Pixel 6を起点に。Google Pixel2021。選び方をシンプルにまとめてみた

今年登場した新型Pixelは全て5Gに対応。その影響もあるのかPixel 5a 5GもPixel 4aと比較するとちょっと高い。けど実質前モデルであるPixel 4a 5Gと比較すると約9000円の値下げとなっており、Googleもかなり頑張ってコストカットしていると思われます。

先日Google Pixel 6シリーズが正式発表されたことで今年のモデルが出揃った感じ。となると今度はどのモデルを選ぶべきなのか。今回は2021年モデルの選び方についてまとめたいと思います。

ゲームをやるかどうか。

Pixel 5a 5GはSnapdragon765Gを搭載。かつAndroidが最適化されていることもありスペック以上にサクサク動きかなり快適です。ただ忘れてはいけないのがミドルレンジモデルであること。

ライトなゲームなら特段問題がありませんが、原神などトップクラスの重いゲームをやると以下のようになります。

原神を軽くプレイした印象。
そこまでカクツキやモタつきはなく最低限は遊べるという感じ
スペック的に限界なのか発熱はかなりする

とりあえず遊べるけど全く余裕がない感じです。なのでライトなタイトルから重いタイトルまでしっかりと遊びたいならPixel 6シリーズを選ぶべきだと思います。

ゲームはそこまでやらない人にとってはかなり快適に使える機種だと思います。自分はゲームをほとんどやりませんが1ヶ月メイン機種として使っても十分に快適。

Pixel 5a 5Gの特徴
Google Pixelシリーズの中で圧倒的な電池持ちを実現
ハイエンドモデルに遜色のないカメラを搭載
ミドルレンジの割には最大輝度が高く明るく見やすいディスプレイを搭載

GSM Arenaのバッテリーテストの結果を確認すると歴代Pixelの最高スコアはPixel 5の94。一方でPixel 5a 5Gのスコアは122と圧倒的です。実際に使っていても本当かよ?と思うくらい電池持ちが良いことを実感できます。

また評判の良いポートレートモードは健在。また他のハイエンドモデルに遜色のないナイトモードや天体写真モードの撮影も可能。そして使うまで分からなかったのがディスプレイの明るさ。

自動調整が甘い時が多いですが、手動でしっかりと調整してあげると、今まで暗いと言われてきたPixelのディスプレイと思えないくらい明るくてみやすい。

ミドルレンジを購入するユーザーはそこそこ快適に使えて簡単に綺麗な撮影ができるカメラが搭載して欲しい。そして電池持ちが良い方がいい。これをしっかりとPixel 5a 5Gは満たしています。

またイヤホンジャックもあり、防水/防塵がIP67に対応したこともポイントの一つです。

Google Tensorの重要性

Pixel 5a 5Gはかなり快適度が高いですが、Pixel 6と比較するやはり物足りない部分もあります。

スペックで物足りない部分。
高リフレッシュレートに非対応
ワイヤレス充電やIP68に非対応
Google Tensorの存在

スペックにおいて物足りないところはユーザー次第です。個人的にはそれより気になるのがGoogle Tensorの存在。

OSのサポート期間。

まずPixelの特徴といえばOSのサポート期間です。

メジャーアップデート セキュリティパッチ
Pixel 5a 5G 3回 3年
Pixel 6/6 Pro 3回 5年

Pixel 6シリーズではOSのアップデートサポート期間が拡張されています。ただこの拡張はTitan M2チップを搭載したことに依るのか。それともGoogle Tensorを搭載したことに依るのか現時点で不明です。

ただアップデート期間に差ができたことに違いはありません。仮にGoogle Tensorに依存しているのであればこの差を埋めることはできません。

新機能の違いと今後の対応。

そしてもう一つ気になるのがカメラ関連の機能です。歴代Pixelはハードではなくソフトを主軸していたので良くも悪くもミドルレンジもハイエンドモデルもある程度統一化されています。

もちろん例えばシングルレンズカメラとデュアルレンズカメラとハードの違いによる差はありますが、カメラソフトという面ではある程度共通化されています。逆に言えばアップデートである程度新機能や撮影体験は共通化されます。

ただ今回のPixel 6シリーズはGoogle Tensorを搭載していることから追加されている新機能。一つは上記の画像のようにユーザーが任意のものを削除することが可能なMagic Eraser。

この機能自体Googleがだいぶ前に発表していますが、ようやく実装できたのはGoogle Tensorのお陰とされています。つまりGoogle Tensorのパフォーマンスがあってからこその機能もあるということになります。

おそらくカメラのアルゴリズムの改善はPixel 5a 5Gでもアップデートで対応すると思いますが、カメラの新機能などは対応できない可能性が出てきます。または対応ができたとしても精度が悪かったあり何かしらの制限がかけられていたり。

Googleは3ヶ月周期で新機能を追加するFuture Dropを配信していますが、今後追加される新機能の多くはGoogle Tensorに依るところが大きくなるかもしれない。そう考えるとGoogle TensorはベンチマークとかハイエンドとかよりももっとGoogleにとって重要な立ち位置になるかもしれません。

今後どの程度の期間を使う予定なのか。またカメラをどれだけ重要視しているかでPixel 5a 5GとPixel 6のどちらを選ぶべきなのか決めた方がいいように感じます。

Pixel 6とPixel 6 Proのどちらを選ぶべきか。

Pixel 5a 5GかPixel 6の何方かを選ぶべきか。Pixel 6の方がいいと思ったユーザーはPixel 6 Proと悩むと思います。なので次はPixel 6 Proとの主な違いを確認していきたいと思います。

カメラの違い。

ざっくりと言えば望遠レンズが必要かどうか。これに尽きます。ズーム機能なんてほとんど使わない人はPixel 6で十分です。一方で光学4倍ズームを使ってみたい。ペリスコープを待っていたという人はPixel 6 Proになります。

個人的にはPixel初のトリプルレンズカメラというだけでもかなりワクワクしてしまいます。Pixel 4で初めてデュアルレンズカメラに対応して、その時は望遠レンズ。一方でPixel 5の時は超広角と一度望遠レンズは廃止になっています。

なので望遠レンズの復活を望んでいた人も多い可能性。ただここはユーザー次第。

ただ合わせて確認しておきたいのがインカメラ。Pixel 6 Proのみ超広角撮影を楽しむことができます。また4Kの撮影にも対応。セルフィーもしっかりと楽しみたい人にとってはたとえ望遠レンズを使わなくてもPixel 6 Proを選んでおいた方が後悔はないように感じます。

ディスプレイの形状の違い。

ディスプレイのスペックを確認すると。

Pixel 6 Pixel 6 Pro
ディスプレイサイズ 6.4 6.7
表示解像度 FHD+ WQHD+
リフレッシュレート 90Hz 120Hz(可変式)

スペックに明確な差があります。実際に比較してみたいところですがPixel 6 Proは120Hzに対応しているため、より残像が少なくスペックと合わせてもより明るく見えるかもしれません。

ただ可変式なのでほぼ常に90Hzで表示しているPixel 6とサクサク感という面ではある程度同じなのかもしれません。それより気になるのがディスプレイの形状でPixel 6はフラットディスプレイを搭載しているため特段問題ありませんが、Pixel 6 ProはEdgeスタイルを採用しているため誤反応問題の懸念。

これも試すまで不明ですが誤反応がひどいとなってくると多少スペックが低くてもPixel 6の方が快適ということにあります。また画面内指紋センサーを搭載していることからもアクセサリーとの相性も。

とりあえず今回はSpigenのものを購入しました。Pixel 6 ProはEdgeスタイルを採用していることもありガラスフィルムでなくTPU素材のものになっています。ここはレビュー待ちとなりますが気にしておきたいポイントの一つです。

分からないこともまだ多い。

Pixel 5a 5GとPixel 6ではある程度選びやすいと思います。ただPixel 6とPixel 6 Proではまだ情報が不十分。例えば電池持ちはどちらがいいのか。先程と重複しますが誤反応はどうなのかなど。

これからレビューを見て判断していくべき部分もあります。とりあえず現時点でまとめるとしたらこんな感じです。手元に届いたらしっかりと検証していきたいと思います。

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文章で伝えられない魅力を

機種のスピーカーの音質や動画性能など文章だとなかなか伝えにくいことがあります。この伝えにくい部分をYouTubeでぜひご確認ください。

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