一部情報によるとその要因は明らかになっていませんが中華メーカーは当初予測していた目標台数に対して大幅に目標を削減したとしており、半導体不足以外にも他の要因があると思われます。
ただ一方でハイエンド向けのSoCに関してはサプライヤーがTSMCに移行したこともあり歩留まり率はそこまで深刻ではないと予測されています。今回Phone ArenaによるとSamsungは2022年の出荷目標台数を大幅に削減したと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
出荷目標台数を大幅に削減。
今回市場調査会社であるCanalysのレポートによると2022年の第1四半期は昨年対比で11%出荷台数が減少したことが判明したとしています。2021年はコロナの影響によると経済の不安定に加え半導体不足の状況でしたが、今年はさらに厳しい状況になっています。
今回の情報によると2022年の出だしが不調な要因として半導体不足などによるスマホの高価格化に加えロシアのウクライナ侵攻などが考えられるとしています。一方で世界トップシェアを誇るSamsungに関して当初の目標対比より3000万台程度減少する可能性があります。
Samsungは年間約3億台出荷することを考えると3000万台は1割の減少になると思われます。今回の情報によると出荷予測台数としては2億7000万台前後とされています。
ただSamsungとしてもGalaxy S22 UltraやGalaxy A53 5Gなど特に重要戦略地域において積極的な価格設定やプロモーションを行なっており今後も販売状況に合わせてテコ入れをしていく可能性があります。
Samsungがこの感じだとすでに出荷台数が大幅に減少すると予測されている中華メーカーはさらに厳しい状況になるのかもしれません。