10月26日のイベントでSonyはどんな新型Xperiaを発表するのか。YouTubeで流れている広告によるとカメラに特化したXperiaになる可能性。となればおそらくプロユースを想定した非常に高価な端末になる可能性があります。
となってくると多くのユーザーが気になるのは来年の上半期に登場するXperia 1Ⅳがどのような端末になるのか。今回は直近でちらほら噂がでてきたのでまとめたいと思います。
デザインは継承?
現時点でデザインに関するリーク情報は大したものがありません。ただ推測はできます。それはフロスト加工が継続される可能性があること。フロスト加工を採用されたことで指紋が目立ちにくくなり、デザインもより洗練されたように感じます。
ただこれはユーザー側のメリットであり、Sony側のメリットとしてはフロスト加工を採用したことでカメラへの光の反射や写り込みなど防ぐことができるためフロスト加工を採用したとしています。Xperia PROの時も形は違えどレンズへの写り込み対策が施されています。
そのためフロスト加工はこのまま継続する可能性が高いです。
また正直信憑性がイマイチなリーカーの情報として、そのユーザーが見た次期Xperiaのプロトタイプのデザインはこれと似ているとしています。この「これ」とはGalaxy S22 UltraのCADを元に作成されたレンダリング画像です。
Sonyが次期モデルであるアスペクト比を変更するとは考えにくいので、このレンダリング画像全体を見て似ているとしたというよりは、おそらくカメラデザインが似ているとしたのかもしれません。
仮にS22 Ultraと似たようなデザインになるのであればXperia 1Ⅳでは搭載しているレンズが増えることになります。その他デザインに関する情報は現時点でありません。
リアカメラが大幅に強化。
Xperia 1ⅢではXperia初となるペリスコープを搭載。さらに世界初の可変式望遠レンズを搭載。3つのカメラセンサーで4つの画角で撮影することが可能になりました。これで近距離から中距離をカバーできるようになったので汎用性がかなり増しています。
そして今回の情報によるとカメラセンサーがさらに増えるとされています。
リアカメラ | 画素数 | サイズ | センサー |
メイン | 50MP | 1/1.56 | IMX766 |
? | 48MP | 1/1.43 | IMX689 or 789 |
? | 48MP | 1/2.0 | IMX582 |
? | ? | ? | ? |
一部情報では4つの48MPカメラセンサーを搭載するなんて話もあり信憑性は不明です。ただ今回の情報を元に考慮するとセンサーサイズが2つのセンサーは大型化します。そのためより多くの光量を取り込めノイズが改善される可能性。
現行のXperia 1Ⅲは1/1.7インチのメインカメラセンサーなのでめちゃくちゃ大型化するわけではありませんが、接写した際のボケ感などもいい感じになるかもしれません。
ただSonyのこだわりとしてはフォーカス速度と高速撮影。高画素化した上でセンサーサイズが大型化した時に、Sonyの求めるレベルを実現することができるのか気になります。これで犠牲になるようであれば元も子もない。
またセンサーが4つになることで現行の4つの画角を維持するのか。それとも一つは可変式望遠レンズを搭載して5つの画角に対応するかも不明です。ちなみにIMX766と789を採用した場合、その構成はOnePlus 9 Proと非常に似ていることになります。
今回の情報で触れられていませんがフォーカス速度を優先するならTOFセンサーを搭載する可能性は高いと思います。
ラインナップがより分かりやすく区別化。
今度発表される新型Xperiaがプロユースを想定したプロモデルであればの話になりますが、今後Sonyのラインナップは以下のように。
ラインナップ | |
上半期 | Xperia 1/Xperia 5/Xperia 10 |
下半期 | Xperia PRO/新型Xperia |
既存のラインナップは上半期にまとめて一般ユース向けという感じ。一方で下半期はプロユース向けという感じで分かりやすくなります。多くのユーザーにとっては1年に1回上半期が替え時という感じです。
一方でPROモデルは業務用の性質が強いことからも毎年後継機種を出す必要性もない。ただ2~3年に1回はアップデートが欲しいところ。となるとプロシリーズで何種類か用意して、交互にアップデートをしていく感じにすればちょうどいい。
例えば今年はカメラ特化型を発表して、来年はXperia PROの後継機種。そして再来年にはカメラ特化型モデルの後継機種という感じ。
プロモデルを充実させるメリット。
またPROモデルをレギュラー化させることでメリットもあります。今まではXperia 1シリーズがプレミアムモデルで、その年の最高のモデルに。そのためSonyの最先端技術を搭載することでインパクトを出していましたが、合わせて年々高価格化。
一般向けモデルとしてはお高い。ただ価格を気にするとどうしてもSonyのやりたいことに制限がかかってくる。なのでやりたいことはPROモデルにお任せ。そしてコストなどが下がってきたらXperia 1シリーズなどにも搭載。
PROモデルが業務用という性質がある以上、安定性を求められるためあまり冒険はできませんが、価格の縛りがないことからも、例えば大型カメラセンサーなどは試しやすい。
あくまでもこの構成になれば既存のXperiaのラインナップにとってかなりメリットになる感じがします。
まとめ。
来年は現行シリーズがちょうど4年目になるので、従来と同じ流れであれば命名規則が変更のタイミングです。ただ従来は売上が不振のため変更してきましたが、台数を追わない戦略かつ売れ行きはSonyの想定という感じなので必ずしも変更するとは思えないです。
まずは直近の新型Xperiaがどのような感じになるのか。最も可能性が高いプロ向けになるのか。それとも別のナンバリングを採用した一般向けモデルになるのか。それ次第で、今後のSonyの戦略が少し見えてくる気がします。
まずは10月26日のイベントをYouTubeで見ましょう。