3つの懸念点。これさえ問題なければPixel 6 Proは今年最高かも

Googleは現地時間の10月19日に新製品発表イベントを開催。おそらくAndroid12の開発が影響していると思われますが、Google Storeでは実機を公開。さらにYouTubeでもティザー動画を公開など、早く発表して欲しい。

また先日には早くも公式プレス画像が大量リーク。まだスペックは本当に詳細な部分は不明ですが全体像は見えておりあとは発表待つだけ。個人的にはPixel 6 Proにかなり注目していますが懸念点もあります。

今回は懸念点が問題なければ最高の機種と思うポイントについて確認していきたいと思います。

①Edeスタイルの制御。

デザイン的には優れていると思うEdgeスタイル。個人的には特段嫌いというわけではありません。ただ片手操作する場合、Edge部分に触れて誤反応が発生することがあります。

これは一概に発生するという訳ではなくメーカーがソフトでしっかり制御しているかの問題。自分が今まで使ってきた機種の中で最も上手く制御されていたなと感じるのがHUAWEI Mate 30 Proです。

Edge部分に音量ボタンを統合するなどかなりの気合の入れよう。誤反応の心配もなく快適に使うことができました。一方でEdgeスタイルに苦手意識を持つきっかけとなった機種がGalaxy Noteシリーズ。

片手操作できるギリギリのサイズ感ですけど、ソフトの制御が甘く誤反応が発生しやすい。OneUIでいろいろなカスタマイズができて楽しいですけど、もっと基礎的な部分を頑張って欲しい。

結局どんなに使いやすい機能があっても、基礎的な部分がしっかりとしていないと全体的に使いにくくなります。またソフトでの改善は世代を重ねてもあまり見られないことが残念。Samsungとしてはそういうものだと割り切っているのかもしれません。

Galaxy Noteを見てきたからこそPixel 6 ProのEdgeスタイルはちょっと怖い。Googleのソフト技術力があれば大丈夫かもしれませんが実際に使ってみるまでは安心できません。

これでしっかりと制御ができていればユーザビリティはかなり高くなり、逆にできていないとかなり低くなります。

アクセサリーとの相性も。

Edgeスタイルを採用している時点でガラスフィルムとの相性は最悪です。少なくともリキッドタイプでない限り全画面保護できるものはほぼないと思います。なので全画面しっかり保護したいならガラスフィルム以外を選択するのがベターです。

ガラスフィルムユーザーからすればもう一つの懸念点が画面内指紋センサーを搭載していること。光学式を採用している超音波式を採用しているか不明ですが、どちらにせよガラスフィルムとの相性が発生します。

正直Edgeスタイル+画面内指紋センサーの組み合わせはガラスフィルムから見れば最悪の相性です。Pixel 6 Proは出荷時から保護フィルムが装着されているのか現時点では不明ですが、装着されていればまた印象も変わります。

Pixel 6 Proが欲しいユーザーはまずEdge部分のソフト制御。そしてアクセサリーは慎重に見極めた方がいいです。

②発熱と電池持ち。

そして2つ目としては発熱と電池持ちです。Snapdragon系列であれば他の機種が搭載していることが多く目安をつけやすいですが、Google Tensorは独自SoCのために比較対象がありません。なのでどうなるかは予測がつきにくい。けどちょっと予測してみます。

Google TensorはSamsungと共同開発。その社内番号はExynos2100とExynos2200の中間。またリークしたベンチマークからExynos2100と同じGPUを搭載。

メインコアを2つ搭載するなどExynos2100やSnapdragon888と異なる構成となっていますがおそらくハイエンド向けのSoCとパフォーマンスはそこまで変わらない。その上で懸念事項をまとめると以下のようになります。

懸念事項
発熱しやすいと言われるSamsungの5nmプロセスルールを採用していること(Exynos2100やSnapdragon888も同じく採用)
カスタマイズされているとはいえベースがExynosである可能性が高いこと。

少なくともこの懸念点だけ見ると発熱がしやすいのではないかと不安になります。

電池持ちも未知数。

発熱も不安ですが電池持ちとも関連してきます。Snapdragon888を見るとわかりやすいですが、前SoC対比で30%程度消費電力効率は改善しているのに発熱が原因で燃費が悪くない、改善どころかあまり良くない機種が多い。

バッテリー
Pixel 6 4614mAh
Pixel 6 Pro 5000mAh

バッテリー容量はPixel 5と比較しても大型化していますが、それだけで電池持ちが良いと判断できません。5000mAhのバッテリーを搭載していても電池持ちがイマイチの機種は結構存在します。

また電池持ちは本体のスペックだけではなくOSにも影響されます。直近で見ればAndroid9とAndroid11は比較的消費電力効率がいいと言われましたがAndroid10は燃費が悪いと言われてきました。

標準搭載となるAndroid12が燃費がいいのか悪いのか不明。今年のAndroidはSnapdragon888のことがあり電池持ちの悪さや発熱のしやすに嫌気をさしているユーザーが多い印象。この状況でPixel 6シリーズが少しでも良ければとびつくユーザーもいると思います。

ただGoogle Tensorが発熱しやすく電池持ちも微妙となれば、Google Pixel 5の時のようにソフトでクロックダウンさせてユーザビリティを優先してくる可能性もあります。

どちらに転ぶか不明ですが、発熱と電池持ちは今年のキーワードだと思うので要チェックしたいところです。

③カメラの使い勝手。

そして期待がある一方で最も不安があるのがカメラです。正直カメラが良ければEdgeスタイルで誤反応が起きても発熱がひどくて電池持ちが悪くてもいいと思っています。何より不安に感じるのがセンサーの大型化と高画素化です。

センサー刷新のメリット(可能性)
センサーが大型化することでより光量を取り込めるためより明るくノイズが少ない写真の撮影が可能
メインカメラセンサーはポートレートモードを使わずとも光学ボケの期待
得意なナイトモードや天体写真モードがより強化される可能性。

普通はセンサーが刷新されれば喜ぶ人が多いと思います。だって画質とかも良くなる可能性が高い。ただPixelのカメラの最大の特徴は使い勝手の方だと思っています。

センサー刷新のデメリット(可能性)
メインカメラセンサーがSamsung製になることで他のセンサーと画質に色味が乱れる可能性
高画素化することでデータ処理に時間が発生。つまりシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグが発生する可能性
ポートレートモード撮影時の最短撮影距離が長くなる可能性

色味に関してはカメラソフトのチューニング次第だと思うのでそこまで心配していません。現にGalaxy S20のメインカメラセンサーはSony製ですが、ベタ塗りのような感じになっており、おそらくPixel 6 ProのGN1に関しても十分にチューニングされ従来と同じになる可能性。

ただセンサーサイズの大型化や高画素化でどの機種も一度は通っているのが最短撮影距離の長さやフォーカス精度の甘さ。現行のPixelはここが全くストレスを感じないからこそ快適なので、ここが他の機種と同様になってしますとユーザビリティはかなり下がります。

ただこれはスペックでは判断できないので、正式発表後の実機レビューを待つしかありません。

大きく3つの不安。

今回は現時点で判明しているPixel 6 Proのスペックを基に3つのポイントをまとめてみました。実際に使ってみればもっと色々気になる部分も出てくると思いますが、ハード面でみればこんな感じです。

個人的には特にカメラが一番心配。カメラの使い勝手が悪くなっていないことだけをひたすら祈っています。とりあえず正式発表を待つだけです。

最新情報をチェックしよう!
 data-src=文章で伝えられない魅力を" width="1280" height="720" >

文章で伝えられない魅力を

機種のスピーカーの音質や動画性能など文章だとなかなか伝えにくいことがあります。この伝えにくい部分をYouTubeでぜひご確認ください。

CTR IMG