日本でも予約開始以降、特にGoogle Pixel 6 Proの在庫が非常に厳しいことになり、Pixel 6においても一時期全て在庫切れ。近年のPixelの中でもかなり反響が高い印象を受けます。
今回9To5GoogleによるとGoogle Pixel 6シリーズはアメリカで堅調な売上を記録していると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
アメリカでシェア拡大。
今回Wave7 ResearchのレポートにおいてGoogle Pixel 6シリーズがシェアを堅調に拡大していることが判明したとしています。まずPixel 6シリーズが発売される前の過去1年間においてPixel 4aやPixel 5aにPixel 4a 5G全体での売上におけるシェアは大体1~2%程度。
一方で今回のレポートに基づいて月別かつキャリア別でシェアをまとめると以下のようになります。
10月 | 11月 | |
Verizon | 3% | 5% |
AT&T | 3% | 3% |
T-Mobile | 2% | 3% |
歴代Pixelも積極的に販売してきたVerizonにおける売上が一番大きいとしており、さらにキャリア別で見るとVerizonでは前年よりしっかり売れていることを確認できます。
ハイエンドモデルが復活したこともあるのか。その価格設定が良かったのか順調に売上を伸ばしておりアメリカにおけるシェアは3位。ただ上位のAppleやSamsungと比較するとかなりの差があるとしています。
Googleは国内シェア1位を獲得しようと思っているようには見えませんが、着実にその差をしっかりと詰めていって欲しいように感じます。
問題は在庫状況。
GoogleはPixel 6シリーズのマーケティングをより強化しており、店内広告にテレビ広告やネット広告などを積極的に展開することでユーザーの認知度をあげ、結果順調な売上につながっているとしています。
一方でキャリアの店舗従業員の話によると、Pixel 6シリーズはユーザーのニーズを十分に満たすことができる在庫がないことが問題だとしています。Google自身も直営店であるGoogle Store用に在庫を確保するだけでもかなり苦労しているとしています。
少なくともクリスマスまでが一つの目処になるため、ここまでに十分な在庫を用意できないと今後売上を大幅に伸ばすことは厳しいのかもしれません。ただ事前情報通りであれば2021年のPixelシリーズの出荷台数が初めて1000万台を超える可能性があるとしています。
実際にどの程度まで売上を伸ばすことができたのか発表されるのが非常に楽しみです。