うと簡単に電池が減るのでいつもより触っている時間が多かったなと思うと電池残量が20%以下に。ただドコモモデルだったら10%以下になっている可能性。
残念なことにドコモモデルでも直販モデルでも他のメーカーの機種と比較すると電池持ちは良くないです。ただ現時点での環境で評価すればdocomo版より直販モデルの方が電池持ちが良くキャリアアプリはやはり要らない。
ワイヤレス充電の感度。
あとちょっと気になるのがワイヤレス充電の位置。先日の記事で紹介したAnkerのPowerWaveを使用していますがドコモ版の時はスタンドの真ん中の位置におけば縦置きでも大丈夫でしたが直販モデルだと真ん中ではだめ。
僅かに右にずらしてあげると充電されるって感じでなぜこのような感じになっているのか不明です。
Xperia 5Ⅲの気になるところ。
次にXperia 5Ⅲのキャリアモデルを購入して感じたこと。先に購入していた台湾版との比較になります。先日の記事とも重複しますが気になる部分を大きく3つあります。
ディスプレイのタッチ感度が改善。
一つ目としてはディスプレイのタッチ感度。
Xperia 5IIの時も台湾モデルの時もガラスフィルムを貼った時のタッチ感度がイマイチでした。ただdocomo版に関してはあたり個体ということもあるかもしれませんがストレスに感じていた感度の悪さがない。
最初はPETフィルムを貼っていましたがその後お馴染みのSpigenのガラスフィルムに変えても問題なし。台湾モデルを使った時に微妙だったのでdocomoモデルにも期待していませんでしたがいい意味で裏切られました。
発熱の改善。
そして2つ目として発熱がよりしにくくなっている印象。Snapdragon888搭載機種なので発熱はもちろんします。ただ台湾モデルと比較すると同じ条件でベンチマークを回しても内部温度が上がりにくくなっている印象。
さらに最高温度も低いことが多いという印象です。あくまでもSnapdragon888搭載機種の中で見ればマシな方。従来のSnapdragon865搭載機種などと比較すると明らかに発熱しやすいので注意が必要です。
ここまでは前回の動画と重複していますがここ短期間使った上で気になるのが電池持ちの方です。キャリアアプリは自分が使うもの以外基本無効化してありますが台湾モデルの時と比較する電池持ちが微妙に悪い。
まだ最適化が終了していないので電池持ちが使い方によって安定していないのは当たり前ですがそれでも台湾モデルを使い始めた時と比較するとドコモモデルの方が電池持ちが悪い印象を受けます。
台湾モデルだと寝る前の電池残量が60%前後のことが多かったですがドコモ版は60%残っていることがほぼない。今後しっかり使っていて見極める必要性がありますがやはりキャリアモデルは燃費が悪い可能性が高い。
Xperia 1Ⅲの直販モデルと感じていることが真逆です。ゲームをやったり音楽を聞いたり動画をみたりエンタメを楽しむ使い方では以前バッテリーテストをやった時にほとんど差がなかったですがそれ以外の部分。
例えば待機時の消費電力など細かい部分が積み重なって直販モデルの方が電池持ちがいいという感じかも。docomoモデルも最適化が落ち着けばより発熱しにくく電池持ちも安定すると思います。
何よりdocomoモデルも今期のハイエンドモデルの中では十分に電池持ちが優秀なので過度の心配は不要です。ただあくまでも海外版と比較した時にキャリアモデルの方がやはり燃費が悪いと思ってもらった方が良さそうです。
デザインがやばい。
過去にXperia 5ⅢとXperia 1Ⅲを2回比較しましたが個人的に満足度が高いのはXperia 1Ⅲです。Xperia 1Ⅲの方が高いから当たり前と言われますが元々高いハイエンドクラスで値段の差=満足度にならない。
例えば指紋認証の認証速度やロック解除時のバイブの強さ。またスピーカー再生時の共振の差などスペックだと分からない部分でXperia 1Ⅲの方が快適に感じます。一方で電池持ちは圧倒的にXperia 5Ⅲ。
また同じ120Hz表示に対応していますがXperia 5Ⅲの方がスクロールさせた際により快適に感じます。価格に電池持ちに安定性とトータルバランスで見ればXperia 5Ⅲですが安定性以外に関してはXperia 1Ⅲ。
電池持ちと本体価格を気にしないのであればXperia 1Ⅲの方がカメラ含めて満足度が高いと思います。個人的にXperia 1Ⅲの方が使っていて満足度が高いですがそう分かっていてもXperia 5Ⅲにやられる。
カラバリは好みの問題ですが自分はXperia 5ⅢのフロストシルバーにがっつりやられているのでXperia 5Ⅲの方がデザインだけで使いたくなる。完全にこのデザインは自分にとって理性を失うデザインです。
Xperia 1Ⅲは直販モデルが手元にあるのでDual SIMで使える。さらに余計なキャリアアプリもロゴもない。また自分の中で所有欲を高めてくれるalumaniaのケースもあるのにXperia 5Ⅲにやられている自分がいます。
Xperia 1Ⅲの直販モデルでフロストシルバーがあれば個人的に全く問題がなかったのですがSonyの上手いこと。Xperia PRO-Iを実際に使って見ないと判断できない部分でもありますがXperia PRO-Iは望遠画角が弱い。
なのでサブでXperia 1Ⅲを使うのもありかなと思っていましたがTOFセンサーがないXperia 5Ⅲをサブにしたいと思うくらい自分の中で気持ちがが揺れています。
ディスプレイサイズが大きい方がいい。動画を見ることが多いので表示解像度が高い方がいい。そしてデザインは角ばった方がいい。なので自分はXperia 1Ⅲの方が好きなのですがキャリアモデルであってもXperia 5Ⅲを優先したくなる。
これでXperia 5Ⅲ用のバンパーケースが発売されたら完全にメイン機にしたくなるくらいかっこいいです。自分の記事では何回かお伝えしていますがフロストシルバーが気になる人は実機をみない方がいいです。
実機を見るともう他が見えなくなります。それくらい今回のフロストシルバーは威力があります。
まとめ。
今回はXperia 5ⅢのキャリアモデルとXperia 1Ⅲの直販モデルを短期間使って感じたことをまとめてみました。どちらも共通していることは電池持ちという感じです。何よりXperia 5Ⅲのデザインがやばい。
きっと直販モデルは来年の5月頃でその頃にはXperia 1ⅣやXperia 5Ⅳが正式発表されているかもしれません。それでも直販モデルが欲しくなる魅力。今回のフロストシルバーにはそんな魅力があります。