中国市場においてHuaweiの復活もあり苦戦を強いらているAppleですがハイエンドカテゴリーでみるとグローバル市場では圧倒的な強さを見せている。他社は基本ミドルレンジやエントリーモデルで売上台数を稼いでシェアを拡大してハイエンドで利益を確保する流れ。
一方でAppleの場合ラインナップのほとんどがハイエンドで満遍なく売れるからこそ強い。今回Phone Arenaによると2023年においてiPhone 14 Pro Maxが最も売れた機種であることが判明したと報告しているのでまとめたいと思います。
Appleが上位を独占。
今回の情報によると市場調査会社であるCanalysが2023年グローバル市場における機種別出荷台数ランキングトップ10を公開したことが判明したとしています。上記の画像からも一位がiPhone 14 Pro Maxであることを確認できます。
次に発売してから僅か3ヶ月分程度のデータしかないとはいえiPhone 15 Pro Maxが2位にランクイン。トップ10のうち7つのiPhoneがランクインしているなど機種別でみるとやはり圧倒的な強さを誇ります。
ちなみに近年売り上げが好調とされているGalaxy SシリーズですがGalaxy S23シリーズの累計販売台数はiPhone 15 Pro Maxの3ヶ月分の売り上げに劣るともされています。
現にiPhone以外でランクインしているのはGalaxyの廉価モデルのみという感じで、ハイエンド部門では圧倒的にAppleが強い。
安いから売れるわけでもない。
Appleは基本他社のようにエントリーモデルやミドルレンジモデルを用意するのではなく型落ちになったタイミングで一部機種の価格改定を行うことで併売する戦略をとっています。
なので今回のランキングにおいてもiPhone 13がランクインしている状態に。一方でApple唯一の廉価モデルであるiPhone SEはトップ10にランクインしていない。このことを考えると必ずしも安ければ売れるというわけではないことになります。
Appleとしては収益源をiPhoneから移したいみたいですがiPhoneがしっかり売れるからこそVision Proのようなプロダクトの研究開発もしっかりできるのかもしれません。