Googleは10月20日(日本時間)に新製品イベントを開催へ。このイベントではGoogle Pixel 6シリーズに加えPixel Fold。そして周辺アクセサリーとしてPixel SatandやPixel Watchが正式発表されるとの噂も。
また先日には公式プレス画像が大量リークしたことで一部スペックも判明。今回9To5Googleが新たにPixel 6シリーズのスペックや特徴が判明したとしているので確認していきたいと思います。
①カメラの強化(ハード)
先日の公式プレス画像で画素数は確認できます。上記の画像はPixel 6 Pro。今回の情報はちょっと経緯を確認しきれていないのですが、Google Pixel 6の製品ページのようなものがリークした?みたいな感じです。そのお陰で一部機能や特徴を確認できる。
カメラセンサーの刷新が特徴の一つ。その中でGoogleがアピールしたいのがメインカメラセンサー。Samsung製のGN1を搭載すると予測されています。
センサーの詳細をGoogleが明らかにするかは別の話として、GoogleがアピールしたいことはPixel 5対比で最大150%の光量を取り込むことが可能に。またセンサーサイズも大型化することアピール。
一般的にセンサーサイズが大きくなればなるほど取り込める光量が多くなり、より明るくノイズが少ない写真や動画を撮影可能に。また光学のボケもより楽しめるようになります。
とりあえずGoogleがアピールしたいのがセンサーサイズが大型化によるメリット。また合わせてPixel 6 Proは12MPの超広角カメラと4倍の光学式ズームが可能になることを確認したとしています。
またインカメラもアピール。Pixel 6 Proは最大94度のFOVセルフィーカメラを搭載。ただこの記載はPixel 6にはないそうです。ちなみにPixel 6 Proは12MPでPixel 6は8MPとされれています。
ちょっと注意点としては上記の画像からもこの画角で撮影するにはRAW撮影をする必要性がある?という感じです。なぜこのような仕様になっているのか不明。
②カメラの強化(ソフト)
次にソフト面の進化を確認していきたいと思います。Googleは以前からアルゴリズムの改善に努めていることを明らかにしています。
アルゴリズムの改善 |
被写体をより正確に認識→ポートレートモードなど含めフォーカス精度の改善。 |
色をより正確に認識→人間の肌をより忠実に表現。 |
この目標が達成ているとの話。
サンプル画像も合わせてリークしており、例えば上記の画像で見ればアフロヘアなど複雑な髪型でもより正確に認識し表現できるように改善されているとしています。
また直訳すると「顔のボケ」とされている新機能。メインカメラセンサーに加え、超広角レンズでも追加フレームを撮影。そして一枚に合成。結果動く被写体でも顔のピンズレやボケを修正してくれる機能。上記の画像でも確認できます。
またGoogleが2018年頃に発表したMagic Eraserという機能。写真の中で不要なものを任意に削除する機能。Pixel 6シリーズではGoogle Tensorのおかげもありようやく実装へ。
左側が加工前。右側を確認すると周囲の人を削除。ユーザーが削除したいもののを複数回タップすることで簡単に消せるみたいで、かなり汎用性が高いように感じます。ただ今回のサンプルだと被写体と被っているものを消したわけじゃないので、その辺の精度がどうなるのか気になります。
またあえて撮影時に動きを残すことで写真により深みを与えるモーションモード。上記の画像だと後ろの観覧車に動きを残すことで臨場感を与えています。またナイトモード撮影時でもより被写体の肌の色を忠実に表現できるようになっているとしています。
③充電速度の強化。
先日の公式プレス画像からもワイヤレス充電に対応。さらにPixel Standのデザインも判明と特盛。今回の情報では充電速度に言及しています。
Pixel 6 | Pixel 6 Pro | |
バッテリー | 4614mAh | 5000mAh |
有線 | 30W | ? |
ワイヤレス | 21W | 23W |
今回の情報ではPixel 6 Proの有線速度以外が判明。ただ事前情報では33Wと予測されています。まさかのモデルによって充電速度が異なる結果です。大は小を兼ねるのでPixel 6 Pro用を購入すれば基本問題ないかもしれません。
バッテリー容量を考慮しての違いなのか定かではありませんが、本当に僅かな差しかないのでちょっと分かりにくくなりますよね。
④リフレッシュレートに差。
一部ディスプレイスペックも判明。事前情報を合わせてまとめるとこんな感じ。
Pixel 6 | Pixel 6 Pro | |
ディスプレイサイズ | 6.4インチ | 6.7インチ |
表示解像度 | FHD+ | WQHD+ |
リフレッシュレート | 90Hz | 120Hz(可変式) |
耐久性 | Gorilla Glass Victus |
Pixel 6はSmooth Displayという記述しかないらしく90Hz表示。そしてPixel 6 Proは可変式に対応。10Hz~120Hzの可変式とされています。事前情報でも可変式と予測されていましたが、今回の情報でほぼ確定。
またPixel 5a 5GとPixel 6で悩むユーザーも多そうですが、Pixel 6のVictus採用は魅力的に感じます。ディスプレイの耐久性の改善が大きな差になりそうです。そしてディスプレイとは関係ないですが、IP68にも対応。
⑤Google Tensorの実力。
気になる人が初の独自SoCとなるGoogle Tensor。
この画像を確認する限りでは前モデル対比で80%パフォーマンスが改善としています。つまりPixel 5のSnapdragon765G対比で。大体スコア的には36万点前後であることが多い。なのでこのスコアを単純に80%改善すれば64万点前後。
つまりSnapdragon865+やSnapdragon870程度でSnapdragon888には及ばない感じ。とはいえ待望のハイエンド向けSoCと同等に。あと一つ気になるのは先日組み立て工程を撮影した動画がリーク。
この動画を確認する限りではグラファイトシートが特別だったり特別大きなヒートパイプがある印象でもないので発熱対策がどうなっているのか不明。ただ直近で見ればSnapdragon888を搭載しているXperia 5Ⅲは発熱対策としてクロックダウンさせている可能性。
ベンチマークを計測してもよくて70万点くらいで発熱すると60万点前半まで落ちます。もしかしたらPixel 6も発熱や電池持ちを優先させてある程度パフォーマンスを制限している可能性もあります。
ちなみに電池持ちに関しては「終日」との表記のこと。つまり1日は持つとしています。ただよく分からない。サードパーティのテストによればPixel 6 Proは34時間とされていますが、他の機種のスコアが分からないので参考にもなりません。
電池持ちはあまり良くないのかもしれません。
まとめ。
最後に純正ケースは半透明の仕様だとされています。今回の情報で個人的にはカメラの色味が従来のPixelと同じで一安心という感じ。新機能も増え、より撮影しやすいカメラに進化しているのかもしれません。
ただセンサーサイズが大型化したことで、最短撮影距離など気になることもあります。正式発表まであと僅かですがさらにリーク情報が増えるのか楽しみです。