Samsungの歩留まり率はかなり深刻でsnapdragon 8 Gen 1は僅か35%でライバルであるTSMCの歩留まり率が70%であることを考えると同じSoCを製造するだけでも2倍の差があり製造技術に大きな差がある捉えることもできます。
またExynos2200に関してはsnapdragon 8 Gen 1よりさらに歩留まり率が厳しいとされており、やっと出荷できたと思いきや今度はExynos搭載モデルのみの不具合が多数発生していることが判明。
また前モデルから言われていたことでもありますが今回SamMobileによるとGalaxy S22 Ultraは搭載SoCによって撮影できる写真が異なると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
やはりSoCによって異なる。
Galaxy S22 Ultra本体で見れば同じスペックですが肝心な部分であるSoCが異なることでカメラにも違いがあると報告しています。これはsnapdragon 8 Gen 1とExynos2200では画像の処理の仕方が異なるために発生します。
まず上記の画像のように室内を撮影。その後写真の一部をトリミングした場合での比較。左側がsnapdragonになりますが、Exynosの方がよりディテール含めて綺麗に描写できていることを確認することができます。
ただ全体的に見た場合はほとんど差がないように感じます。
撮影シーンによって差がある。
次も先ほどと同様に撮影した一部をクロップした画像で比較したもの。今度は一番左端のsnapdragonの方が真ん中のExynosよりも綺麗に撮影できていることを確認することができます。
少なくとも今回の比較においてトリミングしている場合はExynosの方が優秀でクロップしている場合はExynosの方が優秀という感じです。基本は同じ発売地域で異なるSoCが搭載されることはないのでそこまで心配する必要がありません。
日本ではExynos搭載モデルはなくsnapdragon搭載モデルのみです。ただ搭載SoCによって電池持ちや発熱はもちろんパフォーマンスにカメラにまで違いが出てくると特にハズレSoCが搭載されているモデルが発売されている地域から不満が出るのは仕方ないですよね。
今後Galaxy専用のSoCが登場すれば地域ごとに差がなくなると思うのでそれまでの辛抱だと思います。