Pixel 6比較レビュー。価格差4万円の価値があるのか徹底比較

先日の開封レビューの時点ではPixel 6とPixel 6 Proの違いはざっとしか分かりませんでしたが、今回Pixel 6とPixel 6 Proを短期間とはいえはある程度違いが見えてきたので価格差4万円の価値があるかどうか比較レビューをしてみたいと思います。

ディスプレイにそこまで違いを感じるか?

Pixel 6とPixel 6 Proではディスプレイスペックがかなり差別化されています。

Pixel 6 Pixel 6 Pro
ディスプレイサイズ 6.4インチ 6.7インチ
表示解像度 FHD+ WQHD+
アスペクト比 20:9 19.5:9
リフレッシュレート 90Hz 120Hz

問題なのはこのスペックの差を実感することができるのか。

Pixel 6 Proの方がアスペクト比が違えどディスプレイサイズが大きいため表示されるコンテンツはより大きくなります。ただ一度に表示できる情報量に関してはそこまで差がないように感じます。

またディスプレイ輝度。海外サイトのレビュー待ちですが、使った感じとしては差がほとんどないように感じます。仮にスペックで差があってもそこまでの差はないように感じてしまいます。少なくともiPhone 13 Pro MaxやGalaxy S21 Ultraと比較すれば明らかに暗いです。

ただ最低限の明るさは担保しているように感じますが、両機種と明確な差があるかといえばないように感じてしまいます。

表示解像度の違い。

そして表示解像度の違いですが、YouTubeなどを再生している時にはほとんど差を感じません。僅かにPixel 6 Proの方が色が濃いかな?という程度です。歴代Pixelと比較すると両機種ともちょっと色が濃くなったように感じるからこそ余計に分かりにくいのかもしれません。

XperiaでみるとFHD+と4Kでは色の濃さやシャープさが違うため分かりますが、Pixel 6 シリーズに関係なくFHD+とWQHD+で比較するとほとんど差がないように感じてしまいます。

リフレッシュレートの違い。

60Hz表示と90Hz表示だと明らかに違うことを実感できます。Pixel 6シリーズの場合はPixel 6 Proが可変式を採用しているので感じ方が違うという感じです。Pixel 6 Proは非常に滑らかでヌルヌル表示されるという感じ。

一方でPixel 6 は表示できるコンテンツは全て90Hzで表示されているためサクサク表示されている印象。Pixel 6 Proが可変式じゃない120Hzに対応していればまた印象が変わったのかもしれませんが可変式を採用したからこそ余計に分かりにくくなっており、少なくとも一つ言えるのはPixel 6でも十分に快適。

ただ120Hz表示対応のゲームをやりたい人はPixel 6 Proを選択するべきだと思います。正直ディスプレイにおいてスペックほどの差を感じません。むしろアクセサリーとの相性が出てくるEdgeスタイルの採用がデメリットの一つになってしまっているように感じます。

カメラの違い。

次にカメラの違いを確認したいと思います。大きな違いとしてはPixel 6 Proのみが望遠レンズを搭載していることです。

ズーム Pixel 6 Pixel 6 Pro
光学式 × 4倍
デジタル 7倍 20倍

最大ズーム倍率が気になる人はPixel 6 Pro一択。ただ多くのユーザーはPixel 6が望遠レンズなしでどこまでのクオリティを維持できるのかだと思います。

ズームの差。

まずPixel 6で3倍で撮影。

次に同じくPixel 6 Proで同様に撮影。

次にPixel 6で4倍で撮影。

水が流れ落ちる部分においてPixel 6が色潰れしているようにも感じますが、それでも光学式とデジタルであることを考えればほとんど差がないように感じます。

そしてPixel 6で7倍で撮影。

流石に7倍になるとかなり画質に差を感じます。両機種において共通している言えるのはAI超解像ズームが優秀であること。何よりPixel 6は望遠レンズなしでも4倍程度であればある程度画質を維持しながら撮影できます。

動画は別。

動画のサンプルに関しては後日公開するYouTubeで公開して頂きたいのですが、写真であれば4倍まではいい勝負。ただ動画に関してFHD/60fpsで撮影した場合頑張れるのは2倍までです。

4倍になると画質の差がすごいです。なので使い方次第で写真撮影がメインでズームしても3~4倍程度まで。また動画も2倍程度までしかズームしないという人はPixel 6で十分ですが、動画でズームもしっかり使いたい。最大ズーム倍率は高い方がいいと思う人はPixel 6 Proの方がいいです。

発熱と電池持ち。

次に発熱を調べるためにAnTuTuを3回連続で回してみました。まずPixel 6。連日で何回か回しているのですが安定せず内部温度が3回目で40度を突破。クロックダウンしており、スコアを大きく落ちています。

同様にPixel 6 Proでも。感覚的にはPixel 6の方が温度が一気にあがりやすい。ただクロックダウンさせて40度を超えずに頑張るというイメージ。一方でPixel 6 Proは40度を超えたらクロックダウンさせて安定させるというイメージですが今回は両方とも安定せず。

Pixel 6 Proの方が内部温度が上がってもまだパフォーマンスを維持させようと頑張っています。なので発熱してくるとパフォーマンスが不安定になりがちなのがPixel 6という感じです。

Pixel 6シリーズは同じベンチマークでも発熱しにくい時。そして発熱がしやすい時となんかムラがある感じで、今後検証が必要です。ただ繰り返しになりますが現時点での評価だとPixel 6の方が不安定という感じです。

電池持ちは明らかに差。

まだ最適化が購入してから1週間も経過してないためバッテリーテストはしていませんが体感的にはPixel 6の方がマシ。両機種とも使った分は簡単に電池が減るという印象です。

ただ寝る前の電池残量を確認するとPixel 6は50%前後のことが多いですがPixel 6 Proは40%きることもあります。明らかに電池持ちはPixel 6 Proの方が悪いです。というか電池持ちは両機種とも悪い。

Pixel 4シリーズよりはまだマシな印象ですが、電池持ちの悪さはちょっと残念な部分です。

スピーカーに大きな差。

あとはスペックで想定できなかったのがスピーカーです。音質に関してはそこまで違いないように感じますが音量は明らかに違いがありPixel 6の方が小さい。正直モノラルスピーカーを搭載しているかな?と思うくらい音量が小さいです。

両機種で比較するとPixel 6 Proが優秀に感じますが、何方かと言えばPixel 6がひどいという感じです。スピーカーを多用するユーザーは注意が必要です。

どちらがおすすめか。

その他RAMの違いとかもありますがOSがしっかりと最適化されているPixelではそこまで差がないように感じます。ミリ波に関してはPixel 6 Proのみ対応。価格差の要因の一つになっていると思います。

ミリ波の特徴や各キャリアの整備状況に整備場所を考えれば、日常的にミリ波の恩恵を受けられる人はかなり限定されると思います。イベントなどに行くことが多い人は別の話ですが、この状況は今後数年経過しても大きく変わらないような気がします。

個人的にどちらがおすすめかといえばPixel 6です。自分のようなオタクは価格差関係なくPixel 6 Pro一択です。ただ価格差4万円を120Hz表示/望遠レンズ/ミリ波に価値を見出すのは多くの人にとって難しいように感じます。

Pixel 6 Proが高いというよりはPixel 6が単純に安く、Pixel 6の時点で多くの人が満足できるという感じです。気になる人はソフトバンクGoogle Storeはチェックしてみてください。

最新情報をチェックしよう!
 data-src=文章で伝えられない魅力を" width="1280" height="720" >

文章で伝えられない魅力を

機種のスピーカーの音質や動画性能など文章だとなかなか伝えにくいことがあります。この伝えにくい部分をYouTubeでぜひご確認ください。

CTR IMG