発表時期が近づくにつれ例年以上にリーク情報が多く感じたXiaomi 12シリーズ。今回XiaomiがフラッグシップモデルであるXiaomi 12シリーズを正式発表したので簡単にまとめたいと思います。
デザインを確認。
デザインとして見るとXiaomi 12とXiaomi 12 Proは共通化されており、Edgeスタイルやパンチホールデザインの採用。カラバリに違いがあれどやはり大きな違いとしてはディスプレイサイズの違いに伴う本体サイズの違い。
Xiaomi 12 | Xiaomi 12 Pro | |
本体サイズ | 163.6×74.6×8.16mm | |
重さ | 180g | 205g |
カラバリ | 黒/ 藍/紫/原野緑 |
Xiaomi 12はiPhone 13より持ちやすさをアピールしたプロモーション。
確かに横幅69.9mmだと持ちやすい。一方でXiaomi 12 Proはディスプレイサイズから見てもその本体サイズは特段際立ったものがない印象です。横幅もそこそこあり重い方という印象。
ただ個人的にデザインで面白いと思うのが質感。レザーのような質感となっており、今まで採用している機種もありましたが、レギュラー色というよりは限定カラバリに採用されていた印象。
レギュラー色として採用されているのが興味深い。市場のトレンドとしてフラッグシップモデルは基本ガラス。そこにマット仕上げを採用するかどうかなので差別化に繋がっている印象も受けます。
ディスプレイスペックを確認。
次にディスプレイを確認していきたいと思います。
Xiaomi 12 | Xiaomi 12 Pro | |
ディスプレイサイズ | 6.28インチ | 6.73インチ |
表示解像度 | 2400×1080 | 3200×1440 |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz(可変式) |
最大輝度 | 1100nit | 1500nit |
すでにリークしていましたがDisplay Mateで史上初となる15個の分野でA+の評価を獲得。その品質は間違いないと思われますが、ただ実際に使ってみないとなんとも言えない部分でもあります。
また個人的にHDR10+に対応していることはもちろんDolby Visionに対応している部分が気になります。AppleのiPhoneをばちばちに意識しているディスプレイスペックのように感じます。
またXiaomi 12 ProはSamsung製のLTPOを技術を採用した可変式120Hz表示に対応。この採用されているディスプレイも第2世代となっておりより消費電力効率が改善されているとしています。
基礎スペックを確認。
次に基礎スペックを確認したいと思います。
Xiaomi 12 | Xiaomi 12 Pro | |
OS | Android 12(MIUI13) | |
SoC | Snapdragon 8 Gen 1 | |
RAM | 8/12GB | |
ROM | 128/256GB | |
SDカードスロット | × | |
バッテリー | 4500mAh | 4600mAh |
充電速度(有線) | 67W | 120W |
充電速度(ワイヤレス充電) | 50W | 50W |
リバースワイヤレス充電 | ◯(10W) | |
防水/防塵 | IP68 | |
イヤホンジャック | × | |
生体認証 | 顔/指紋(画面内) |
まず充電速度で差別化してきている印象。
発熱対策は相当強化している印象ですが、やはり肝心なのは発熱/放熱がどうなっているのか。個人的にはこれを試すだけで欲しいくらいです。結局どんなにスペックが優秀でも発熱が原因でユーザビリティが下がるのが2021年モデルという感じでした。
発熱対策は機種によって異なるため一概に評価することは難しいですが、かなり強化しているXiaomi 12 Proでも負荷をかけた時に内部温度が上がりやすいとなると2022年モデルも全体的に厳しめという感じになるのかもしれません。
またスピーカーに関してはDolby Atmosに対応。そしてHarman/Kardonと共同して開発したスピーカーを引き続き搭載しています。
またXiaomi 12 Proの方が本体サイズも大きいことから冷却システムもより強化。さらにスピーカー自体もXiaomi 12より強化されています。
カメラを確認。
そして最後にカメラを確認したいと思います。
Xiaomi 12 | Xiaomi 12 Pro | |
リアカメラ | 50MP+13MP+5MP | 50MP+50MP+50MP |
インカメラ | 32MP | 32MP |
Xiaomi 12 Proの特徴になるのが世界初のIMX707を搭載した機種に。Sony製かつセンサーサイズが1/1.28インチとかなり大型です。
一方でXiaomi 12のメインカメラセンサーはIMX766でセンサーサイズは1/1.56インチです。
本体価格を確認。
そして最後に中国市場における価格をまとめると以下のようになります。
Xiaomi 12 | Xiaomi 12 Pro | |
8GB/128GB | ¥3699 | ¥4699 |
8GB/256GB | ¥3999 | ¥4999 |
12GB/256GB | ¥4399 | ¥5399 |
執筆時点での為替で計算するとXiaomi 12は約6万7000円から。そしてXiaomi 12 Proは約8万5000円から購入可能という感じです。やはりXiaomiらしい価格設定ですよね。
これだけ今後登場するXiaomi 12 Ultraも極端な価格設定にはならないと期待することができます。現時点でグローバル展開の詳細は明らかになっていませんが日本国内でもフラッグシップモデルの展開に今年こそは期待したいところです。
(記事更新中)