Xperia以外。イヤホンジャックが終わりを迎える日は近いかも

10月より国内でもPixel 6シリーズが発売。また11月7日までに購入したユーザーへの特典として最大1万6000円分のストアクレジットが貰えますが、先日より一部ユーザーに対して配布開始。

自分の手元にも2万2000円分が届いたので12月中旬より発売予定となっているPixel Standを購入しました。一方で早くも来年に登場するPixel 6aのレンダリング画像がリーク。

イヤホンジャックが一つの変化になっていますが今回Android Authorityがスマホからイヤホンジャックが廃止される時は近いと報告しているので簡単にまとめたいと思います。

廃止の流れ。

AppleがiPhone 7シリーズでイヤホンジャックを廃止。その理由としてイヤホンジャックがアナログ入力で統一性がないこと。また防水/防塵に対応させるために廃止されたと言われています。

Appleの狙いとしてワイヤレスイヤホンであるAirPodsの普及だったかもしれませんがその当時ワイヤレスイヤホン市場は今ほど成熟していない。ただAppleがイヤホンジャックを廃止したことで各メーカーもハイエンドモデルを中心に追従。

さらに合わせてワイヤレスイヤホンの開発にも力を入れており周辺アクセサリーとして発売しています。この流れはハイエンドだけに収まるかと思いきや、今回の情報によると、今後ミドルレンジやエントリーモデルにも波及する可能性があるとしています。

各メーカーに動きあり。

まだGoogleが正式発表したわけではありませんが、廉価モデルであるGoogle Pixel 6aではイヤホンジャックが廃止。少なくともリークしているレンダリング画像ではイヤホンジャックの存在を確認できません。

またSamsungにとって売れ筋であるGalaxy Aシリーズ。その中でも特に人気があるGalaxy A50シリーズの最新機種であるGalaxy A53では廃止。少なくともSamsungは今後の市場の反応を見つつより多くの機種でイヤホンジャックを廃止する可能性があります。

そうなると他のメーカーにも波及する可能性があり今後数年で一気に対象機種が限定されるかもしれません。

Xperiaは逆の動き。

ワイヤレスイヤホン市場の成長に合わせてSonyはXperia XZ2シリーズでイヤホンジャックを廃止。他のメーカーと違いワイヤレスにしろ有線にしろイヤホンにかなり力を入れている。

またXperiaでも高いレベルの音楽を楽しむことができるのが特徴の一つだったこともありユーザーから大きく反感。結局Xperia 1II以降復活。以前のように5極に対応しているわけではありませんが、ユーザーにとってはありがたい選択肢の一つになっています。

少なくとも一度廃止したものを復活させた。このことを考えるとSonyは当面Xperiaにイヤホンジャックを採用していくと思います。時代に逆行しているように感じますが、イヤホンジャックを搭載することで差別化に繋がるのは強みの一つにもなります。

有線イヤホンに未来はない。

イヤホンジャックの廃止に伴い一部メーカーはUSB-C変換アダプターを同梱していましたが正直普及したと言えません。変換アダプター。さらにユーザーの使っているイヤホンによっては音が聞こえないなど非常に分かりにくい事態に。

一方でワイヤレスイヤホンを世代を重ねるごとに着実に進化。当初よく言われたラグや電池持ち。そして接続の安定性は徐々に改善。また音質やノイキャンの改善なども。

今後ワイヤレスイヤホンはさらに進化する可能性がある一方で有線はこれ以上の進化に限界があるとしています。少なくとも各メーカーはよりユーザーによってメリットがあるワイヤレスイヤホンに力を入れる可能性も。

イヤホンジャックを廃止するメリット。

またメーカーにとってイヤホンジャックを廃止するメリットがあります。一つはイヤホンジャック部分の部品をカットできるので単純にコストカット。そして2つ目にイヤホンジャック部分がなくなること内部スペースをより有効活用できること。

分かりやすい例としてより大型バッテリーを搭載できるなど。ちなみにSamsungによるとイヤホンジャックを廃止するだけでバッテリー容量を100mAhは増やせるとしています。

そして3つ目が一部メーカーの話になりますがイヤホンを同梱する必要性がなくなりコストカット。むしろユーザーがワイヤレスイヤホンを購入するようになれば新たな収益源にもなります。

いつイヤホンジャックは完全になくなるのか?

同サイトによればイヤホンジャックが完全に廃止になるかどうかはワイヤレスイヤホンの成熟によるとしています。少なくとも本体価格が安いものでも十分な電池持ちと音質を提供できるようになった時に切り替わる可能性があるとしています。

1万円前後のものはかなり充実しているように感じますが、おそらくキーになるのは5000円以下のイヤホン。この価格帯の製品が底上げされた時に一気に切り替わる可能性があるとしています。

少なくともハイエンドユーザーにとってイヤホンジャックは拘りの一つ。今後ミドル以下が廃止になっていく時、一部メーカーは拘りとして残すのか。それともほとんどのメーカーでは廃止になるのかも気になる部分です。

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