スペックの大幅な刷新は2023年に登場するiPhone 15シリーズになる可能性。一方で2022年に登場するiPhone 14シリーズはラインナップの変更。そしてデザインの変更がメインになるとの予測。
今回Phone Arenaによると、iPhone 14 MAXのディスプレイ。そしてiPhone 14シリーズからSIMスロットがなくなる可能性があると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
120Hz表示に対応する可能性。
2022年に登場するiPhone 14シリーズではminiモデルが廃止。そしてPro Maxと同じ6.7インチのディスプレイを搭載したiPhone 14 Maxが追加されるとの予測。ただiPhone 14 Maxのリフレッシュレートに関してAppleは決めきれずにいられるとの情報。
その理由としてサプライヤーであるLGがLTPO技術を搭載した可変式120Hz表示の開発が間に合うかどうか。間に合えば120Hz表示に対応。間に合わないなら60Hz表示に対応との予測。
そして今回の情報によるとLGはAppleとの契約に十分に応えることができるLTPOを採用した新型ディスプレイの開発に成功。また生産効率に関しても問題がないとされており、iPhone 14 Maxは可変式120Hz表示に対応するとしています。
AppleとしてはSamsungのディスプレイが非常に高価であることからも、もっと原価コストを下げるためにLGやBOEに徐々に切り替え。今回LGが開発/生産に成功したため今後よりSamsung離れが加速する可能性があります。
iPhone 14のサプライヤー。
そして今回の情報に基づいてiPhone 14シリーズのリフレッシュレートとサプライヤーをまとめると以下のようになります。
リフレッシュレート | サプライヤー | |
iPhone 14 | 60Hz | BOE/LG |
iPhone 14 Max | 120Hz(可変式) | LG |
iPhone 14 Pro | Samsung | |
iPhone 14 Pro Max | Samsung/LG |
リフレッシュレートでみるとiPhone 14のみ60Hz表示。またサプライヤーでみるとiPhone 14 ProのみSamsung。あくまでも今回LGは6.7インチのディスプレイでの120Hz表示の開発に成功。
一方で6.06インチ/可変式120Hz表示に対応したディスプレイの開発にはまだ成功していないので今後の課題。仮に成功すればiPhone 15あたりで全てのモデルが120Hz表示に対応。
そしてサプライヤーからSamsungがはずされる可能性も。少なくともLTPO技術を採用したディスプレイは原価コストが従来のLTPSより高くなりますが、SamsungからLGに切り替えることでコスト増加分を相殺できる可能性もあり本体価格に影響しない可能性もあります。
ディスプレイとして見れば今までSamsungが一人勝ちでしたが今後Samsungも新規顧客をどう広げるか。また既存の顧客をどう維持するかも課題になりそうです。
iPhone 14でeSIMオンリーになる可能性も。
事前情報においてiPhone 15シリーズではSIMトレイが廃止になる可能性があると予測されています。ただ今回の情報によるとAppleは近々大きな動きを見せる可能性があり、2022年の第2四半期にeSIMのみに対応したiPhone 13シリーズの発売を検討している可能性。
そしてiPhone 14シリーズに関してもeSIMモデルを準備している可能性があるとしています。ただeSIMが広く普及していない地域では従来の物理SIMが使えるモデルが出荷される可能性があるとしています。
ここで気になるのはeSIMモデルが発売される地域に日本が含まれるかどうか。どう考えても普及しているとは言えない状況ですがeSIMに移行できる環境はようやく揃ったという印象です。
iPhoneがeSIM搭載モデルとか発売を開始したら、これに追従するAndroidメーカーも増えそうです。