少なくともロシアのウクライナ侵攻に対して西欧諸国は経済制裁を行なっておりアメリカ企業であるAppleやGoogleは自社製品の販売やサービスの停止を行なっています。
また先日にGoogleはロシアのスマホメーカーに対してAndroidのライセンス許可を取り消したとされており結果としてはHUAWEIと同じ流れになっています。
今回GizChinaによるとロシアメーカーはAndroidの代わりにHarmonyOSを搭載する可能性があると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
HUAWEIは認めていない?
ロシアのスマホメーカーであるBQは先日の情報からもAndroidのライセンス許可が取り消し。Android自体はオープンソースのため使用することが可能ですが、Google Play Storeを始めとしたGMSが今後使えなくなります。
そして今回の情報によるとBQはHUAWEIの独自OSであるHarmonyOSをテストしている可能性があるとしており、また下半期にはHarmonyOSを搭載した機種が発売される可能性があるとしています。
一方で直近のレポートによるとHUAWEIはHarmonyOSに対して以下のようにコメントしています。
HarmonyOSはリリース以来、多くの消費者に愛されてきました。2021年の終わりまでに、2億2,000万台のHuaweiデバイスにHarmonyOSが搭載されました。HarmonyOSに対する皆様のご関心とご期待に心より感謝申し上げます。ただし、現時点では、HarmonyOSを使用して海外で電話を発売する予定はありません。
このことからもHaromoyOSを採用した機種をBQがテストしていることがフェイクのように感じます。
アメリカとの関係がより悪化しなければいいけど。
ただ同サイトによればこのHUAWEIのコメントはあくまでも自社製品に対するスタンスである可能性があるとしています。確かにグローバルモデルに関してはいまだにEMUIを搭載しておりHarmonyOSは搭載していません。
とれなればBQが自社製品に対してHarmonyOSをテストしているかどうかは別の話になります。個人的にHUAWEIはエンティティリストに追加されてから苦境に立たされていますがHUAWEI P30シリーズまではGMSを標準搭載しており非常にいい機種だったと思います。
高い技術力があるからこそ現状が残念でならないですが、何より仮にBQに対してHarmonyOSを提供することで、アメリカからさらに厳しい目で見られないかの方が気になります。
ほかの国のメーカーを助けるのではなく少しでも自身が復活できることに注力して欲しいように感じます。