韓国やアメリカにおいて過去最高の予約件数を獲得したGalaxy S22シリーズですが、3月10日頃からさらに販売地域を拡大予定。SamsungとしてはGalaxy Sシリーズの販売不調という流れをGalaxy S22シリーズで変えたいところ。
ただ周知のところロシアやウクライナが戦争中。アメリカ企業であるGoogleやAppleなどはいち早く立場を明らかにしていますが、今回SamMobileによるとSamsungはいまだ立場を明らかにしていないと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
ウクライナ側が要請。
少なくともアメリカはロシアに対して経済制裁を行っているためアメリカ企業であるGoogleは広告の停止やYouTubeの収益の没収。またGoogle Payの停止。またAppleに関しては自社製品の停止。さらにApple Payも停止しています。
またMicrosoftもロシアでの販売停止やサービス停止を行なっています。各企業の対応が気になるところですが、今回の情報によるとウクライナのデジタル変革大臣であるミハイロ・フョードロフ氏がSamsungに対してロシアとの取引をやめるように呼びかけたとされています。
@Samsung, I urge you to take a step towards world peace! As long as Russian tanks and missiles bomb kindergartens and hospitals in Ukraine, your cool equipment cannot be used by Russians! pic.twitter.com/xjOInduclD
— Mykhailo Fedorov (@FedorovMykhailo) March 4, 2022
もちろん法的拘束力があるわけではありません。
Samsungの対応。
ウクライナ政府がSamsungに対して呼びかけをしてからしばらくの間沈黙。ただ今回以下のように返答したことが明らかになりました。
私たちの考えは影響を受けたすべての人にあり、私たちの優先事項はすべての従業員とその家族の安全を確保することです。私たちは、難民への援助を含め、地域全体の人道的取り組みを積極的に支援する予定です。この目的のために、私たちは600万ドルを寄付しています。
これには、100万ドルの家電製品と、従業員からの自発的な寄付が含まれます。
現在の地政学的な進展により、ロシアへの出荷は停止されています。この複雑な状況を引き続き積極的に監視して、次のステップを決定します
今回の声明をみる限りだと製品の販売を停止したというよりは輸送が出来なくなったという感じで、その立場をはっきりさせているような感じではないです。
政治が絡んでくるので単純な問題ではないですが、Samsungが今後どのような対応をとるのか気になります。