Googleは先日よりAndroid13のパブリックβ版の配信を開始。一部新機能はすでに明らかになっており、Android12Lとはまた別に折り畳み式機種など大型ディスプレイを搭載した機種がより快適に使える機能も組み込まれていることが判明。
少なくともAndroid12は10月と遅めでしたがAndroid13はこのまま問題なければ8月頃に配信が開始すると予測されています。今回Android AuthorityによるとHUAWEIが開発した技術がAndroid13で採用される可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
EROFSを採用する可能性。
自分はこの手のことに疎いですが今回の情報によるとGoogleはAndroid13においてHUAWEIによって開発されたファイルシステムを採用する可能性があるとしています。
Android13には拡張読み取り専用ファイルシステムであるEROFSが採用されるとのこと。このEROFEはXiangGao氏がHUAWEIでエンジニアとして働いていた時に開発されたファイルシステムだとしています。
EROFSのメリットとしては既存のファイルシステムと比較してより省スペースに圧縮して保存することが可能で読み出し速度が速いとしています。そのためストレージの節約になるとしています。
システムパーティションは通常読み取り専用であるため、圧縮することは、システムの更新が実行されたときにのみ変更されるファイルのスペースを節約するための魅力的なオプションです。残念ながら、ほとんどの圧縮システムには重大なパフォーマンスの影響があり、EROFSが特に対処する制限があります。
今回の情報によると全ての端末に自動的にEROFSが適用されるわけではなく、あくまでもAndroid13で動作している端末。そしてGoogleのサービスが組み込まれている端末のみだとしています。
規制強化前HUAWEIとGoogleはがっつり手を組んでAndroidの新機能を開発していましたが規制強化からHUAWEIとの共同開発が困難に。いまやHUAWEIの機種はGMSを利用することが不可能です。
この状況の中HUAWEIの機種の多くで採用されているファイルシステムをGoogleが採用することで物議を醸すと評価されるのはある意味仕方ないのかもしれません。