先日には昨年よりも早くAndroid13のパブリックβ版が公開されていますが、その中で顔認証に関する項目が新たに発見。事前情報からもGoogleはPixel 6 Proに対してFeature Dropで顔認証を追加する可能性があると予測されています。
今回9To5GoogleがPixel 6と顔認証に対応できずPixel 6 Proのみが対応できる理由について言及しているのでまとめたいと思います。
インカメラの違い。
同サイトによるとまもなく追加される顔認証についてPixel 6 Proのみしか対応しない理由の一つとしてインカメラの違いとハード的な違いが要因である可能性があるとしています。
Pixel 6 | Pixel 6 Pro | |
画素数 | 8MP | 11MP |
視野角 | 84度 | 94度 |
開口部 | F2.0 | F2.2 |
センサー | IMX355 | IMX663 |
Pixel 6 ProのインカメラセンサーはIMX663となっており大きな違いとしてDPAFに対応しているかどうかだとしており、IMX355は非対応としています。この差が顔認証対応の差に繋がっている可能性があるとしています。
DPAFの重要性。
GoogleはPixel 2シリーズがDPAFを採用しており、カメラセンサー1つでポートレートモードの撮影を可能にしています。
携帯電話の背面カメラの(小さな)レンズを2つに分割することを想像すると、レンズの左側から見た世界観と右側から見た世界観はわずかに異なります。これらの2つの視点の間隔は1mm未満(おおよそレンズの直径)ですが、ステレオを計算して深度マップを作成するには十分に異なります。
Pixel 3シリーズでは機械学習を取り入れることで画質の改善。そしてPixel 4シリーズではデュアルレンズにDPAFを採用することでさらに画質の改善をしています。
長年開発を継続してきたDPAFによって生成された深度マップは顔の輪郭をキャプチャするのに役立つとしており、さらにGoogleがARCoreとの連携により、一つのRGBカメラのみを必要とするモーションからの深度アルゴリズムの搭載。
またGoogle Tensorの搭載と全てが揃うことでGoogleが求める顔認証がPixel 6 Proのみで実現できる可能性があるとしています。実際にPixel 6 Pro自体が対応するかは不明ですが仮に対応するとしてもPixel 6 Proのみの対応になりそうです。