2021年において折畳式機種の市場シェアは前年対比で309%と驚異的な成長を見せており累計の出荷台数は900万台程度。2022年においては2000万台近くまで出荷されると予測されており、最も人気があるGalaxy Zシリーズだけでも1000万台を超えると予測されています。
順調に市場シェアが拡大している中今後トレンドになるかはAppleの動きも重要になってきます。今回Phone Arenaによると折畳式を採用したiPhoneが登場するのはだいぶ先の話と報告しているので簡単にまとめたいと思います。
サプライヤーはLGに。
フレキシブル有機ELディスプレイの世界トップシェアを誇るのがSamsung。Galaxy Z Fold 2以降UTGを採用したことで、より折り目が目立ちにくく、また触った時の質感もガラスに近く、何より耐久性が徐々に改善している。
また消費電力効率の改善にも力を入れており品質も出荷量も文句なしという感じ。ただその高さがネックになるとよく言われています。Appleで見てもiPhone 13 ProシリーズはSamsung製のディスプレイを採用。
ただ無印シリーズはコストカットのためにLG製。もしくはBOE製を採用しています。そして今回の情報によるとAppleはLGと共同してフレキシブルディスプレイを開発している可能性があるとしています。
また今回韓国の情報から以下のように。
「ポリイミドの代わりにカバーウィンドウとして極薄ガラスを使用したタブレットやノートブック」用に設計された折りたたみ式OLEDパネルを開発していることです。
iPhoneの優先度は低い。
事前情報からもAppleやiPadとMacBookを融合させた20インチ程度の折畳式機種を開発しているとされています。Apple関連の情報に精通しているMing Chi-Kuo氏もAppleは「中」サイズの折畳式機種に期待しているとしています。
なので今後折畳式を採用したiPad。そしてその次にMacBook。最後にiPhoneが出てくる可能性があるとしています。何よりAppleが折畳式機種を発表するのは早くても2025年としており、優先度が低いiPhoneの折畳式が出てくるのは2027年以降になるかもしれないとしています。
逆に言えば、その時に折畳式機種のニーズが低くなっていればiPhoneから登場することがない可能性もあります。Appleは現在8~9インチのディスプレイを搭載した機種を積極的に開発しているとしています。
今後どのような判断をするのか気になります。