マイナーアップデートの印象があるGalaxy S22 Ultraですが、近年のGalaxyを見る限りではスペックよりもユーザビリティの改善と価格にフォーカスしている印象を受けます。
先日の情報からもコストカットのためかGalaxy S22シリーズでは初期フィルムがカットされていることが判明ししていますが、今回THE ElecによるとGalaxy S22 Ultraのディスプレイは前モデルと一緒であることが判明したとしているのでまとめたいと思います。
ディスプレイの世代は変わらず。
一部情報によればGalaxy S22 Ultraで採用されているディスプレイはLTPO技術を採用した第2世代のディスプレイとされていましたが、今回の情報によると、Galaxy S21 Ultraに採用されているディスプレイと同じものだとしています。
世代 | 前モデル | 現行世代 |
S22 | M10 | M10 |
S22+ | M10 | M11 |
S22 Ultra | M11 | M11 |
今回の情報によると、Apple製品とSamsung製品に供給されているMシリーズにおいて前モデル対比で進化したのはGalaxy S22+のみ。他の2モデルに関しては前モデルと同じディスプレイの世代を採用しているとしています。
ちなみに数字が大きいほど最新世代となります。Galaxy S22 Ultraのディスプレイの世代は変わらずGalaxy S22+と同じ世代を採用しており、Galaxy S22のみ古い世代を採用していることになります。
Galaxy S22 Ultraの1Hzからのリフレッシュレートや最大1750nitsへの対応などはM11のポテンシャルを最大限発揮したものとしており、ハードというよりはソフトで進化したという流れになります。
最新世代を採用しなかった理由。
また今回SamsungがGalaxy S22 Ultraで最新世代となるM12を採用しなかった理由としてコストカットのためとしています。ちなみにGalaxy S10シリーズからGalaxy S21シリーズまで、毎年どのモデルかは最新世代のディスプレイを採用してきています。
またGalaxy S10シリーズは3800万台程度売れたとされている中、Galaxy S20シリーズにGalaxy S21シリーズは2500万台程度しか売れておらず大幅に売り上げが減少。
売り上げが減少したこともありSamsungはMシリーズの更新サイクルを1~2年に変更した可能性があること。また売り上げを回復させるためにも本体価格の値上げは出来るだけ避ける必要性がある。
結果Galaxy S22 UltraでM12の採用が見送られた可能性があるとしています。また今回の情報でM12を搭載して発表される可能性がある機種としてGalaxy Z Fold 4やGalaxy Z Flip 4。
またiPhone 14 Proシリーズが採用する可能性があるとしています。このことからもGalaxy Sシリーズで最新世代のディスプレイが採用されるのはGalaxy S23 Ultraまで持ち越しということになりそうです。