今年の秋冬モデルはイベントを開催することはありませんでしたが、ドコモが10月6日に合計8機種の新製品を発表。廉価モデルからハイエンドモデルまで5Gに対応と、今までドコモはエントリーモデルは4Gをラインナップしていましたが今回から全て5Gに。
ドコモにとっても一つの転換期になると思います。今回はdocomoの新製品タッチ&トライのイベントに参加させて頂いたので新製品を簡単にまとめていきたいと思います。
エントリーモデル。
今回docomoが新製品として発表したのは合計8機種。エントリーからハイエンドまで幅広いラインナップとなっています。その中でも個人的に注目しているのは合計5機種。まずはエントリーモデルから確認したいと思います。
arrows We
arrowsから初の5G対応かつ廉価モデルの登場。カラバリは合計4色展開でレッドはドコモオンラインショップ限定です。
本体左側面に音量ボタンと電源ボタン。
本体上部にはイヤホンジャックも搭載。充電規格はUSB-Cとなっています。
スペック | |
本体サイズ | 147x71x9.4mm |
重さ | 172g |
スペックだけで見ると結構厚みがあるなという印象でしたが、実際に触れてみるとそこまで厚みは気になりませんでした。表面もマット仕上げとなっており、中途半端な光沢感がないので安っぽさも思っていたよりは感じません。
背面に指紋認証。そして13MP+1.9MPのデュアルレンズカメラを搭載。本体の厚みがあるのにカメラバンプがあるのはちょっと残念です。
ディスプレイサイズは5.7インチで液晶。表示解像度はHD+。実機を見てもスペックほどディスプレイがひどいなという印象は受けません。ちょっとデザインを意識したのがベゼルは太めですが水滴型ノッチを採用しています。
SoCがSnapdragon480 5Gということもあり、サクサクという感じではなく最低限の動作ならギリギリストレスなく使える印象。
また初めてスマートフォンを使うユーザーでも安心して使えるようにシンプルモードなどのインターフェースを採用。とにかく見やすくなっています。自分はシンプルモードに慣れていないので逆に分かりにくかったです。。なんのイメージもない方がちょうど分かりやすいんだと思います。
そしてコロナ対策とも言えますが、本体をハンドソープで洗うことが可能。手は洗って清潔を保とうとする人が多いですが、スマホを毎回シートなどで清潔さを保とうとしている人はなかなかいないと思います。
自分だったら面倒なのでarrows Weなら手と一緒にまとめて洗ってしまうかもしれません。マスクをつけていてもロックを解除できるように指紋認証とスペックとしてパッとしませんが、この状況下だとありがたい機能ですよね。
一応スペックを確認すると。
スペック | |
OS | Android11 |
SoC | Snapdragon480 5G |
RAM/ROM | 4GB/64GB |
バッテリー容量 | 4000mAh |
ディスプレイ | 液晶 |
ディスプレイサイズ | 5.7インチ |
表示解像度 | HD+ |
生体認証 | 指紋 |
防水/防塵 | IP68 |
リアカメラ | 13MP+1.9MP |
本体サイズ | 147x71x9.4mm |
重さ | 172g |
カラバリ | ネイビー/ホワイト/パープル/レッド |
おサイフケータイ | ○ |
スペックを見ると、ガラケーから初めてスマホを使う方やスマホなど機械全般が苦手な方。またご年配の方におすすめの機種という感じです。執筆時点でドコモオンラインショップで価格は明らかにされていませんが、今後変更の可能性ありとして一括価格は2万1450円。
何かしらの割引で実質0円で購入できる金額です。
今スマホを使っている人が安いからという理由で購入すると間違いなく失敗する機種だと思います。arrows Weはそのスペックとバッテリーを考えればかなり電池持ちがいいと思います。ワンセグ/フルセグには非対応ですがFMラジオに対応しており、万が一の場合を考えても重宝されるのかもしれません。
ミドルレンジモデル。
次にミドルレンジモデルを確認していきたいと思います。ただ現時点では価格不明ですがおそらく1機種のみ。
AQUOS Sense 6
AQUOS Senseシリーズはその安さが魅力の一つ。累計で販売台数が1000万台突破したことを考えるとかなりの売れ筋だと思います。実質日本市場のみでの販売でこの販売力。前モデルは初めて5Gに対応したこともありその名称に5Gが採用されナンバリングが採用されず。
今回は5Gに対応していますがナンバリングが復活しているという感じです。
まず本体上部。何もなし。けど凹んでいる。
電源ボタンに音量ボタン。そしてGoogle Assistant専用ボタンという感じです。正直凹んでいるせいでボタンが押しやすいような押しにくいような中途半端な感じ。
本体下部にイヤホンジャックとUSB-Cを搭載。ワイヤレス充電は非対応です。
マット仕上げで質感も上々。まずライトカッパー。
次にシルバー。
そしてブラック。マット仕上げということもありますが全体的に淡い色合いとなっています。
そしてドコモオンラインショップ限定であるブルーメタリック。あくまでも主観ですがかなり質感は良かったです。単純にかっこいい。
デザイン | |
本体サイズ | 152x70x7.9mm |
重さ | 156g |
持ってみて最初に思ったのがスペック以上に軽いこと。かなりコンパクトとはいえませんが、このサイズ感にこの軽さは単純にやばいです。
そしてディスプレイはめちゃくちゃ綺麗。
スペック | |
ディスプレイ | IGZO有機ELディスプレイ |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ |
表示解像度 | FHD+ |
最大輝度 | 500nit(標準)/1500nit(HDR) |
AQUOSのミドルレンジとしては初めてIGZO有機ELディスプレイを搭載。ミドルレンジでこの明るさと見やすさは十分だと思います。
ディスプレイも前モデル対比で薄型化しているみたいです。とりあえずかなり気合をいれている感じ。ただ前モデルにあったスクロールの際のもたつきはやはりありました。ここは非常に残念です。
相変わらずFelicaはカメラ部分に搭載。タッチする時に分かりやすいかもしれませんけどデザイン的にどうなのかな?と個人的に思っちゃいます。カメラは48MP+8MP+8MPのトリプルレンズカメラにレーザーオートフォーカスを搭載。
ナイトモードにも対応しており最低限の撮影はしっかりできるという印象です。ただ軽く試した感じだとミドルレンジによくあるもたつきがあるかなという感じです。
AQUOSのデザインの歴史。こうやってみるとベースの部分はほぼ変わっていないですよね。そして最後に触れていない部分のスペックを確認
スペック | |
OS | Android11 |
SoC | Snapdragon690 5G |
RAM/ROM | 4GB/64GB |
バッテリー | 4570mAh |
生体認証 | 顔/指紋 |
防水/防塵 | IP68 |
電池持ちはディスプレイが大幅に強化されたことでおそらくですが前モデルよりは悪化する可能性もあり。ただそれでも電池持ちはある程度期待できる印象です。Snapdragon690 5Gを搭載しているのでもうちょっとサクサク動いてほしかったですが仕方ないのかもしれません。
執筆時点で価格は不明。これで3〜4万円程度に抑えることができればかなり魅力的。何よりその質感はかなり優秀です。
ハイエンドモデル。
今回のハイエンドモデルはコンパクトか超大型の大きく2つ。かなり個性的です。
Galaxy Z Flip 3
まずクラムシェル型を採用したGalaxy Z Flip 3。自分は今までZ Flipシリーズを購入したことがなかったので一番新鮮味がありました。
まず女性受けがよさそうなクリームから。
背面部分にドコモロゴ。そしておサイフケータイがあります。
ヒンジ部分。グローバルモデルはヒンジ部分のロゴがSamsungですがGalaxyに変更されています。ヒンジ部分はマット仕上げなのがよし。
逆にファントムブラックはヒンジ部分がちょっとツヤツヤした感じ。
本体左側面に音量ボタンと指紋認証が統合された電源ボタンを搭載。
本体下部にUSB-C。ワイヤレス充電に対応。イヤホンジャックは搭載していません。クリームはバックパネルが光沢感ありでサイドフレームがアルミというかマット仕上げとなっています。
ファントムブラックはカメラ部分以外はマット仕上げ。個人的にはブラックの方がマット仕上げなので好き。ただカメラとサブディスプレイ部分が光沢感ありなので、ここを触ってしまうと変に指紋が目立ち、クリームよりも指紋が悪い意味で強調されているように感じてしまいます。
ディスプレイは強化されたUTGを採用しているためガラスに近い質感。以前のZ Foldのような変な柔らかさはありません。折り目部分は意識して触れば気になりますが、使っている時はあまり気になりませんでした。
スペック | |
本体サイズ | 166x72x6.9mm |
重さ | 184g |
6.7インチのディスプレイを搭載した機種であることを考えれば横幅72mmとかなりスリムなのですが折り畳めるからこそイメージしていたよりは横幅あり、持ちにくいという印象です。Xperia 1IIと同じ横幅なのになぜかXperia 1IIよりに持ちにくく感じる。
見た目が小さくまとまるからこそのギャップなのかもしれません。ただ重さはスペックほど重く感じません。そしてもう一つ気になったのが物理ボタンの搭載位置。
これは本体の構造上仕方ないのかもしれませんが開いた状態の時はボタンの搭載位置が高くてちょっと使いにくい印象。指紋認証に関しては折り畳んでいる時に認証すればいいのかもしれませんが音量ボタンは開いた状態でも使うと思います。ちょっと個人的には違和感がありました。
スペック | |
OS | Android11 |
SoC | Snapdragon888 |
RAM/ROM | 8GB/128GB |
生体認証 | 顔/指紋 |
防水/防塵 | IPX8 |
おサイフケータイ | 対応 |
リアカメラ | 12MP+12MP |
インカメラ | 10MP |
現代版の超ハイスペックなガラケーという感じ。スペックは申し分ないですが、電池持ちはスペックについてこれていないという評価が多いです。あとカメラがSamsungの機種にしてはちょっと物足りないかもしれません。
何よりおサイフケータイと防水に対応してかなり汎用性が高くなりました。価格が約15万円と高価な部分がデメリットですが、初めての折りたたみ式機種としては購入しやすい機種に感じます。またデコるのが流行るかもしれません。
Galaxy Z Fold 3
そしてGalaxy Z Fold 3です。スペックの詳細はレビューにまとめてあるので割愛させて頂きます。
気になるポイントを確認したいと思います。ある意味新鮮味を感じるのがドコモロゴがあること。そしておサイフケータイに対応したこともありFelicaマークがあること。
あとはキャリアモデルなので仕方ないですがキャリアアプリがあるのもある意味新鮮味がありました。
Z Fold 3用のS-Penを初めて触りました。書きごこちはよくZ Fold 3を購入するなら合わせて購入して欲しい感じ。個人的にはカメラがあまり好きではないので高評価には至りませんでしたが、折りたたみ式としての完成度は間違いないです。
金額は約24万円と今季最高クラスです。ただ折りたたみ式機種の良さを堪能したいとなればGalaxy Z Fold 3がおすすめです。
Xperia 5Ⅲ。
そして最後にXperia 5Ⅲを確認します。スペックの詳細はレビューを公開しているので割愛させて頂きます。ドコモから正式発表されて速攻で予約したフロストシルバーと初のご対面。
思っていたより100倍かっこよかったです。めっちゃくちゃ欲しくなりました。
そしてもこちらも国内限定色であるフロストブラック。ただただかっこいいです。
サイドフレームもマット仕上げ。ただ質感はちょっと異なりバックパネルはサラサラ。サイドフレームはツルツルとサラサラの中間くらいという感じです。何よりマット仕上げよりなので滑りにくくなっているのはポイント。
まじでうっとりするくらいカッコいい。
ただ注意点としてシルバーは思っていたよりも指紋も目立ちます。Xperia 1Ⅲは指紋が目立ちにくいように改善されているので、Xperia 1IIのフロストブラックの時のような感覚です。ただ指紋が多少目立ったとしてもこのかっこよさはやばいです。
個人的には今季の新製品の中でデザインは圧倒的。このデザインだけでも欲しくなります。現時点で本体価格は不明。ただ今後変更の可能性ありとして一括価格は11万3256円で購入可能。いつでもカエドキプラグラムを利用することで、月2972円で利用することができます。
思っていた以上にかなり安い。これはかなり魅力的な価格設定に感じます。
まとめ。
今回は発表されたばかりの新製品の中から合計5機種についてまとめてみました。安定的に売れそうなのがAQUOS Sense 6。一方で価格次第ではしっかりと動きがありそうなのがXperia 5Ⅲです。
すでにGalaxy Zシリーズは発売。またその他のモデルは予約を開始しているので気になる方はドコモオンラインショップをチェックして見てください。