正式発表前から進化幅が少ないからiPhone 12sという名称になるのではないか?と予測されていたiPhone 13。市場の期待を裏切った形となりAppleの株価にもしっかり現れています。先日に自分がこうなって欲しいと期待していましたがほぼ反映されず。
ただスペックを見て文句ばっかり言っても仕方ないのでしっかりと購入して使いたいと思いますが、そもそも購入するべきではない人もいると思います。今回は今年のiPhone 13シリーズをスキップするべき人をまとめたいと思います。
①Touch IDの復活を期待している人。
もともとAppleは従来のホームボタンにではなく画面内指紋センサーとしてTouch IDを復活させるとの予測。またコロナも後押しになって今年には復活すると期待されていましたが残念なことに復活せず。
Apple Insiderによると、Apple関連の情報に精通したアナリストであるMing Chi-Kuo氏がiPhoneに画面内指紋センサーが復活するのは2023年になると予測しているとのこと。つまりiPhone 15シリーズ。おそらくiPhone 15 Proシリーズでの復活。
今年含めて2年後まで復活しない理由として予想よりも低い開発進捗が原因だとしています。ただ何が原因で遅れているのかは不明。すでにリークしていると特許を確認するとAppleは音響型指紋センサーの搭載を目指していた。
このセンサーの大きな特徴はディスプレイのどの部分でも認証ができること。ただ直近の情報では光学式を採用するとの予測。アメリカでは超音波式より光学式の方がセキュリティが優れていると評価されており認証速度が遅い光学式をAppleは選ぶのかもしれません。
今はマスクをつけているのでFace IDだとたしかに不便です。ただ2年後にiPhoneに実装されるタイミングでコロナはどうなっているのか。もしマスクを着けない世の中に戻っているのであれば今更感がすごいです。
もしマスクが原因で指紋認証の復活を望んでいるなら2年後にマスクをつけない世の中に戻っていると期待して今iPhone 13を購入するか。それとも現実を重視して待つかの2択だと思います。
②ペリスコープに期待している人。
12 Pro Maxと比較して新たなセンサーが搭載された13 Pro Max。シネマティックモードなど新しい撮影モードにも対応しましたが、事前情報通りカメラの中心になっているのは超広角レンズに感じます。センサーサイズは1/1.7インチと大型化。
またオートフォーカスに対応したためマクロ撮影にも対応。
被写体に2cmまでの距離によって撮影可能。また動画でも可能。iPhone 13シリーズは光学式3倍。光学6倍のズームレンジ。そしてデジタル15倍ズームに対応。ズームが強化されたとはいえ、Xperiaのように中距離の撮影に特化しているわけでもない。
Androidではハード的に控えめなPixelでもXperiaでもペリスコープを搭載する中、iPhoneに搭載されるのは早くても2022年以降とされています。次のiPhone 14 Proシリーズで採用されるのか。それともiPhone 15 Proシリーズまで持ち越しになるのかも不明。
またAppleはiPhone 13まではSony製のカメラセンサーを中心に採用。一部情報ではSamsungとの交渉が決裂したとかなんとか。Samsungが最もスマホのペリスコープで関連特許を所持しているみたいなのでSamsungに交渉するのは妥当な流れなのかもしれません。
来年に間に合うのか定かではありませんがAppleはペリスコープを搭載するために動き始めている可能性大。光学式5倍くらいには対応できるのか。デジタルズームは30倍くらいまで強化されるのか定かではありませんがペリスコープに期待している人はiPhone 13をスキップするべきだと思います。
③ノッチスタイルが嫌いな人。
事前情報通りiPhone 13 Proシリーズではノッチが小型化。ただ小型化したことでそこまで恩恵があるのか個人的に疑問。結局ノッチ部分が目立つことに違いはありません。せめてバッテリー表示が%で出来るようになれば良かったのですが出来ないんですよね。
一方でネットではこのノッチはM字ハゲとか呼ばれたりあまり評判がよくありません。このノッチが来年にはなくなる可能性もあります。先ほどと同じくApple Insiderによると、Apple関連の情報に精通したアナリストであるMing Chi-Kuo氏によるとiPhone 14 Proシリーズではパンチホールデザインを採用するとか。
インカメラ部分のみパンチホールを採用して顔認証センサーやTOFセンサーは画面内に埋め込むのか。Sonyが正式発表しているインカメラ+顔認証センサー+TOFセンサーが三位一体となっている新たなセンサーを搭載するのか不明。
パンチホールがいいかどうかは別としてノッチが嫌いな人にとっては朗報だと思います。iPhone 14 Proシリーズのみがパンチホールを採用すると予測されているので、おそらくFace IDはそのまま継続で新しい技術が採用されるのかもしれません。
④Lightningが嫌いな人。
充電速度も大して早くもなく充電規格を変える必要性もあまりないのかもしれませんが、今回発表されたiPad miniすらUSB-Cが採用されたのにiPhoneではいまだLightningが継続。単純にAppleが継続していることはLightningは儲かるのかもしれません。
アクセサリーや製品によって充電規格がバラバラというのは切り替え途中だとしてもAppleらしくないように感じます。今後AppleがLightningをやめる可能性があるとしたら2つ。一つは以前から噂されているようにLightningを廃止してワイヤレス充電のみの対応になること。
外部リーダーなどどうやって有線で接続するようになるのか不明で正直実現性があるのか不明。そしてもう一つがEUの動き。ざっくり言えば充電規格がメーカーによってバラバラなのはユーザーにとって不便だから統一しろというもの。大方の流れはUSB-Cなので現時点での情報で判断するとAppleがUSB-Cに揃える形になります。
まだ有力な情報はありませんが、今後充電規格についても新しい動きがあると思われます。
⑤iPhone 13をスキップすべき人。
今年は進化幅が少ないため、昨年は無印とminiに人気が集中していたように感じましたが、Apple Storeの在庫を見る限りだとProシリーズに需要が集中しているように感じます。
とはいえ以前からiPhoneの不満として言われてきたことのほとんどは改善されておらず、120Hz表示に対応したことくらいでしょうか。ひと昔前のiPhoneは革新がテーマでしたが、今はユーザビリティ優先で、最先端の技術をいち早く搭載するのではなく、機が熟したら搭載する感じです。
再来年あたりには今のAndroidのハイエンドが搭載している機能を搭載する感じになりそうですね。