先日には有名なリーカーによってPixel 6aのCADを元に作成されたレンダリング画像がリーク。同氏の過去の実績を考えればほぼ確定的といえます。そしてデザインが分かったことからある程度予測できる部分もあります。
今回はGoogle Pixel 6を今購入するべきなのか。それともGoogle Pixel 6aまで待つべきなのかまとめたいと思います。
SoCが同じ可能性。
Pixel 6aはPixel 6の廉価モデルという立ち位置になるためPixel 6の方がスペックがいいのは当たり前。その上で気になるポイントを確認していきたいと思います 一つ目としては搭載するSoCです。
Pixel 6aに関して直近の情報で同じくGoogle Tensorを搭載。廉価モデルでも同じSoCはかなり魅力だと思います。Pixel 6aは2022年に正式発表されると思うのでPixel 7シリーズが搭載する次期Google Tensorと比較すれば型落ちになります。
それでもiPhone SEと同じスタンスで廉価モデルの中でかなりの存在感に。
また同じSoCを搭載することでGoogle Tensorに依存している消しゴムマジックやリアルタイム文字起こし機能。さらに最大5年のセキュリティアップデートにも同様に対応できる可能性がありかなり魅力的だと思います。
各メーカーが半導体不足の影響を受けて今後Qualcomm離れが加速すると予測されている中一足先にGoogleは独立。またAppleのように今後独自SoCを開発するメーカーはSnapdragonのようにハイエンド向けにミドルレンジ向けと分けるのではなく統一していくかもしれません。
ソフト制御によるクロックダウンはあったとしても全てのモデルがハイエンド向けSoCを搭載しているのがユーザーにとっては理想でGoogleはその理想に一歩近づき始めたのかもしれません。
本体サイズ。
次に本体サイズです。
Pixel 6a | Pixel 6 | |
本体サイズ | 152.2×71.8×8.7mm | 158.6×74.8×8.9mm |
重さ | ? | 207g |
Pixel 6aはコンパクトモデルだったPixel 5には及びませんがPixel 5aよりも小型化しておりそのサイズ感からPixel 6をスキップした人でもより魅力的なサイズ感になる可能性が高いです。
また執筆時点でPixel 6aの重さは不明。ただ似たようなデザインに材質を採用する可能性が高いことからも単純に小さい分軽いと思います。
Pixel 5aより軽くなるかは不明ですがPixel 6よりPixel 6aの方が小さく軽いのはほぼ確定だと思います。
Googleも市場のニーズや内部設計を考慮した上で2021年モデルは全体的に大型化していますがもうちょっと持ちやすい方がいいと思うユーザーもいると思います。
少なくともPixel 6とPixel 6 Proの本サイズがほとんど変わらないことからも余計にもっと小さなモデルがあった方が良かったと思うユーザーも。決してPixel 6aもコンパクトモデルと呼ぶにはまだまだ大きいですが出来るだけ小さなサイズの方がいい。
そう思うユーザーのニーズを上手く拾える端末になる可能性が高く小さい方がいい人はPixel 6aがおすすめ。
カメラの違い。
そして3つ目としてはカメラです。今回のレンダリング画像だけで分かることはデュアルレンズカメラを搭載。今までのPixelを見ている限りGoogleはミドルであろうとハイエンドであろうと共通化することが多い。
もちろんハイエンドではデュアルレンズだったりカメラの構成がもちろん違うこともあります。Pixel 6aにはPixel 6と同様に派手なカメラバンプがあるので同じカメラ構成に期待したくなります。
ただGoogle Cameraアプリの内部コードからPixel 6aのカメラセンサーの詳細が判明しています。
今回の情報をもとにまとめると以下のようになります。
Pixel 6a | Pixel 6 | |
広角 | 12.2MP/IMX363 | 50MP/GN1 |
超広角 | 12MP/IMX386 | |
インカメラ | 8MP/IMX355 |
メインカメラはPixel 5やPixel 5aなどPixel 2シリーズ以降のモデルと同じ12.2MPのIMX363。超広角以外はPixel 5やPixel 5aとほぼ一緒。残念なことに GN1は搭載されないことになります。
正直Pixel 6aのカメラバンプはなんのためにあるのか。センサーで見ればカメラバンプは必要ないはずなのでデザインを統一化するためのおかざりである可能性が高いと思っちゃいます。
GN1と比較すればセンサーサイズが小さく光学式ボケが物足りない。また取り込める光量も少ないためナイトモードの撮影にも差がでますさらに望遠レンズを搭載していないためズーム撮影時の画質の差。
特に動画において2倍以上にした場合は画質に手ブレにしろ大きな差が発生すると思います。とはいえ廉価モデルとしてみた場合歴代Pixelと同じカメラを搭載していると考えれば十分だと思います。
よりカメラにこだわりたい人はPixel 6ですがPixel 6aのカメラでも多くのユーザーは満足できると思います。
Pixel 6aのデメリット。
歴代Pixelの価格を参考にすればPixel 6aはPixel 6より1万円以上安い可能性があります。となるとどこかしらでコストカットしてきます。なので次にPixel 6aに期待できないことを確認します。
90Hz表示非対応。
まず90Hz表示のリフレッシュレートへの非対応。採用するディスプレイに違いはあるかもしれませんがPixel 6aで90Hz表示に対応してしまうとディスプレイでの差別化が出来なくなってしまうこと。
ミドルレンジでも高リフレッシュレートに対応している機種が増えてきていますが、Pixel 6aには正直あまり期待できません。
ワイヤレス充電。
次にワイヤレス充電。歴代aシリーズを見ると対応する可能性は低い。ただ歴代aシリーズで非対応だった防水/防塵にPixel 5aではIP67とはいえ対応。さらにGoogleがPixel Standを発売すること。
このことを考えるとワイヤレス充電に対応してもおかしくない流れですが過度の期待は出来ない状況です。
発熱と電池持ち。
またPixel 6との差ではありませんがPixel 6aでかなりの懸念点が発熱と電池持ちです。Google Tensorはパフォーマンスが高いことが影響しているのか。それともAndroidを最適化出来ていないことが影響しているのか負荷をかけるとそれなりに発熱します。
特にPixel 5などが搭載していたSnapdragon765Gと比較すると雲泥の差でPixel 4シリーズが搭載していたSnapdragon855と比較しても雲泥の差という感じです。
発熱しないSoCなんて存在しないこと。またSnapdragon888と比較すれば発熱はしにくい印象です。ただ2年以上あけて機種変更する人からすれば本体が熱くなるのは不安に感じるところだと思います。
合わせて電池持ちも搭載していバッテリー容量はスペックを考えるとちょっとイマイチという感じ。Pixel 6 Proは6.7/WQHD+に可変式とはいえ120Hz表示に対応しているので電池持ちが悪いのはまだ分かる。
ただPixel 6は6.4/FHD+で90Hz表示であることを考えると電池持ちはもうちょっと頑張って欲しかった。海外サイトのバッテリーテストの結果を確認しても86 90以下のスコアの機種は電池持ちが芳しくありません。
Google Tensorの消費電力効率が悪いのか。それとも発熱が原因で燃費が悪いのかは気になる部分です。ミドルレンジモデルはパフォーマンスが低い分が発熱を感じにくく電池持ちもかなり優秀であることが多い。
その中でPixel 6aが廉価モデルで電池持ちも微妙で発熱もしやすいとなった時に悪目立ちする可能性も。Googleはクロックダウンさせて安定させてくる可能性がありますが特に電池持ちはかなり不安です。
少なくともPixel 5aの時のような絶対的な電池持ちの良さはないと思います
まとめ。
あくまでも推測でまとめてみましたが個人的な印象としてはPixel 6aはかなり強く感じます。現時点での情報をもとに考えればPixel 6シリーズで追加された新機能に一通り試すことができる。
さらにカメラは安定しておりPixel 6シリーズのような変な癖もないので使いやすいと思います。何よりPixel6を潰しにきている感じ。そのサイズ感に不満を持つ人が多い中Pixel 6aはより小型に。
またカメラに拘る人はPixel 6 Proという選択肢がある中Pixel 6aは従来のカメラで勝手が分かる。それでPixel 6より1万円近く安くなる可能性があるので個人的にはPixel 6aを待つのもありだと思います。
Pixel 6シリーズは残念なことに今はバグが非常に多く12月以降のアップデートで徐々に改善される。なので少しでも快適な方がいいと思うユーザーはPixel 6を選ぶにしてもちょっと様子見がいいかもしれません。
ただ来年Pixel 6aが登場してくる頃にはかなり安定していると思うのでその時にまた判断が必要な感じです。