Pixel 4ユーザーへ。購入から2年でPixel 6に機種変更する必要性はあるのか

Pixelシリーズの特徴と言えば手厚いアップデートのサポート。最低でもメジャーアップデートが3回にセキュリティが3年。日本で初のPixelとなったPixel 3は残念なことに2021年12月が最後のアップデートになるのでそろそろ買い替えの時期。

では発売から2年経過したGoogle Pixel4シリーズはGoogle Pixel 6シリーズに機種変更するべきなのか簡単にまとめたいと思います。

生体認証の違い。

今回は手持ちにあるPixel 4 XLとPixel 6 Proを基準に気になるポイントをまとめていきたいと思います。まず最初に生体認証が大きな違いの一つです。Pixel 4 XLは3D顔認証でPixel 6 Proは画面内指紋センサーを搭載。

これはユーザーの生活スタイルによって評価が分かれるところ。マスクをほとんど付けない自分にとってはPixel 4 XLの顔認証の方が便利に感じます。ただAndroid12にアップデートしてから顔認証が起動しない時もあるのでストレスに全く感じないわけではないです。

また手持ちの個体で判断すればの話になりますがPixel 6 Proは不具合報告が多い指紋認証も問題なし。手持ちのPixel 6は指紋認証に地味にストレスに感じているためマスクをつけていても顔認証の方がマシ。

ただPixel 6 Proの指紋認証にストレスを感じないのでこれはユーザー次第でいいように感じます。

一方で個人的に地味に好きだったのがMotion Sense。1世代で終わってしまいましたがジェスチャー操作が可能。

個人的に地味に気に入っていたのが着信があった時にユーザーが側にいると着信音の音量を小さく。また朝目覚ましのアラームが鳴った時に手をかざすことで一時停止してくれるなど。

顔認証センサーやソリレーダーを搭載しているためその分上部ベゼルが太かったですがよりPixelらしかった印象。ちょっと話はそれましたが生体認証に関しては指紋認証の方がメリットに感じる人が多いと思います。

カメラの違い。

次に2つ目としてカメラを確認したいと思います。Pixel 6 ProはPixel 4シリーズ以来となる望遠の搭載。ただPixel 4 XLはPixel 6 Proのように超広角には非対応です。

広角撮影の比較。

まずPixel 4 XLの1倍で撮影。

次にPixel 6 Proで撮影。

そしてPixel 4 XLで同じく1倍で撮影。

そしてPixel 6 Proで撮影。Pixel 6 Proはカメラセンサーが刷新されていますが絵作りに関してはそこまで大きな違いはありません。ただPixel 6 Proの方がより空は青いなど色がはっきり表現。

しっかり比較しないと分からない感じですが結果的にPixel 6 Proの方が色鮮やかな写真の撮影が可能。

ボケ感の違い。

まず単純にPixel 4 XLの1倍で撮影。

次にPixel 6 Proで同様に撮影。

Pixel 4 XLで撮影。

そしてPixel 6 Proで撮影。メインカメラセンサーのサイズの違いも影響しているのかPixel 6 Proの方がよりボケ感が強いです。

Pixel 4 XLを使っていた当時はこれでも十分に感じていましたがPixel 6 Proで撮影した画像の後に見るとちょっと物足りなく感じます。

次にPixel 4 XLのポートレートモードで撮影。

そしてPixel 6 Proのポートレートモードで撮影。ここで注意点が一つ。バグなのか仕様なのか不明ですがPixel 6 Proはアスペクト比16:9で撮影した場合画像処理の際に僅かに広角に処理されます。

今回のサンプルも出来るだけ同じ画角になるように撮影していますがPixel 6 Proの方が一歩引いた感じの画角になっています。その影響かPixel 6 Proの方がボケ感が弱くなっている印象。画角が変わらないようにするにはアスペクト比4:3で撮影するしかありません。

ズーム機能の差。

まずPixel 4 XLの2倍で撮影。

同様にPixel 6 Proで2倍撮影。2倍程度であれば撮影する被写体によってはそこまで差を感じません。

Pixel 4 XLで8倍撮影。

そしてPixel 6 Proで8倍撮影。Pixel 4 XLの最大ズーム倍率である8倍に合わせて撮影すると画質の差を明らかに感じます。やはり差を感じないのは2倍程度で、4倍を超えてくると明らかに差を感じます。

その他Pixel 6 Proには新機能として消しゴムマジックや顔フォーカスなどの搭載など2年のタイムラグがあるためPixel 6 Proの方がもちろんレベルの高い撮影をできますがPixel 4 XLの時点でもかなり完成度が高く劇的な違いがあるという印象は受けません。

発熱と電池持ち。

そして3つ目としては発熱と電池持ちです。とりあえず負荷をかけるためにベンチマークを3回連続回してみました。

Pixel 4 XLは原因を把握していませんがスコアが異常ですと表記されているのであくまでも参考程度に。ゲームをやらない自分にとって日常使っている上でPixel 4 XLのパフォーマンスでも十分です。

ベンチマークスコアでは差がついていますがSnapdragon855もあれば実使用における差はほぼ感じず。ただスコアを確認するとPixel 4 XLは47万点前後と非常に安定。一方でPixel 6 Proは不安定。

一番発熱しやすい条件である3回目でみるとPixel 4 XLは35度程度までしか上がっていませんがPixel 6 Proは42度くらいまであがっており、その分放熱もされるため本体は熱くなります。

パフォーマンスが高くなっているため仕方ないですが発熱はユーザーによってはストレスに感じるかも。ただ自分はPixel 6 Proで使っていてそこまで発熱を感じることはないのでそこまで過度の反応は必要ないです。

一方で電池持ちに関してはPixel 6 Proの方がいいです。ちなみに海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとPixel 4 XLは73でPixel 6 Proは84とスコア的には地味に差があります。

自分の使い方だと寝る前の電池残量が大体Pixel 6 Proは40~50%程度/Pixel 4 XLが30~40%程度。ただPixel 4 XLはAndroid12にアップデートして電池持ちが僅かに改善した印象も受けます。

なのでもうちょっと差が縮まっている印象もあります。Pixel4 XLから機種変更すれば電池持ちは改善。でもかなり悪いから悪い程度に改善する感じなので過度の期待は禁物です。

リフレッシュレートの差。

実際に使っていてパフォーマンス面ではそこまで差を感じないですがディスプレイで実使用に差。ディスプレイサイズは6.3インチから6.7インチと大型化。よりコンテンツは見やすくなっています。

ディスプレイサイズの違いは本体サイズの変更というよりはベゼルレスデザインの採用によるもの。本体サイズがそこまで変わらずディスプレイサイズの大型化はユーザーにとっても嬉しいところ。

ただリフレッシュレートで地味に感じ方が違います。

Pixel 4 XLは90Hz表示に対応。Pixel 6 Proは可変式の120Hz表示に対応。やはりPixel 6 Proの方が滑らかに感じます。ただ記事執筆時点でTwitterはカクツキます。

実際に使っていてSoCとの差は実感できませんがリフレッシュレートの差でPixel 6 Proの方が快適という感じです。

まとめ。

発売当初のGoogle Storeかつベースモデルでの価格で見れば両機種とも同じ11万6600円と据え置き。

他のメーカーの機種はここ2年で値上がりする一方ですがPixelの場合据え置きでさらにPixel 6 Proはミリ波など5G対応にストレージの倍増などで据え置きなのですごいです。

個人的には電池持ちが気にならない人は焦って買い替える必要性はないように感じます。アップデートのサポート期間があと1年あるのでゆっくり考える時間があります。

ただPixel 6シリーズに安く買い替えたいならこれからの年末商戦は最初のチャンスになるかもしれません。

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文章で伝えられない魅力を

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