昨年Xperia 1IIのSIMフリーが発表された時その発売時期は10月30日とキャリアモデルと約4ヶ月差。今年で見ればXperia 1ⅢのキャリアモデルがXperia 1IIと比較しても遅かったこともあり早くて11月。
もしくは12月になるかと覚悟していましたが今回Xperia 1ⅢのSIMフリーが11月19日に発売されたので開封レビューをしたいと思います。
開封。
まずは簡単に開封をしたいと思います。化粧箱にかなり厚みがあり海外版のXperia 5Ⅲの化粧箱と厚みが一緒。これでコストカットしているのかもしれません。
ちなみにキャリアモデルの化粧箱と比較すると厚みが全然違います。
またワンセグ/フルセグに対応しているわけでもないので同梱品は説明書と本体くらいです。化粧箱の厚みが変わった意味とは。。
ただちょっとXperia 1ⅢのSIMフリーから変わったのが化粧箱含めてプラスチックを採用していないこと。環境に配慮したパッケージに移行しています。ちなみに12月15日発売予定のXperia PRO-Iも同様です。
本体のディスプレイに貼ってあったフィルムも廃止になり紙に変わっています。
剥がしやすいですけど、意外としっかりと貼られています。
また開封して最初にやるのがスクリーンプロテクターの装着。
Xperia 1ⅢのディスプレイはGorilla Glass Victusを採用しているため歴代のモデルと比較すれば傷がつきにくく割れにくくなっていますがそれでも傷がつかないわけではありません。
万が一フィルムなしで使っていて傷がついた時のショックは計り知れないので自分は必ずつけるようにしています。
今回もお馴染みのSpigenのフィルム。ガイド付きで不器用な自分にとっても貼るのがめちゃくちゃ楽。また中国版を購入した当初はタッチ感度の問題がありましたが後に修正されておりガラスフィルムでも問題なし。
個人的には2000円以下でディスプレイの傷がつくリスクを減らしてくれるのでフィルム装着がおすすめです。
デザインを確認。
今回購入したのはブラックです。キャリアモデルにもラインナップされているカラバリで新鮮味はありません。
本体上部。イヤホンジャック。
本体下部。USB-C。
本体右側面。音量ボタンに電源ボタン。そしてカメラキーにGoogle Assistant専用ボタン。
中国版はパープルを購入。その後Sonyさんからお借りした個体はブラックでやはりブラックは安定の良さ。docomo版の発売に合わせてブラックを予約していましたが初期在庫を逃したためグレーを購入。
結局ブラックを諦められずブラックを購入。SIMフリー版限定色としてグリーンがありますが実機を見た感じではかっこいいんですがブラックが欲しいという気持ちが勝ったのでブラックを購入。
手元にグローバルモデルがないため比較できませんが国内版SIMフリーはグローバルモデルよりロゴが少ない。グローバルモデルは認証情報に加えモデル番号もありますが国内版SIMフリーはXperiaとSonyにNFCのみ。
もちろん手持ちのdocomoモデルのようにキャリアロゴがないのでかなりすっきりとした印象。出来るだけケースをつけて使いたくない自分にとってはキャリアロゴがない方が嬉しいという感じです。
キャリアモデルとの違い。
ここでざっくりとキャリアモデルとの違いを確認したいと思います。
SIMフリー | キャリア | |
キャリアアプリ | × | ○ |
キャリアロゴ | × | ○ |
BRAVIA for Xperia | ○ | × |
ストレージ | 512GB | 256GB |
カラバリ | 4色 | 3色(キャリアによる) |
不満が多いキャリアアプリがないこともメリット。初期設定のタイミングでデータ移行をしてしまっているため具体的な個数は確認していませんが
Androidを搭載しているためGoogle関連の搭載しないといけないアプリ+αくらいで全部で20個くらい。
アプリはバグや不具合の原因にもなるので不要なものはない方がいい。なのでプリインストールは少ない方がいい。またSIMフリーは限定色としてフロストグリーンがラインナップされています。
ストレージが倍増でキャリアモデルで一番安いdocomoモデルより5000円高いだけ。ただ応募することで1万円のキャッシュバックがあるので動画撮影時点で見れば一括価格はSIMフリーが安い。
待望のXperia専用コンテンツサービス。
また動画撮影時点ではXperia 1ⅢのSIMフリー専用アプリとなっているBRAVIA CORE for Xperiaを搭載。BRAVIA CORE for Xperiaはソニーピクチャーズと連携して開発されたXperia専用のコンテンツサービスです。
執筆時点ではコンテンツがかなり多いという印象ではありません。ソニーピクチャーズの代表作を最低限抑えてる感じ。
なかなかアスペクト比21:9の対応コンテンツが増えないですがBRAVIA CORE for Xperiaで一部コンテンツは対応。アングリーバードは全画面表示にすると字幕がきれるので非対応です。ただ何より映画を心ゆくまで楽しみたい人にはおすすめのアプリかも。
SIMフリーのデメリット。
またキャリアモデルとの違いでもありSIMフリーのデメリットになってくる のがバンド関係です。
まずミリ波に非対応。そして大手3キャリアのバンドに幅広く対応していますがキャリアモデルと比較するとキャリアアグリゲーションが使えないので最大の通信速度は劣りますがこれはユーザーの考え方次第です。
SIMフリー | |
5G | n3/n28/n77/n78/n79 |
4G | 1/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/21/26/28/38/39/40/41/42 |
3G | 1/5/6/8/19 |
GSM | 850MHz / 900MHz / 1.8GHz / 1.9GHz |
個人的にはミリ波対応モデルを持っていても日常生活でミリ波の恩恵を受けることがない。またキャリアアグリゲーションがキャリアモデルの魅力ですが最大通信速度で通信できた試しがない。
通信速度に拘りたい人はキャリアモデルで自分みたく拘りがない人はSIMフリーの方が汎用性が高いです。またキャリアが提供している留守番電話サービス関係などは使えません。
SIMフリーのメリット。
次にメリットを確認したいと思います。
SIMフリー | キャリア | |
SIM | Dual | Single |
DSDS/DSDV | ○ | × |
3G | ○ | ×(キャリアによる) |
5G対応機種がかなり増えてきている中多くの5G対応機種はキャリアにもよりますが3G非対応となっています。もちろん契約しているプランにもよりますが3Gを使えるプランを契約しているユーザーにはメリットです。
よくahamoやpovoに変えて3G非対応になったことから圏外になることが増えたとされています。意外と3Gに切り替わることってあるので5G対応機種でありながら3G対応機種というのもメリットです。
そして最大の魅力がやはりDual SIMに対応していることです。ただ海外版と異なりSIMスロットは従来のハイブリット型です。
SDカードを愛用している人にとってはキャリアモデルと結局同じでSIMカードは一枚までしか使えませんが自分はSDカードを使わないのでSIMを2枚入れて運用予定です。
自分は仕事用をahamoで家族用がdocomo。docomoは5Gギガホプレミアなのでデータはdocomoを優先で使う感じになります。仕事用と家族用のSIMをそれぞれ1台ずつのスマホに入れていると正直管理というか確認が面倒。
なので一台にまとめた方が楽。また大手キャリアはもちろんMVNOのSIMを入れても基本APNが設定されているので余計な煩雑さもありません。
発熱。
全体的なスペックに関しては過去記事をご確認して頂けると幸いです。ただ気になったのが発熱。初期設定が完全に終了していないと同じ条件で中国版とSIMフリー版のベンチマークを比較してみました。
中国版に関してはXperia 1Ⅲが発売されたばかり。アップデートで何も改善されていない状態の時と比較するとアップデートで発熱がかなり抑制されていることを確認。またスコアもかなり安定しているように感じます。
キャリアモデルも43度くらいまであがる印象なので現時点で判断すればキャリアモデルよりも発熱しにくい印象です。ただ最適化が進んでいないので電池ががっつり減ります。
お気に入りのケース。
そしてSIMフリーを購入したらやりたかったのがalumaniaのバンパーケースをつけること。SIMフリーはブラックを買うと心に決めてケースはブラックを購入していたのでようやく色が揃っておしゃれ。
やはりXperia 1Ⅲの優れたデザインを活かすにはバンパーケースで出来るだけデザインを隠さないのがいい。
まとめ。
すでに海外版にキャリアモデルと使ってきているのでXperia 1Ⅲのメリット/デメリットは把握済み。なのでSIMフリーになって単純に満足度が上がるだけです。
ただもうちょっとキャリアモデルとのタイムラグをなくして欲しいところです。理想なのはキャリアモデルとタイムラグがないことですが、せめて2ヶ月くらいのタイムラグにするだけでもかなり印象が変わると思います。
気になる人はSony Storeをチェックしてみてください。