事前情報であればGoogleは10月27日に新型Pixelを発売するとの予測。まもなく正式発表が予測されているのはPixel 6とPixel 6 Pro。この2機種は確定。そしてあと一つは初の折りたたみ式機種となるPixel Fold。
また合わせてワイヤレス充電器であるPixel StandやPixel Watchが発表されるとの噂もあります。今回はスマホにフォーカスしておすすめの選び方についてまとめたいと思います。
①Pixel Fold
現時点でPixel Foldに関するリーク情報はかなり限定的でデザインすらリークしていません。上記の画像はGoogleが申請した特許に基づいて作成されたコンセプト画像になります。現時点でリークしている情報をまとめると以下のようになります。
Pixel Fold | |
ディスプレイ | OLED(Samsung) |
ディスプレイサイズ | 7.6インチ |
リフレッシュレート | 120Hz(可変式) |
SoC | Google Tensor |
リアカメラ | 50MP+12MP |
ディスプレイにおいてはSamsungからの供給。またGalaxy Z Fold 2に採用されていたメインディスプレイと同じものになるのではないかとの予測。そうなるとアスペクト比は5:4。ベゼルが太くなるなどない限りはメインディスプレイのサイズとアスペクト比がGalaxy Z Fold 2と同じであれば必然的に全体的なデザインも似てくると思います。
そうなると上記のコンセプト画像も方向としては間違っていないと思われます。
正直端末の完成度を優先するならGalaxy Z Fold 3の方が良く本体価格も安い可能性あり。おそらくPixel Foldは最新世代のUTGを採用しているわけもなくディスプレイの耐久性も低く、防水/防塵に関しても非対応の可能性あり。
現時点での情報を考慮すれば多くのユーザーには残念なことにおすすめできません。Galaxy Z Fold 3を購入した方がおそらく幸せ。S-Penも使えるし。
ただ自分のように本体の完成度の高さよりもカメラを優先している人間にとってはPixel Foldがおすすめ。以前触れさせて頂きましたが、個人的にGalaxy Z Fold 3のカメラは残念です。
個人的にはGalaxy Z Fold 2と同程度の完成度でカメラがPixelという感じであれば間違いなくPixel Foldを選択します。Android12.1の内部コードからも折りたたみ式機種関連の機能が多く、おそらくPixel Fold用に調整されているとしています。
またその配信は10月27日頃と予測されており、可能性としてはPixel 6シリーズと同日に発売される可能性があります。ハードにあまり積極的ではないGoogleが折りたたみ式機種を出して何をしたいのか。一般ユーザー向けではなくオタク向けでもなく信者向けの機種になると思います。
②Google Pixel 6の選び方。
ほとんどのユーザーにとってPixel Foldがおすすめ出来ないとなると必然的にPixel 6もしくはPixel 6 Proの2択になります。リーク情報を元にポイントを比較していきたいと思います。
Edgeスタイルは好きか?
従来のPixelであれば無印とXLで明確に本体サイズに差がありました。小型モデルが好きな人は無印。大型モデルが好きな人はXLという感じで分かりやすい。
Pixel 6 | Pixel 6 Pro | |
本体サイズ | 158.6×74.8×8.9mm | 163.9×75.8×8.9mm |
重さ | ? | 210g? |
本体サイズを確認するとPixel 6の方がまだ小さいとはいえ大型モデルに属するサイズ感となっており、物理的に少しでもコンパクトな機種がいいと思うユーザー以外は、あまりサイズで選ぶべきではないように感じます。
カラバリに違いはあれど系統はほぼ一緒。個人的にデザインで一番重要視して欲しいのがディスプレイデザイン。Pixel 6はフラットディスプレイを採用しているのに対してPixel 6 ProはEdgeスタイルを採用しています。
正直Edgeスタイルは操作に癖があり、またガラスフィルムなどアクセサリーとの相性も発生できます。単純にEdgeスタイルでもいいか。ダメなのかが一つ目のポイント。
120Hz表示に興味があるか?
ディスプレイの一部スペックはGoogleがすでに明らかにしています。
Pixel 6 | Pixel 6 Pro | |
ディスプレイ | OLED | |
ディスプレイサイズ | 6.4インチ | 6.7インチ |
表示解像度 | FHD+ | WQHD+ |
リフレッシュレート | 90Hz | 120Hz |
分かりやすい部分で見ればリフレッシュレートが違います。ただ一部情報ではPixel 6 Proは可変式の120Hz表示に対応。一方でPixel 6はPixel 5などと同じく従来のSmooth Displayだと思われます。
スペック的には120Hz表示の方が魅力的。ただ可変式なので常に120Hzで表示されるわけではない。となると体感がそこまで差があるか疑問です。一方で可変式に対応しているのであればPixel 6と同じく有機ELディスプレイを採用されているとはいえその品質は大きく異なる可能性もあります。
事前情報通りであればPixel 6に採用されるディスプレイは安物。一方でPixel 6 Proはそれなりにコストがかかっていると思います。ディスプレイ自体が異なればコントラストや最大輝度なども異なる可能性。
これは正式発表されるまで不明ですが、現時点ではリフレッシュレートで判断するのが一番分かりやすいと思います。
電池持ちを優先するのか?
電池持ちや発熱を判断する上で重要な指標となるのがSoCですが初の独自SoCとなるGoogle Tensorの実力は未知数で全く見当もつきません。ただスマートフォンで最も電池を消費するのがディスプレイです。
となるディスプレイスペックは一つの指標。単純に考えればディスプレイのスペックが低いPixel 6の方が燃費がいい可能性があります。ただ判断しにくい要因の一つとしてバッテリー容量の差。
Pixel 6 | Pixel 6 Pro | |
バッテリー容量 | 4614mAh | 5000mAh |
充電速度 | 33W | |
ワイヤレス充電 | 23W |
充電速度は一緒とされています。何よりこのバッテリー容量の差が電池持ちにどの程度の影響を及ぼすのか不明です。Pixel 6 Proの方がスペックが高いとはいえバッテリー容量が多いPixel 6 Proの方がいいのか。それとも同じくらいなのか。
またバッテリー容量は小型だけでPixel 6の方がいいのか。個人的にはPixel 6の方が電池持ちがいいのではないかと思っています。これは実際にレビューが公開されるまでしっかりとした判断が出来ないのが残念です。
④望遠レンズは必要か?
そして最後に大きなポイントとして望遠レンズです。Pixel 6 Proのみ48MPのペリスコープを搭載しています。またGoogleがすでに明らかにしているように光学式4倍ズームに対応しています。
動画撮影に関してはある程度ズームは共通化されている可能性がありますが、写真に関しては差別化されている可能性があります。単純にここは望遠レンズが必要かどうか。50MP+12MPとメイン/超広角に関しては一緒です。
またPixel 6も光学式ズームは出来ない可能性が高いですが、デジタルズームには対応していると思います。個人的にはズームで撮影することはほとんどないので、望遠レンズなしでも問題ないと思っていますがここはユーザーごとの使い方次第だと思います。
ポイントは大きく4つ。
価格差もありますが現時点でのリーク情報をもとにまとめると大きなポイントは4つだと思います。このポイントをどう捉えるかはユーザー次第です。自分はディスプレイサイズが大きいPixelが欲しいので、Pixel 6 Proが欲しいです。
でも自分は望遠レンズなどに重要性を感じていません。何が自分にとって譲れないポイントなのかで選ぶと分かりやすいと思います。正式発表まであと2週間程度だと思うので今から楽しみです。