正式発表後の予約状況や発売後の在庫状況。さらにGoogle Storeにおける納入期間などからもGoogle Pixel 6シリーズは十分な在庫を確保できておらず、半導体不足の影響もあるとはいえ好調な売れ行きだとの予測。
さらに先日にGoogleの親会社であるalphabetが2021年第4四半期の決算を正式発表しており、具体的な販売台数は明らかにしていませんが四半期ベースで最高の売り上げを記録したことを明らかにしています。
今回9To5GoogleによるとGoogle Pixel 6シリーズの売れ行きは前年対比で中程度である可能性があると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
「中程度」の売り上げの可能性。
今回の情報によると、市場調査会社である CounterPoint Researchの統計データをもとにTechAltarがGoogle Pixel 6シリーズの売上がある程度判明したとしています。
前年度対比の成長率 | |
2021年度第4四半期 | 7% |
2021年12月(単月) | 14% |
今回のデータだけを見ると緩やかに成長していることを確認できます。また2021年第3四半期と比較した場合2021年第4四半期は60%以上売上が拡大しているとしていますが、2021年第3四半期は日米限定でGoogle Pixel 5a 5Gしか発売していないことを考えると売上が伸びるのは妥当な流れ。
Googleが四半期ベースで過去最高売上としていたことからも今回の数字を見るとちょっと拍子抜けのようにも感じてしまいます。
別のレポートを参考にすると。
一方でCounterpointが明らかにした2021年第4四半期/アメリカ市場におけるレポートにおいてGoogle Pixel 6シリーズについて以下のように言及しています。
Google grew its sales 56% YoY with the launch of its redesigned Pixel 6 and Pixel 6 Pro, featuring Google’s own silicon.
このレポートにおいて売上高を前年対比で56%増加させたことを明らかにしています。少なくともグローバル市場で見るとPixel 6シリーズによる成長は中程度ですが、アメリカ市場で見ると大幅に成長していることになります。
ちなみにGoogleはアメリカ市場でこれだけ成長しても市場シェアは1%とまだまだです。少なくとも売上自体は改善していますが、そこまでインパクトのある数字ではないことを確認できます。
Googleは何よりPixel 6シリーズの在庫状況を安定させることが急務であり今後まだ売上がしっかり伸びるのか気になるところです。