Pixel 6の売上が順調。Google Tensorが市場で確かな存在感を発揮

2021年の10月に発売されたGoogle Pixel 6シリーズ。Googleが2021年第4四半期の決算において四半期では過去最高の売り上げを記録していることを明らかに。ただこれはアメリカ市場での売り上げについてであって、グローバル市場で見ると僅かに売り上げが改善している程度であることが明らかになっています。

また先日に市場調査会社がSoCのメーカー別シェアを公開。特にアメリカ市場ではMediaTekとQualcommが接戦を繰り広げていることが判明。そして今回9To5GoogleによるとGoogle Tensorは市場シェアでその存在をより強めていると報告しているので簡単にまとめたいと思います。

価格帯によってはっきり。

今回市場調査会社であるCounterpoint ResearchがSoCのメーカー別シェアを公開。非常に分かりやすくなっており、スマホの価格帯が高くなればなるほどQualcommのシェアが高い。そして価格が安くなればなるほどMediaTekのシェアが高いということになります。

今回のデータはグローバル市場全体ですが、例えばインドなどミドルレンジ以下が圧倒的に売れる市場ではMediaTekの方がシェアが高い。一方でハイエンドもしっかり売れるアメリカではそのシェアが均衡する感じになりそうです。

ちなみに注意点としては今回のデータにAppleのAチップは含まれていないためあくまでもAndroidの話になります。また新たにSoCが製造できなくなっているHiSiliconに関しても依然として高い供給数があるのが驚きです。

まだシェアは僅か。

また現時点では搭載機種がGoogle Pixel 6シリーズの2機種とかなり限定されていますが、今回のデータを確認すると5万円以上の価格帯においてシェアは1~2%程度。数字で見ればかなり僅かですが、搭載機種がかなり限定されていることを考えるとかなり強め。

それだけPixel 6シリーズも売れていることになります。また今回のデータはあくまでもGoogle Pixel 6シリーズが発売して約2ヶ月分のみとなっており、年明け以降には販売地域も拡大していることから、シェアはより拡大している可能性があります。

Samsungは少なくとも2021年で見ればExynosのシェアを大きく落としている状態。一方で今後Google TensorはPixel 6aに搭載。また2世代目がPixel 7シリーズなどに搭載すると予測されており、Pixelの搭載機種が増加すればシェアは順調に拡大し、共同開発しているSamsungにとってExynosの売上減少の補填分くらいになる日がくるのかもしれません。

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