Samsungはコロナによる影響で世界各地になる生産拠点の稼働に影響。さらに同社の顔とも言えるハイエンドモデルの品質を担保するために韓国の工場において生産ラインを強化しているとの話もあります。
ただ残念なことに膨大なGalaxy S22シリーズのニーズに応えることができず結果供給不足を招いているとの話もあります。今回SamMobileがSamsungの世界各地にある生産拠点に言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
世界各地の生産拠点。
世界最大手であるSamsungは2021年で見れば3億台出荷したとされており生産力がかなり重要になってきます。Samsungはファブレス企業ではないため世界各地に工場を持っており今回同サイトは世界各地の工場について言及。
以前は中国でも生産拠点を持っていたSamsungですが2019年には中国での生産停止。また今年に入ってから完全に撤退。理由としてSamsungの中国市場におけるシェアが1%以下しかないこと。
また以前のように中国国内における人件費も安いわけではなくSamsungとしても工場を構える必要がなくなったため撤退したとされています。一方でSamsungにとって主力工場の一つがベトナムにあります。
スマホはもちろんタブレットなど製造している製品は多岐に渡り年間1億2000万台程度と全体の3分の1をベトナムで生産しています。またベトナムの工場で生産されたものが北米やヨーロッパに出荷されています。
また本家本元である韓国においても工場を持っており出荷量としては全体の10%程度。少し前の情報ですがGalaxy S20 UltraやGalaxy Z Flipなど、ハイエンドの中でもトップクラスのモデルが韓国で生産されているされておりSamsungが品質を担保するために自国で生産しているとされています。
税金対策も。
また生産拠点でありつつ税金対策として現地で生産を行なっている場所もあり例えばインドです。インドには世界最大の工場があるだけではなく、Samsungも生産能力を上げるために積極的に投資。
2018年に開設された工場の現時点における生産能力は年間で1億2000万台としています。そしてこの工場で生産されている製品は基本インド向けとなっており、国内の輸入税をカットするために現地生産を行なっています。
インドではGalaxy Aシリーズなどミドルレンジ以下の価格帯の機種がよく売れるため少しでもコストを下げるための判断だと思います。またブラジルにも工場がありラテンアメリカへの供給を主とした工場。従業員は6000人を超えるみたいです。
ちなみにブラジルにおいても高い輸入税があるため現地で生産を行なっているとされています。またその他の地域にも工場を持っているみたいですが今回は特に生産拠点となっているところ。
やはり今後グローバル市場でシェアをより拡大するにはベトナムの工場が重要であり今後も積極的に投資されていくと思います。とりあえず今は販売が好調なGalaxy S22シリーズの生産を頑張って欲しいところです。