一部情報によればSamsungは歩留まり率の悪さ。そして虚偽データ申告によりQualcommはSnapdragon 8 Gen 1のサプライヤーとしての契約が終了。さらに今後のSnapdragon 8 Gen 1+やSnapdragon 8 Gen 2のサプライヤーには選定されることはないとされています。
ただ一方でAppleのM1チップに大きく貢献されたとされておりM2チップに関してもSamsungはサプライヤーになれるように注力しているとされています。今回SamMobileによるとSamsungは莫大な発注をすでに獲得していることが判明したと報告しているので簡単にまとめたいと思います。
今後5年かけて。
あまり評判が良くないSamsungですが世界でもトップクラスのシェアを誇る半導体部門は絶好調。今やSamsungグループの中でも稼ぎ頭になっています。今回の情報によるとSamsungは今後5年以内において$1580億相当の受注を獲得していることが判明したとしています。
また現時点では歩留まり率が10%程度しかないとかなり深刻な3nmプロセスルールのSoCに関しても今後安定して製造ができるようになれば受注数はさらに増加する可能性があるとしています。ちなみにSamsungの2022年第1四半期のビジネス電話会議で、ファウンドリ部門のVPであるMoon-soo Kangが今後5年間の注文をすでに持っていることを明らかにしたとしています。
ちなみにこの受注金額は昨年のSamsungの半導体部門の売り上げの8倍に相当するとしており、Samsungにとっても莫大な売り上げになると思われます。ただ何より半導体の歩留まり率の改善がキーになってくると思います。
またSamsungのモバイル部門も今後半導体部門と手を組んで独自SoCを開発するとされていますが今回の受注の中に入っているのか非常に気になるところです。