Exynos2300に関しては不十分なパフォーマンスからもSamsungのモバイル部門は採用をキャンセルしたと言われていますが、一方でExynos2400に関してはモバイル部門がそのパフォーマンスを認めたことからもGalaxy S24シリーズで採用。
ただ従来と異なる部分としてはGalaxy S24 Ultraのみ発売地域関係なく共通してSnapdragon 8 Gen 3を搭載していること。Galaxy S24とGalaxy S24+は発売地域によってExynos2400を採用している感じです。
今回Tarun Vats氏がGalaxy S24のExynos2400のパフォーマンスに言及しているので簡単にまとめたいと思います。
パフォーマンス不足?
発売前の先行レビューアーによるExynos2400のパフォーマンステストの結果においてSnapdragon 8 Gen 3には劣るとも迫る勢いがあるとかなり高評価だった印象ですが今回同氏が以下のようにポストしていることが判明しました。
Exynos 2400 S24: Reality Bites (thread)
⚠️**Heads up, Galaxy fans!**⚠️
Same tests, different results: Snapdragon S24 crushes Exynos 2400 in battery, heat & efficiency
Exynos struggles:
• Dies before Snapdragon (17% battery left!)
• Runs 4-5°C hotter
• Camera quits during… pic.twitter.com/MXJxzCQhUZ— Tarun Vats (@tarunvats33) February 14, 2024
同じ条件でExynos2400搭載モデルとSnapdragon 8 Gen 3搭載モデルでの比較テストの結果を共有しています。
Exynos2400のパフォーマンス |
Snapdragon 8 Gen 3より電池持ちが17%悪い |
負荷をかけた場合4~5度は温度が高い |
4Kビデオを撮影中に強制終了になる |
Google Meetを5Gで行うとフリーズする |
今回のテスト結果をみる限りSnapdragon 8 Gen 3対比でExynos2400は消費電力が多い可能性。その結果発熱もしやすく電池持ちも悪いという流れになっているのかもしれません。
あくまでも今回のテスト結果をみる限りでExynos2400は長時間負荷をかけることにあまり向いていない印象です。
日本はあまり関係ない話。
今回の結果を見ると同じ機種であるならExynos2400よりSnapdragon 8 Gen 3搭載モデルの方がいいと思う人が多いかもしれませんが歴代Galaxy Sシリーズの国内における展開を見ればほぼ関係ない話かなという印象です。
アジア圏で見ると中国や日本で発売されるGalaxy SシリーズはSnapdragon搭載モデルのことがほとんどです。なので執筆時点で国内で正式発表されていないですが、おそらくSnapdragon 8 Gen 3搭載モデルが発売される可能性があります。
なのでそこまで心配する必要はないと思いますが、懸念点があるとすればGalaxy S24の最適化です。Galaxy S24 UltraはSnapdragon 8 Gen 3搭載モデルしか存在しないため最適化はしやすい。
一方でGalaxy S24とGalaxy S24+は2つのSoCがあるため最適化がしにくくなります。Galaxy S23の最適化がかなり良かったからこそGalaxy S24はどこまで仕上がっているのか気になるところです。