iPhone 13 Pro Maxを使ってみて。Androidにも見習って欲しい3つのこと

昨年発売されたiPhone 12シリーズは5G対応など目新しさがありましたが今年の13シリーズは分かりにくい。ガジェットが好きな人にとっては違いが分かりますが一般ユーザーからすれば分かりにくいと思います。

とはいえiPhone 13 Pro Maxを購入して満足度が高く今回はAndroidにも真似してほしいことをまとめたいと思います。

シネマティックモード。

以前はAppleの方が革新的だと言われ今や当たり前となっているポートレート撮影やマット仕上げをいち早く導入しておりイヤホンジャックの廃止に関してもAndroidメーカーが追従している感じ。

スペック的にiPhoneはAndroidと比較すれば見劣りしますがAppleが何か大きく動いた場合にAndroidメーカーは追従する流れにあります。その中でAndroidメーカーにも真似して欲しい一つ目がシネマティックモードへの対応。

正直この名称から勘違いしているユーザーがいまだにかなり多いという印象でスマホで映画みたいな撮影なんて絶対しないという声をよくみますがざっくり言えばポートレート動画です。

自分自身YouTubeを始めた時にデジカメのようなボケ感をスマホのカメラでもどうにかならないかなといろいろ試してみましたが実用性が低いものばかり。Galaxyはライブフォーカス動画に対応していますが正直完成度はかなり低い。

少なくともiPhoneのシネマティックモードで撮影した動画を見た後にライブフォーカス動画を使いたいと思えないです。

もちろんシネマティックモードも完璧じゃないです。搭載しているカメラセンサーではセンサーサイズが足りずデジカメのような光学式のボケ感は無理。
なのでカメラソフトを使ってボケ感を出しておりフォーカス精度の甘さなどは目立ちます。

ただ子供を撮影する時など中距離だといい感じのボケ感で撮影できる。個人的には被写界深度を後から変更できたりまたエフェクトをかける被写体を後から変更できるようにする機能はいらない。

単純にもうちょっと精度の高いポートレート動画が撮影できる機種がAndroidから増えて欲しいように感じます。

カメラソフトでの加工は最低限ながらも大型センサー+F2.0と絞りを調整することで近いことができるのがXperia PRO-Iくらいでハードの力で実現している。

ただGoogleやHuaweiなどカメラソフトに強いメーカーであれば同じレベルまでいかなくても近い撮影はできるようになるのではないかと期待しています。

Appleが実装したことで追従するAndroidメーカーも多いと思うので時間の問題だと思います。個人的には13 Pro Maxを子供を撮影する時に持ち運ぶ理由がシネマティックモードで撮影したいから。

他のAndroid機種でも実現できるなら持ち運ぶ台数も減らせるので早く対応して欲しいように感じます。

アップデートサポート期間。

そして2つ目がアップデートのサポート期間の延長です。ハードからソフトまで一貫して開発しているAppleの強みの一つですがどんどんアップデートサポート期間が長くなっておりベース5年は対応という感じ。

一方でAndroidの方も頑張っておりGoogleはAndroidとしてほぼ最長であるセキュリティ5年に対応。またSamsungもアップデートにかなり力を入れておりほとんどの機種はセキュリティ4年に対応しています。

ただメジャーアップデートに関しては独自SoCを搭載したPixel 6シリーズですら従来と変わらず3回。Samsungも3回となっておりセキュリティアップデートとメジャーアップデートでサポート期間が剥離。

少なくともSnapdragon888搭載機種はハード的な部分でメジャーアップデートが3回/セキュリティが4年に対応。とはいえAppleには及ばない。おそらくソフトだけではなくハードの方でもかなり制約が多い可能性。

結局メーカー次第の部分もありますがGoogleが現行の2回/3年をより簡単に3回/4年にしないと伸びない。またそれ以上は独自SoCの存在が必要になってくる場合期待できるメーカーはGoogleにSamsungにHUAWEIくらい。

ただHUAWEIに関しては現状Kirinチップを製造できないので論外。

Samsungに関しては発売地域でExynos搭載モデルとSnapdragon搭載モデルと分かれており搭載SoCによってアップデートサポート期間が異なるということは考えにくいので今後Exynosに統一しない限り正直なところ期待できない。

となると現状で期待できるのはPixelくらいでPixel 6もなぜメジャーアップデートが延長されなかったのか不明。Androidは多数のメーカーが多数の機種を発売しているためなかなか整合性をとるのが難しいのかもしれません。

またGoogleがどんなにアップデートサポート期間をOSレベルで延長できたとしても実際に延長するかは企業次第。ただGoogleが頑張って標準のアップデートサポート期間を伸ばさない限りはAppleとの差が広がる。

以前のように2年周期で機種変更する必要性もなくユーザーの機種変更サイクルがどんどん長くなっているのでせめてメジャーアップデートが4回にセキュリティアップデート5年はミドルレンジ以上は対応して欲しい。

電池持ちの改善。

そして3つ目として電池持ちの改善です。iPhone 13 Pro Maxを使っていると本当に電池持ちがいい。

Appleが好きなユーザーがSoCで見ればiPhoneのAチップの電池持ちが一番いいから最強と言っていますが搭載しているバッテリー容量を鑑みればたしかにSnapdragonやExynosより消費電力効率は優れている。

ただSoCの消費電力効率がどんなに優れていても結局機種自体の電池持ちが悪ければ意味がないと思っています。とはいえ13 Pro Maxの電池持ちを知ってしまうとハイエンドAndroidにももうちょっと頑張って欲しい。

それくらい13 Pro Maxの電池持は優秀でAndroidはSnapdragon888のせいで余計に苦戦しているように感じる。

ちなみに13 Pro Maxのバッテリー容量は4352mAhとiPhone史上最大のバッテリーを搭載していますが一部Android機種が搭載している5000mAhと比較すると消費電力効率はかなり優秀だと思います。

ただ13 Pro Max以外の13シリーズの電池持ちは海外サイトのバッテリーテストを見てもスコアは微妙。13が普通くらいで13 Proは微妙。そして13 miniは電池持ちが悪いという印象で良いのは13 Pro Maxだけ。

ソフトからハードまで一貫して開発しているAppleの強みでAndroidで真似できるメーカーも限定的。正直超急速充電とかに対応するなら電池持ち自体はよくして欲しい。

電池持ちがよければ充電頻度も減り結果充電速度はそこまで気にならないと思います。むしろ急速充電を強化しすぎてバッテリーへの負荷や劣化の方がよほど気になります。

毎回MaxシリーズがAndroid含めて圧倒的に電池持ちがいい訳ではない。なので今回は全てがうまくいっただけかもしれませんがAndroidにも頑張って欲しいように感じます。

まとめ。

今回はiPhone 13 Pro Maxを見て今後のAndroidにも真似して欲しい/期待したいことをまとめてみました。もちろんiPhoneにないAndroidにしかない魅力もあります。

ただ自分はAndroidユーザーなのでiPhoneのいいところはAndroidもどんどんカスタマイズして取り込んでいって欲しいように感じます。

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