Pixel Tablet。次期iPad Proによって窮地に立たされるかも

Googleは2023年5月にNexus 9以来となるGoogle Pixel Tabletを正式発表。Androidタブレットの多くは、1日の大半の時間で使われていないことに着目してPixel Tabletはカジュアルタブレットをコンセプトに。

その結果使っている時はタブレットとして機能して、使わない時は充電ドックにドッキングすることでスマートディスプレイと使うことができ、AppleのiPadやSamsungのGalaxy Tab Sシリーズと明確な区別化に成功しています。

ただ今回Android Policeによると2024年3月に正式発表が予測されているiPad ProにおけるAppleの戦略でGoogleのタブレット戦略に大きな影響がでる可能性があると指摘しています。

MagSafeに対応する可能性。

タブレットでワイヤレス充電に対応している機種はほぼなくPixel Tabletはワイヤレス充電ではないとはいえ充電ドックにマグネットで固定することができ、まるでワイヤレス充電のような挙動で充電することが可能です。

一方で以前より噂されていたこともでもありますが、今年の3月に登場するiPad ProではMagSafeに対応する可能性があると予測されています。おそらくですがMagSafeに対応することになれば合わせてQi 2にも対応することになると思います。

搭載しているバッテリー容量などを考えると正直タブレットでワイヤレス充電に対応することに大きなメリットはなく、Appleは次期iPad Proでスタンバイモードをより強化してくる可能性があるとしています。

iOS17で実装されたスタンバイモードですがPixel Tabletのハブモードのように機能する。ちなみにスタンバイモードになっていると時間やカレンダーに写真などを表示することも可能です。

少なくともPixel Tabletを充電ドックに固定している際のスマートディスプレイと非常に似ている。

スペックで大きく劣る。

Googleはカジュアルタブレットを目指していることからも現状では差別化できていますが、仮にiPad Proでスタンバイモードに対応してくるのであればスペックで大きく見劣りする可能性があります。

Pixel TabletはWi-Fiモデルしかなく、専用のキーボードやスタイラスペンもなくクリエイター向けのデバイスではありませんがiPad Proはクリエイター向けのデバイスであることからもスタンバイモードに対応するとなればPixel Tabletの上位互換という感じになります。

またiPad ProでQi 2に対応してくることがあればSamsungなども同様に対応させる可能性があり、今後Google Pixel Tabletのアドバンテージに影響が出る可能性があります。

現状だと圧倒的に価格が安いことも差別化になっていますが、今後他社がスタンバイモードを積極的に採用する流れになった場合Googleはどのような差別化をしてくるのか気になるところ。

何より今年の3月に発表が予測されているiPad Pro達はGoogleの戦略に影響を与える可能性が十分にありえます。またPixel 9シリーズでGoogle初のQi 2対応機種になると予測されている中Googleのワイヤレス充電が今後どうなるのか気になるところです。

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