Xperia2021を見て感じること。Xperiaを絶対おすすめできない人

記事執筆時点でXperia PRO-Iはまだ発売されていませんが今年中にこれ以上の新型Xperiaは発表されないと思います。今年はXperia PROから始まり実質0円で購入できる機種から20万円オーバーの機種と様々。

今回は今年のラインナップを見てXperiaが不向きな人について改めてまとめたいと思います。

価格優先の人。

まず一つ目としては価格優先の人です。廉価モデルであるXperia Ace IIはその価格とSonyというブランドでしっかりと売れているみたいですがSonyらしさは正直微塵もない。

一方でミドルレンジであるXperia 10Ⅲを見るとSonyらしさを強化したというよりはミドルレンジを購入するユーザーが求める電池持ちの良さや簡単に綺麗に撮影できるカメラにフォーカス。

ハイエンドに関しては現実をより忠実に撮影というコンセプトですがXperia 10ⅢではHDRをより強化。さらに色味なども濃いめで分かりやすく鮮やかな写真を撮影できるように強化されています。

ミドルレンジとハイエンドでターゲット層が異なるため単純な比較はできませんがXperia 10Ⅲを見ている限りだとSonyらしさを強化したというよりは市場のニーズを強化した感じ。

結局Sonyらしさを体感できるのはハイエンドモデル以上。今年の最新機種でみれば最も安いのはXperia 5Ⅲ。キャリアで最も安いdocomoでも11万円オーバーとなってくるため決して安くはないと思います。

ユーザーごとに予算があるため価格も機種選びの際に重要な判断要素だと思いますが機種選びの際にいくつかある判断基準の中で価格が最も重要だと思うユーザーにはおすすめできません。

Xperiaは企業努力で出来るだけコストカットに努めていると思いますが中華スマホのように薄利多売じゃない。欲しいと思ってもらえる人に購入して貰えればいいというスタンスなので拘る部分に拘って本体価格も高め。

また台数がそこまで出ないので利益もしっかり確保できるような価格設定になっています。

またSonyはコロナでよりニーズが高くなったエンタメ部分に関連するスペックを強化しています。ただディスプレイが綺麗と言われてもスピーカーの音質がいいと言われても実際に使ってみないと正直分かりにくいと思います。

だから余計に価格が高いというイメージが先行。ただ例えば音楽にしろディスプレイにしろ何かしらの拘りがある人。そんな人向けの製品であり逆にトータルバランスが悪いので拘りがない人にXperiaのハイエンドはおすすめできないです。

カメラの価値観。

次にカメラですがXperia PRO-Iが発表されたことからもこの機種とどちらが綺麗に撮影できるのかとよく聞かれますがXperiaのカメラをみている限りスマホに求められているカメラに進化していません。

なので直近でよく聞かれる質問としてPixel 6 ProとXperia PRO-Iでどちらが綺麗に撮れるかと聞かれたらPixel 6 Proをおすすめしています。

Xperia PRO-Iの場合綺麗に撮れるか撮れないじゃなくてどのようにしたら綺麗に。そして自分好みに撮れるかなのである程度カメラの知識が必要になると思います。

例えばオート撮影で人を撮影した場合。iPhoneやPixelで撮影する場合は顔の部分を明るく補正します。一方でXperiaの場合はBASICモードで撮影すればある程度補正されますがそれ以外のモードではそこまで補正されません。

少なくとも他のスマホのように写真全体が明るく補正されないのでXperiaで明るくする場合はどうするべきか。例えばシャッタースピードをあえて遅くして明るくするなどユーザーによって調整方法が違う。

ただカメラソフトによる加工が最低限なのでシャッタースピードで明るくすると空などが白飛びする可能性も。すごく悪い言い方をするとXperiaでカメラを楽しもうとすれば他のスマホより非常に面倒です。

なので多くのユーザーにとって綺麗に撮影できるカメラが欲しいとなればXperia以外を選択した方がいいです。

海外のスレッドを読んでいてたしかにと思ったのがナイトモードの考え方。ナイトモードは本来少し明るく。低照度の環境でいかにノイズを少なく撮影できるようになるかが焦点だったのに気がつけば明るく撮影できるモード=ナイトモードになっていて違和感を感じるという投稿。

なので多くの人がイメージするナイトモードをXperiaは搭載していないためよく批判されます。本来の目的であるノイズを少なく。かつ動く被写体でもしっかりと撮影できるように強化されていますが明るく撮影する部分にフォーカスされていません。

Xperiaの場合明るく撮影したいならマニュアルが必須。センサーサイズがデジカメと比較しても小さいためその分露光時間を長くしてあげる必要性があります。

Xperia 1Ⅲであればシャッタースピードは最大で30秒。30秒の間手振れなしで持つのは不可能なので三脚必須。スマホのカメラとしてみればたしかに面倒ですが三脚さえあれば風景などの撮影はかなり強いです。

極端に言ってしまえばISOを最大まで下げてあとは好みの明るさになるまでシャッタースピードを調整するだけ。なので普通にスマホのカメラとしてみれば面倒です。

オート撮影のスマホは勝手にISOやシャッタースピードを調節してくれるだけではなくカメラソフトによる補正もしっかりしているので手振れもある程度は補正されます。

変に色を誇張しない。またフォーカス速度が速く秒20コマの高速撮影にも対応と動く被写体の撮影にはかなり強い特徴もありますが自分で調節しながら撮影を楽しみたい人以外は向きません。

コスパを優先する人。

そして3つ目として自分の動画では何度も触れていますがコスパに拘る人。最初の価格優先とも被ります。コストパフォーマンスは価格に見合った価値があることであり他人が評価するものではない。

そもそも金額以上の価値があるかどうかが判断基準なのでそこに本体価格が高い/安いは関係ないです。なのによく言われるコスパは価格が安いことを指しています。なので自分はこの言葉があまり好きではない。

よく言われるコスパ。費用対効果を求めるならよく言えばロマン。悪く言えば無駄が多いハイエンドではなくミドルレンジを購入した方がいいです。徹底的に無駄を削除して本体価格を安くする。なので費用対効果も高い。

例えばですが自分は子供を撮影する機会が多くボケ感がありつつも動き回る子供を撮影したい。そうなった時にXperia PRO-Iのカメラは理想。

おなじく1インチのカメラセンサーを搭載しているAQUOS R6がありますがXperia PRO-Iのように高速オートフォーカスもなければ高速撮影もできない。なのでXperia PRO-Iが約20万円でも自分のニーズを満たしており代替もない。

結果価格以上の価値を感じるのでコスパがすごくいいです。Sonyは否定していますが個人的に最近のXperiaはニッチ戦略に見えます。ユーザーのニッチな部分をSonyの技術を活かしてXperiaに搭載。その結果母数は少なくともニーズを満たす。

でもこのニッチなニーズに拘りを持っているユーザーからすればXperiaのコスパは最高クラスだと思います。だって他の機種ではそのニーズを満たすことができないから。例え1万円でも20万円でも満たすことができない。

Xperiaはトータルバランスが悪く本体価格も高い。なのでよく言われるコスパとは真逆の機種です。ただそのニッチなスペックにはまる人にとってはたまらないと思います。

少なくともコスパがいい機種が欲しいと思うユーザーにXperiaはおすすめできないです。

まとめ。

今回は2021年のXperiaのラインナップを見てXperiaをおすすめできない人についてまとめてみました。よくXperiaは信者ビジネスだと言われますが信者がいないよりは100倍マシだと思います。

好きでハマって購入してくれるファンを獲得できたのはSonyの努力の結果だと思います。高くても欲しいと思う人が買えばいい。今のXperiaの路線は個人的に正解で今後突き通して欲しい。

 

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