国内で発売されてからかれこれ1週間以上使っているGoogle Pixel 6シリーズですが、デメリットはもちろんあるにしろ満足度が非常に高い。ただ一方で自分の使い方では分からないこともあります。
ディスプレイ輝度などが分かりやすい例で、他の機種と比較して明るい/明るくないなどは判断できますが、具体的な数字までは分からない。今回海外サイトの情報に基づいてGoogle Pixel 6シリーズの小ネタをまとめたいと思います。
充電速度の問題。
バッテリー容量が前モデル対比で大型化するため合わせて充電速度の強化。
Pixel 6 | Pixel 6 Pro | |
有線 | 30W | 33W |
ワイヤレス | 21W | 23W |
リーク段階ではこんな感じの充電速度になると予測されていました。ただGoogleは純正の電源アダプターを発売。その充電速度は30W。つまり充電速度は30Wだと思われていました。
Android Authorityが実際にGoogle Pixel 6 Proで充電速度を計測したところ上記のようなグラフのような結果になったとしています。
テスト結果 | |
最大充電速度 | 22W |
最低充電速度 | 2.5W |
平均充電速度 | 13W |
電池残量が50%になるまでは最高速度である22Wで充電。他の機種もそうですがバッテリーへの負荷を避けるため電池残量に合わせて充電速度は遅くなる傾向にあります。今回のテストでPixel 6 Proをフル充電するのに要した時間は110分。
前モデルであるPixel 5は4000mAh/18Wの組み合わせ。充電速度がほぼ変わらずバッテリー容量が大幅に増えているので充電に要する時間は増えています。ただGoogleとしては充電速度に関して純正の電源アダプターを使うことで30分の充電で最大50%充電できるとしています。
つまり具体的な数字には触れていません。なので間違っているわけでもない。ただ海外サイトは誤解を招くマーケティングと言われても仕方ないとしています。
個人的には寝ている間に充電が完了すれば問題ないと思っていますが、電池持ち自体がイマイチであることからもこまめに充電する人にとってはちょっと残念な情報に感じます。
認定フィルムの登場。
Pixel 6シリーズで初となる画面内指紋センサーを搭載。ただ光学式を採用したことが問題になっているようにも感じます。光学式は認証の際に指に光を出し、指からの光の反射によって認証します。
ただ超音波式と比較した場合指の状態によって影響が出やすい。さらにユーザーによってはスクリーンプロテクターを使うので余計に問題が複雑化しているように感じます。あるユーザーが認証速度が遅いとTweetとしたところ以下のようにリプライ。
We’re sorry for the hassle. The Pixel 6 fingerprint sensor utilizes enhanced security algorithms. In some instances, these added protections can take longer to verify or require more direct contact with the sensor. Try troubleshooting steps: https://t.co/uTbifE5Uyo. Thanks. ^Levi
— Made By Google (@madebygoogle) November 6, 2021
認証速度が遅いのはセキュリティのアルゴリズムを強化したことが要因だとしています。ただセキュリティを強化した結果画面内指紋センサーの使い勝手が悪い。画面内指紋センサーを使っていないという人もいるくらいなので逆にセキュリティが下がっている印象も受けます。
一方でGoogleはPixel 6シリーズでも快適に使える認定のスクリーンプロテクターを明らかにしました。
- OtterBox:
- Pixel 6 Clearly Protected Film Screen Protector
- Pixel 6 Pro Clearly Protected Film Screen Protector
- Panzerglass:
- PanzerGlass Tempered Glass Screen Protector – For Google Pixel 6
- PanzerGlass TPU Screen Protector – For Google Pixel 6 Pro
- Zagg:
- Glass Elite for Google Pixel 6
- Glass Curve Elite for Google Pixel 6 Pro
執筆時点において3つのメーカーから合計6種類のフィルムが認定としてリストアップされています。ガラスフィルムよりTPUのフィルムの方が認証しやすいという感じですが、今回のリストを確認するとガラスフィルムもあります。
つまりガラスフィルム=ダメということではないこと。
アクセサリー自体に相性があることになります。とはいえこの認定リストの製品を購入したとしても100%快適に使えるとは正直言えないと思います。個体差に加え個人差もあるので。
例えばこれからの時期は乾燥しやすくなります。その中で指が乾燥しにくい人もいればめちゃくちゃ乾燥しやすい人もいるためどうしても一概に大丈夫とはいえません。
比較的Pixel 6 Proの方が安定していると言われており、自分もSpigenのフィルムを使っていますが安定している印象を受けます。
ただPixel 6に関してはまだこれだというものに巡り会えていません。今後この認定された製品が拡大していき、日本でも発売されていればだいぶ選びやすくなるように感じます。
まとめ。
今回はPixel 6シリーズに関する小ネタをまとめてみました。充電速度よりも指紋認証の方が深刻な問題に感じます。YouTubeのコメント欄でも反応が悪いとよく頂きます。
もちろんフィルムも重要ですが、その前にアップデートで少しでも安定させられるのであればそうして欲しいように感じます。