一部地域ではすでに発売されているGalaxy S24シリーズですが、発売直後はアーリーアダブターが多いことからも圧倒的にGalaxy S24 Ultraの購入者が多い印象を受けます。
そのせいもありGalaxy S24やGalaxy S24+と比較するとGalaxy S24 Ultraの不具合報告が目立ちます。今回Phone ArenaによるとGalaxy S24 Ultraの一部ユニットはカメラが故障している可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
ズームの切り替えに違和感?
前モデル対比でGalaxy S24 Ultraは望遠レンズの一つが刷新。従来は10倍に対応していましたが50MPの5倍撮影に対応したセンサーに変更しています。ただ高画素化を活かした上で2倍/3倍/5倍/10倍の実質光学ズームに対応しており、画角だけで見れば従来より汎用性が改善。
またSamsungによると全画角においてAIのフレーム補正機能に対応したことでズーム画質が劣化していることはないと言及。ただ今回の情報によると画質もそうですがズーム切り替えの挙動がおかしい個体が見つかったとしています。
Anybody is facing image shift issue while zooming from 1x to 5x in #GalaxyS24Ultra?
Portraits from this device is also grainy.
5x and 10x auto images are dull and grainy.
Faulty device? Let me know your thoughts. pic.twitter.com/P0TEKQWdIT
— S M A Sithick (@smasithick) January 30, 2024
ズーム切り替えの挙動が安定しておらず、さらに画質も安定していないとされています。ちなみに今回の投稿者はSamsungの実店舗におけるデモ機で試したところ、今回のような症状は見られなかったとしています。
Samsungは不具合を認めなかった。
また同氏の一連のポストを確認すると衝撃的なことも。
Update 2: Second Visit to the Service Center for Camera Image Shift issues with #GalaxyS24Ultra
Before heading to the service center, I received a call informing me that their manager had granted approval.
Shockingly, the manager was already aware of the issue affecting many… https://t.co/hwiV2qHUj3 pic.twitter.com/1EOrKvggJ6
— S M A Sithick (@smasithick) February 1, 2024
手持ちの個体に問題が発生してからSamsungに問い合わせをしたところ不具合ではないと一度否定された。その後にSamsungのマネージャーとやりとりをするようになったみたいですが初期ロットの欠陥をSamsung側はすでに把握していたとしています。
この問題は生産中に把握しており、第2ロットでは修正されているみたいですが、初期ロットに関しては不具合があることを把握した上で販売していたとしています。
その上でSamsungは不具合を認めず、同氏に対しては一連のポストを削除するように要求したみたいです。また不具合が発生している個体に別の問題がないのか水没検査も半ば強制的にさせられたみたいです。
水没判定が出ればユーザーの過失ではなくなるためユーザーに責任転嫁をしたかったのかと捉えられても仕方ないです。初期ロットで不具合が多いのはSamsungに限らずですが、不具合を把握しているのに販売しているのはちょっと問題がありますよね。
同氏は最終的に交換してもらえてみたいですが、ユーザーによっては完全に信用をなくすような出来事です。アップデートでの改善の前に、初期ロットは不良個体が例年以上に多いのかもしれません。