個人的にはSamsungが新製品を発表するとその年の新製品ラッシュが始まったという印象。先日にはGalaxy S22シリーズとGalaxy Tab S8シリーズを正式発表しており一部市場では2月下旬より発売予定。
今回は先日発表されたばかりのGalaxy S22 Ultraが欲しくなる理由についてまとめたいと思います。
Snapdragon 8 Gen 1の発熱。
まず一つ目の理由としてSnapdragon 8 Gen 1の発熱です。すでに昨年末より中国でXiaomi 12が発売。
XiaomiもSoC自体の発熱を制御するために相当強化したみたいですが海外のレビューを見ると長時間負荷をかけるとSnapdragon888と大差ない温度まで上昇。
ゴリゴリにハードで発熱対策を強化。それでもちょっとダメな雰囲気があるSnapdragon 8 Gen 1ですがSamsungがやったらどうなるのか気になりますGalaxy S21シリーズに関しては結果的にアップデートによってSoC自体を制御して発熱を抑制した感じ。
2021年を踏まえてGalaxy S22シリーズではどう改善しているのか非常に気になります。
ゲーミングスマホを除いてXiaomiやSamsungあたりがSnapdragon 8 Gen 1を手懐けられなかったら正直他のメーカーの機種も発熱は覚悟した方がいい。
個人的にはXiaomi 12 Proを買い逃してしまったのでGalaxy S22 Ultraが最初のSnapdragon 8 Gen 1搭載機種になります。QualcommはすでにフラッグシップSoCは従来通り1年に1回しか発表しないこと。
さらにその名称はSnapdragon 8 Gen 2であることを明らかにしています。従来のように今年の下半期に向けてオーバークロック版が発表される可能性がありますが発熱に関しては変わらない。
となればGalaxy S22 Ultraを使って発熱がひどいなとなれば少なくとも今年登場する搭載機種は期待するべきじゃない。自分の中で今年の一つの指標になるため欲しい。
以前より発熱対策が上手いと分かっているSamsungの機種だからこそ一つの指標としてやはり押さえておきたいです。
AIの最適化。
次に2つ目としてAIの最適化による強化が一つの特徴であるGalaxy S22のカメラがどの方向に向かっているのか試したい。自分はXperiaのカメラが好きということもあると思いますがAIによる過剰な補正はあまり好きではありません。
市場のニーズとしてはSNSでウケがよさそうな写真を撮影できるカメラを搭載した機種の方が好まれる傾向にあります。Samsungも市場のニーズに合わせたのかGalaxy S20シリーズ以降色の補正がかなり強めに変更されています。
個人的にはGalaxy Note10までのカメラまでは比較的好きな方でしたが今のGalaxyのカメラは好きではありません。Galaxy S22シリーズではSoCとカメラソフトの連携をより強化することでノイズが少ない撮影が可能に。
またディテールをしっかりと描写しながらもより明るく撮影。そしてより被写体を正確に認識することでオートフォーカス速度のフォーカス精度の改善ならカメラソフトによる最適化の強化が大きな特徴となっています。
今まで以上にAIによる最適化に力を入れていることになります。Snapdragon 8 Gen 1よりもExynos2200の方がAIによる最適化を中心としたチューニングになっているとしており今後もこの流れはより強化されると思います。
SamsungがよりAIに力を入れたこのタイミングで今まで通り色味は派手で補正は強めという流れなのか。それともより現実に忠実な色味に方向転換しつつも補正する部分はしっかりと補正するという流れになるのか。
正直サンプル写真を見ただけではよく分かりません。やはり自分で実際に試してみないとその良さも悪さも分からない。Galaxy S22 Ultraのカメラを見るとハード面でも大きな進化はなく画質の改善などにフォーカスされている印象。
AIによる最適化にフォーカスされている中色味など今までと同じ路線なのか違うのかしっかり試したい。
使い勝手と電池持ち。
そして3つ目として電池持ち含めて使い勝手の方向に進化しているかどうか試したい。
単純にスペックだけで見ればリフレッシュレートが前モデルの最低10Hzからではなく1Hzからに強化されているのでより最適化されておりそもそも採用されているディスプレイがLTPO技術を採用した第2世代を搭載しています。
なのでハード面でもソフト面でもスマホの中で一番燃費が悪いディスプレイにおいて消費電力効率が改善。さらにSoCの話と重複しますがSoC自体で見れば消費電力効率は5nmから4nmに変更されているためより改善。
結局は発熱による燃費の悪さをどれだけ制御できているかにもよりますがバッテリー容量が前モデルと一緒なので電池持ちが改善している可能性があります。
ちなみに海外サイトのバッテリーテストを確認するとGalaxy S21 Ultraのスコアは114で2021年に発売されたハイエンドモデルの中ではトップクラスのスコアを獲得。
ちなみにGalaxy S21 Ultra以上のスコアを獲得している機種はiPhone 13 Pro Maxくらいで120オーバーとなっています。今年の上半期に登場する機種の中でiPhone 13 Pro Maxのスコアを超えられる可能性があるのはGalaxy S22 Ultraくらい。
最近のハイエンドAndroidは発熱がひどく電池持ちが悪いというイメージですがしっかりと覆して欲しい。
ラインナップの立ち位置。
またカメラで見ればハードの強化より最適化による画質の改善。特にズーム機能が分かりやすいところだと思います。
さらに発熱対策の強化にディスプレイスペックに大きな変更がない上でも消費電力効率の改善に電池持ちの改善とスペックだけを見れば使い勝手の方にフォーカスされています。
SamsungはGalaxy Zシリーズが今後の主力になることを明らかに。
一方で有名なリーカーは以前より売れ筋であるGalaxy Sシリーズはプレミアムモデルの立ち位置ではなく日本では未発売となっているGalaxy A90シリーズなど使い勝手と価格を優先したモデルになると予測しておりここ2年くらい見るとまさにその予測通りの流れとなっています。
少なくともS22 Ultraの価格は安くない。ただスペックアップしながらも価格は前モデル対比で据え置きにするなど頑張っています。Galaxy S20シリーズの時はまだスペック重視という印象でした使い勝手にそこまでフォーカスしている印象ではなかった。
けどGalaxy S21シリーズでは明らかに使い勝手重視だったのでこれで最上位モデルであるGalaxy S22 Ultraを使ってみて使い勝手がより良くなったという感じであれば今後のSamsungの方向性もよりはっきりと実感できると思います。
少なくとも価格と使い勝手にフォーカスしたのがGalaxy Sシリーズでスペックを求めるならZシリーズ。
個人的に今折りたたみ式機種にハマっているため今後Galaxy Sシリーズを購入するかどうか判断するためにもGalaxy S22 Ultraをしっかりと使っておいて今年の後半に登場するGalaxy Z Fold 4に備えたいと思っています。
単純に好きなデザイン。
そして最後に自分の中でGalaxyの好きなデザインが復活したという感じです。今のハイエンドスマホは嗜好性が強い。そのためやはりデザインも拘りたい。
個人的にはGalaxy Note10+で採用された垂直型のすっきりとしたカメラデザインにグラデーションカラーは好きでGalaxy Note20 Ultraのマット仕上げ+ブロンズの組み合わせも好きでした。
ただ一方でGalaxy S20 Ultraではカメラセンサーが大型化したことも影響したのかカメラバンプが一気に派手に。またGalaxy S21 Ultraの質感は好きでしたがカメラバンプ含めたデザインはあまり好きではありませんでした。
自分はSシリーズよりNoteシリーズのデザインの方が好きだったので当たり前と言えば当たり前です。今後Noteシリーズの復活に期待することができませんがGalaxy S22 Ultraのデザインは完全にNoteと一緒です。
また不安要素の一つですがEdge部分も従来のNoteほどひどくなくSシリーズよりなのが嬉しいところ。質感は現時点ではよく確認できませんがカメラバンプがなくなったのもスッキリして個人的には好印象です。
ただS-Penを内蔵するために仕方ない措置だったのかもしれませんがシリーズ通してみると統一感がない。来年の後継機種でどうなるのか不明ですが迷走していると言われても仕方ないデザインにも感じます。
まとめ。
今回はGalaxy S22 Ultraが欲しくなる理由についてまとめてみました。少なくともカメラ以外に不安はそこまでなく使いやすいように上手くまとまっていると思います。
ただハイエンドは使い勝手よりロマンを求められやすい。その中でGalaxy S22シリーズの仕上がりがユーザーにどのような評価をされるのか非常に気になるところです。
また一部情報によれば日本ではauとdocomoから発売される可能性があると予測されており国内での動向も楽しみです。