Pixel 6シリーズが昨年の10月下旬に発売してから1ヶ月もしないうちにPixel 6aのデザインが判明。また先日には正式発表まで半年以上ある中Pixel 7シリーズのデザインがリークするど全ての流れが早い。
事前情報では今年の5月に発売される可能性があるPixel 6aとPixel Watchですが今回Android PoliceによるとPixel 6aとPixel Watchが小売店のデータベースにおいて確認されたとしているのでまとめたいと思います。
Pixel 6aの存在を確認。
Pixel 5aの時は有名なリーカーの発売時期に関するTweetに対してGoogleが反応する異例の事態。
発売がキャンセルされたとの情報に対して半導体不足の影響で日米限定での発売になることを正式発表前に明らかに。また記事執筆時点でも発売地域は拡大せず日米限定のまま終わりそうです。
ただ一方でPixel 6aに関しては前モデルより早く5月に一部市場で発売されると予測されています。そして今回の情報によるとアメリカのキャリアの在庫管理システムにおいてPixel 6aのコードネームが表示されていることが判明したとしています。
またストレージが128GBであることも判明。廉価モデルであることを考えればおそらくストレージオプションはない可能性が高いと思われます。さらに個人的になんか懐かしく感じてしまうのがPixel 6aでは3色展開とカラバリがあること。
基本 | 地域限定 | |
Pixel 4a | ブラック | ブルー |
Pixel 4a 5G | ブラック | ホワイト |
Pixel 5a 5G | グリーン | – |
発表時点でカラバリがあるのは初代のPixel 3aシリーズ以来となり懐かしく感じます。今回の情報だとPixel 6aはブラック/ホワイト/グリーンの3色展開。
Pixel 6のようなベースの色に複数の色を組み合わせになるのか。それとも単色になるのか不明。
Pixel 5aのグリーン1色にマット仕上げも良かったですがGoogleらしい色合いではありません。廉価モデルなのでコストカットのためにバックパネルはガラスではなくプラスチックの可能性。
Pixel 6のように光沢感のある質感にプラスチックだと下手をすると安っぽい質感になります。ただ一方でマット仕上げだとしたらPixel 6よりPixel 6aの方が際立ったデザインになるかもしれません。
Pixel Watchの存在が確認。
また5月下旬に発売されると予測されているGoogle初のスマートウォッチであるPixel Watch。そのコードネームであるrohanがPixel 6aと同様に米キャリアの在庫管理データベースから発見。
具体的なスペックなどは不明ですが一部情報によると大きな特徴の一つがGoogle Assistant。Pixelが対応しているものと同じようにオフラインで処理が可能でシームレスな会話が可能。
そのため搭載するSoCは処理性能が求められるためハイエンド向けになると予測されておりSoCはExynosである可能性。ただGalaxy Watch 4が搭載しているものかまでは不明。
一部情報でPixel Watchの発売が2022年に流れたのは半導体不足の影響ともされています。
Samsungが自社製品であるExynosにSnapdragon 8 Gen 1の生産に苦労していることを考えるとGoogle Tensorが精一杯な感じでPixel Watch用までは手が回らなかったのかもしれません。
今回の情報によるとストレージは32GB 。ストレージオプションがあるかは現時点で不明。ただ他のスマートウォッチを考えればおそらくない。
ちなみに32GBと考えると大したことがないかもしれませんがライバル機種になるGalaxy Watch 4は半分の16GBでApple Watchと同じ容量になります。なので現時点ではスマートウォッチの中で最大クラスのストレージを搭載している可能性。
またこのキャリアがApple WatchでいうGPSモデルの扱いがないためPixel Watchもセルラーモデルが存在する可能性。別途GPSモデルも存在するのかは現時点で不明。
またカラバリに関してはブラック/グレー/ゴールドの3色。歴代Pixelのアクセサリーを見る限り全ての市場で全色発売されることは考えにくいのでアメリカでは全色の発売となるかもしれません。
Googleに今までゴールドというイメージがないので実際にどんな感じになるのかすごく気になります。またPixel 6aもそうですが今回の情報では価格が不明です。
ちなみにPixel WatchはFitbitより高くApple Watch程度になるとの情報もあるので一つの目安が4万円前後という感じです。特徴が分からない以上コスパは判断できませんが少なくとも安くはないと思います。
5月よりも登場が早い?
今回の情報では残念なことにその発売日なども不明。ただデータベースに登場したことを考えればそこまで遠くない未来に発売される可能性。一部情報では5月の発売とされていますがこの感じだともっと早く発表/発売されるのではないかとかなり期待したくなります。
ちなみにGoogleは3月中にはAndroid12Lの本配信。さらに3月下旬にはAndroid13のパブリックβ版の配信が開始するとも言われており3月はGoogleにとっても何かとキーのタイミングになりそう。
この感じだと3月下旬頃に正式発表して4月には一部市場では発売して欲しいと思ってしまいます。一方でPixel 6aで個人的に不安なのは発熱と電池持ち。事前情報通りであればGoogle Tensorを搭載。
ハイエンド相当のパフォーマンスを誇るため廉価モデルで搭載するとなればかなり強い。
またPixel 6が対応した消しゴムマジックや文字起こし機能などGoogle TensorのAIを駆使した新機能にも同様に対応できる可能性があり他の機種に対して差別化できると思います。
おそらく強力なライバルになるのがiPhone SE 5Gで一部噂では$300程度になるとも言われています。
iPhone XRがベースになるとの話もあればiPhone 8がベースのデザインになるとも言われており大方の予測ではiPhone 8がベース。つまり現行のiPhone SEから大きなデザイン変更はない。
その価格にインパクトはかなりありますが現行モデルと同様に発熱と電池持ちがネックになる可能性。ミドルレンジ扱いとしてはiPhone SEの電池持ちはかなり悪い。ここが差別化要因になると思います。
Pixel 5aでは驚異的な電池持ちを実現しましたがPixel 6aでは燃費があまり良くないGoogle Tensorをどう上手く制御してくるか。これでPixel 6以上に電池持ちと発熱を安定させることが出来ればiPhone SE 5Gに対しても十分張り合える存在になると思います。
またAppleが現時点でいつ発売するか不明ですがあとは出来るだけタイムラグをなくして欲しい。そうすればかなり競争力が上がりPixel 6の時以上に注目を集めるかもしれません。
Pixel 6aでどう攻めるか。
Pixel 6シリーズは発売当初9カ国となっていましたが記事執筆時点では12カ国に拡大しています。供給が完全に安定しているというわけではありませんが発売地域を拡大する余力はある感じに。
またGoogleが一番意識しているとされているインドですがそのデータベース上から早くもPixel 7シリーズが認証されていることが判明。Pixel 6aが間に合うのかどうか定かではない。
けどGoogleは今後発売地域を拡大していくことに対して積極的だと思われます。販売不調にその電池持ちの悪さから開発チームの幹部2人が失望し辞めたとされているPixel 4シリーズ。
2019年のPixelの売り上げを支えたのが初の廉価モデルであったPixel 3aだとされています。
結局それ以降はコロナの影響で発売はしているけど積極的に展開を出来ていない感じなので今年登場するPixel 6aはGoogleがどれだけ攻めてくるのか今から非常に楽しみです。
3月中にPixel NotePadと合わせて正式発表してくれないかと淡い期待をしつつ待ちたいと思います。