Google初の独自SoCであるGoogle Tensorを搭載したことで2020年対比でパフォーマンスが大幅に改善。ハイエンド相当のパフォーマンスがありながらもPixel 6シリーズの価格は競合他社の機種より安め
ただ発売当初の出だしは順調でしたがAndroid12含めバグや不具合があまりにも多く躊躇するユーザーも多い。
また肝心のアップデートも新たに重大な不具合を引き起こすが判明して緊急停止していましたが日本時間の1月14日より順次配信開始。自分の手元の機種にも18日はようやく配信が来ました。
今回は当初の予定より約1ヶ月遅れとなった12月のアップデート後について簡単にまとめたいと思います。
アプリの改善。
12月のアップデートは80個近くのバグや不具合を修正することが明らかになっていますが全ての個体でこの80個近くのバグや不具合が発生しているわけではなく自分の手持ちでは深刻なものはなし。
あくまでも今回の記事は手持ちの個体での判断になるので予めご了承下さい。
YT Studioアプリ。
以前の記事でも触れさせて頂いていましたがPixel 6 Proを購入以降気になっていたことは大きく3つ。この気になっていたことがアップデートでどうなったのか確認したいと思います。
まず一つ目はアプリの挙動。自分がよく使うアプリの中で挙動が気になっていたのが2つあり一つはYouTuberは必ず使うYT Studioです。
Android12にアップデートしたPixel 5aなら問題なく動作していましたがPixel 6 Proで使おうとするとかなり不安定でコメントを表示するだけで間違いなくアプリが強制終了。
一度強制終了して不安定になるとその後はアプリを開くだけでもかなり不安定という感じでしたが途中でアプリがアップデートされたのか安定。また今回のアップデート後でも問題なく安定しています。
個人的にはYouTubeを管理しているYT Studioとブログを管理しているWordPressはかなり使うアプリなのでこの2つが安定的に動作しないだけでストレスです。ただWordPress含めて問題なく動作。
そして2つ目ですが購入当初からTwitterのカクツキがひどい。最初は120Hz表示が影響しているのかと思い60Hz表示にしても改善されなかったの諦めていました。
ただこれもアプリ側でアップテートが入ったのか本体のアップデートと関係ないタイミングで改善。その後は問題なく使えていたため気になりなくなりましたがアップデート後にまたカクツクようになりました。
ただGalaxy Z Fold 3でもメインディスプレイで使う場合かなりカクツキが発生しているのでこれはPixel 6 Proの問題というよりはTwitterのアプリ側に問題があるように感じます。
特に可変式の120Hz表示に対応している機種で使う場合最適化されにくいのか相性が悪い感じがします。Xperia 1Ⅲなどではカクツキを感じません。
アップデートで何がトリガーになったのか不明ですがTwitter側が頑張ってくれればいいだけと思っているので実際に使っている時に不快に違いはありませんがとりあえずこのまま様子見をしたいと思っています。
画像処理の際の画角。
そして2つ目としてポートレート撮影で撮影後の画像処理の際により広角に表示される現象。
実際に撮影した時の画角と保存される画像の画角が異なるためざっくり撮る時は問題ないですがちゃんと撮影したい時は画角が変更される分を考慮してより被写体に接写して撮影する必要性があったので不便。
ちなみに同じポートレートでもアスペクト比4:3で撮影する場合は問題なし。そのためバグの可能性が高いと思っていました。実際にアップデート後試したところ画像処理の際に画角が変更されることはない。
ただアップデート前で言えば画像処理後に広角になりますがアップデート後は最初からより広角の状態で表示される感じです。なので撮影画面を見ながら画角を決めますが実際保存される際はより広角になるという結果は変わっていません。
単純に画像処理中に画角が変わらないだけ。正直バグなのか仕様なのか余計に分からなくなりました。ただ多くのユーザーはアスペクト比4:3で撮影すると思います。
なので自分のように気になるユーザーはそこまでいないと思います。
今後比較レビューの時に画角を揃えにくいのが面倒なだけで普段はアスペクト比4:3で撮影しているので今までと変わらなかったと思っているだけです。
やはり大型センサーを搭載したことが影響しているのが原因は不明ですが今後どうなるのかは気になります。
指紋認証。
そして3つ目としては指紋認証です。指紋認証に深刻な不具合が発生していたため日米限定でGoogleは昨年の11月に修正用アップデートを配信。その他の地域は今回配信された12月のアップデートで修正という流れ。
11月に配信されたアップデートでは改善されたという声はあまり聞かなかったですが今回のアップデートでは指紋認証が速くなったとか反応が良くなったという声をよく聞くので改善されたと感じるユーザーが多いと思います。
ただ自分の手持ちで見た場合はアップデート後に特段変化を感じないです。手持ちの個体が当たり個体だったのか現在使用しているSpigenのTPUフィルムとの相性が良かったの不明。
最初フィルムを装着する時はめちゃくちゃ苦戦しましたが指紋認証自体は最初からストレスなく使えていました。
Galaxy S21 Ultraなど超音波式指紋センサーを搭載した機種と比較すれば認証はたしかに遅いですが多少濡れた手でも雑にやっても認証が出来ていたので最初からあまり不満がなくアップデート後も変化なし。
すでに妻に渡したPixel 6もSpigenのガラスフィルムを使っていますが特段変わった印象を受けません。なので自分の手持ちのPixel 6とPixel 6 Proは最初から指紋認証が安定していただと思います。
アップデート後も変化を全く感じることが出来なかったのでちょっと拍子抜けでした。
Pixel Standと充電速度。
そしてPixel StandですがGoogle Pixel 6シリーズを最新の状態にすることで最速で充電できるようになることが判明していましたがアップデート後にどうなったのか。今回ぱぱのひとりごとさんにTwitterで教えて頂きました。
12月のアプデが来なかったPixel6Proは1月のアプデ後、PixelStand第2世代の満充電までにかかるトータル時間が早くなりました!( )はアプデ前
30分→39%(31%)
60分→50%(54%)
90分→77%(64%)
120分→90%(82%)
148分→100%(95%)
(アプデ前は180分ちょうどで100%)— ぱぱのひとりごと (@papa_hitorigoto) January 19, 2022
50%以下だとそこまで差がありませんがフル充電でみると大幅に改善していることを確認できます。ぱぱのひとりごとさんは毎回素敵かつ有益な動画を公開されているのでぜひYouTubeをチェックしてみてください。
まとめ。
もともとアップデート前から自分の手持ちの個体はかなりストレスになるような不具合がなかったため散々待たされたアップデートでも大きく変わった印象はない。
ただアップデートして改善したという声が多いので全体的にみれはPixel 6とPixel 6 Proは今回のアップデートでかなり安定した可能性。また今後のアップデートでPixel 6 Proは顔認証に対応する可能性があるので自分はこっちの方が気になります。