デザインが刷新されたAndroid12。さらにGoogle Tensorを搭載したことも影響したのか発売以降Google Pixel 6シリーズはバグや不具合に相当悩まされましたが、遅れていた12月のアップデートが1月中旬より配信。
また2月のアップデートからは従来のタイミングに戻ると予測されています。今回9To5Googleによるとalphabetが2021年第4四半期の決算を発表し、Pixelの売り上げが好調であることを明らかにしたので簡単にまとめたいと思います。
業績は好調。
事前情報においてGoogleはPixel 6シリーズの強い需要に対応するため発売直後にサプライヤーに対して増産を指示したとされています。2020年が通期で350万台程度の売上だったとされている中、Pixel 6シリーズだけで700万台分の生産を指示。
また日米限定とはいえPixel 5a 5Gの売上も好調とされており、Googleは初めて年間の販売台数が1000万台を突破する可能性があると予測されていました。そして今回Googleの親会社であるalphabetが2021年第4四半期(10~12月)の決算を発表。
2020年第4四半期 | 2021年第4四半期 | |
売上 | $569億 | $753.2億 |
純利益 | $189.4億 | $206.4億 |
売上としては前年対比で32%も増加。2020年はコロナの影響で広告費が減少したとも言われていたのでようやく広告主の活動が活発になってきた証なのかもしれません。
2020年第4四半期 | 2021年第4四半期 | |
YouTube事業 | $68.9億 | $86.3億 |
クラウド事業 | $38.3億 | $55.4億 |
その他 | $66.7億 | $81.6億 |
一部カテゴリーを確認するとしっかりと成長していることを確認。そしてGoogle Pixel 6シリーズなどハード製品が含まれる「その他」のカテゴリーにおいても売上がしっかりと拡大していることを確認できます。
過去最高クラスの売上。
ただ「その他」のカテゴリーにはPixelやNestなどのハードウェア。さらにGoogle Play Storeでの売上など、Google Pixelシリーズ単体でどの程度の成長をしているのか詳細を確認することができません。
ただGoogleのCEOが今回の決算に対して以下のようにコメントしていることが判明。
「私たちのAIテクノロジーへの深い投資は、私たちの最も重要な製品全体で、人々と企業に並外れて有益な体験をもたらし続けています。第4四半期には、広告ビジネスの継続的な力強い成長が見られました。これにより、何百万もの企業が繁栄し、新しい顧客を見つけることができました。供給の制約にもかかわらず、Pixelスマートフォンの四半期売上高は記録され、クラウドビジネスは引き続き力強く成長しています。」
供給に制限がある中Google Pixelシリーズの売上がかなり好調であったことに言及しています。ちなみに過去の決算を見ると調子が悪い場合言及しないです。例えばPixel 3aシリーズが好調の時はPixel 3aシリーズのみに言及。
発売されて最初の四半期だったPixel 4シリーズは販売不調だったのか一切言及しないという感じです。Pixel 6シリーズでかなりいい流れを作ることができたので、今後もこの勢いを継続して欲しいところです。