Xperia 1Ⅳが気になる人。Xperia 1シリーズの癖を把握しよう

一部情報では2月下旬に開催されるMWC2022で次期Xperiaが発表される可能性があると予測されています。昨年と同様であればXperia 1ⅣとXperia 5Ⅳが同時に発表される可能性があり今まで以上に悩ましい。

また頂いたコメントを見ているとXperia 5シリーズを使っていたけどXperia 1シリーズにも興味があるというユーザーが多い。今回はXperia 1シリーズを購入する前に確認しておいてほしいことをまとめたいと思います。

発熱がしやすい。

歴代モデルで見るとXperia 1シリーズはプレミアムモデルでXperia 5シリーズはレギュラーフラッグシップモデル。レギュラーフラッグシップモデルということもあり癖の強いXperiaの中でもまだ一般受けしやすい。

またXperia 5シリーズの方が電池持ちも良く安定しているので全体的にバランスがいいシリーズだと思います。こう聞くとXperia 1シリーズよりXperia 5シリーズの方がいいかもしれないと思うかもしれません。

ただXperia 1シリーズの方が尖った部分がありワクワクさせてくれる一方で癖がより強くなっています。なのでXperia 1シリーズを快適に使えるかどうかはこの癖をどう捉えるかだと思います。

まず一つ目の癖として表示解像度が4Kに対応していることです。4Kのディスプレイが必要かどうかは実際に実機を見て判断して欲しいところです。個人的にはXperia 1シリーズのディスプレイはかなり綺麗に感じる。

ただスペックで考えれば4Kは不要だと思います。ただこれをいい始めたらスマホのディスプレイサイズで見ればFHDも必要なくHDもあれば十分に感じます。表示解像度をHDあたりに抑えれば消費電力効率も大幅に改善。

なので4K要る要らないを言い始めたらキリがないです。個人的には単純に店頭でXperia 1ⅢとXperia 5Ⅲを比較。それでXperia 1Ⅲのディスプレイの方が綺麗に感じるのであれば4Kの良さを実感できていることになります。

ただ4Kに対応という部分でよりに気にして欲しい部分が発熱の部分です。少なくともXperia 1Ⅲで見ると4Kという表示解像度に120Hzのリフレッシュレートを組み合わせています。

表示されるコンテンツに合わせて表示解像度が変更。さらに対応コンテンツは120Hzで表示しています。Sonyも駆動回路の開発に苦労したとしていますがおそらくまだまだ不十分で燃費も悪ければ発熱もしやすい。

快適に使えるかという面で一つの指標になってくるのが発熱ですがXperia 1シリーズの方が発熱しやすい。特にXperia 1ⅢはXperia 5Ⅲと比較すると発熱しやすい。

これは同じSnapdragon888を搭載していても発熱に明確な違いにあります。直近の情報を見る限りSnapdragon 8 Gen 1の発熱もそこまで改善していない。

筐体が大きい分冷却/放熱対策は1シリーズの方が強化しやすいと思いますがそれでも過去を振り返るとXperia 5シリーズの方が安定。

今後世代を重ねてSoC自体が発熱しにくくまたスマホ本体の方が冷却/放熱システムがより強化されたとしても発熱はXperia 1シリーズの方がしやすいと思います。

4Kという超高精細なディスプレイが魅力。一方で高リフレッシュレートに対応したことでXperia 5シリーズより発熱しやすくなっているのがデメリットです。

電池持ちに違い。

また発熱にも関係してきますが2つ目としては電池持ちが芳しくないことです。これはXperia 5シリーズより前。Compactモデルの時代からも流れが一緒。Xperia Z3よりXperia Z3 Compactの方が優秀。

Xperia XZ1よりXperia XZ1 Compactの方が優秀でXperia 1シリーズよりXperia 5シリーズの方が優秀。やはり発熱がしやすいとなるとどうしても燃費が悪くなります。

ちなみに海外サイトのバッテリーを参考にするとXperia 1シリーズのスコアは84以下。一方でXperia 5シリーズは95以上のスコアを獲得しています。個人的には電池持ちが悪いと言われている機種でも普段の使い方であれば1日は充電なしで電池が持ちます。

なのでXperia 1シリーズでも1日は電池が持ちます。とはいえおすすめしやすい電池持ちかといえば違います。

自分は外出をほとんどしない生活。なので移動が多い人と違ってGPSが動くことも電波を探すこともほぼない。これだけでも電池持ちに差がでてきます。

実感しにくい部分ですがちゃんと設定していないと移動するだけで電池も地味にもってかれます。移動することが多い人は少なくとも自分より電池持ちの評価が厳し目だと思います。

モバイルバッテリーを持ち運ぶことが習慣化している人にとってはなんてことないと思いますが習慣がない人にっては本体の電池持ちの悪さから余計な荷物を増やしたくないという気持ちもあると思います。

一方でXperia 5シリーズ。特にXperia 5II以降は120Hz表示に対応しながらも電池持ちがいいです。少なくとも主観ですが自分にとってXperia 1シリーズはイレギュラーがない限り1日は十分に持つ。

けど電池持ちがいいとは決して言えないのでXperia 1シリーズは電池持ちが悪いとイメージしておいた方がいい。

オートフォーカスの差。

そして3つ目としてはオートフォーカス性能です。被写体が動体における撮影に強いのがXperiaの特徴。その上でXperia 1ⅢはTOFセンサーを搭載しているためより被写体を正確に認識できます。

TOFセンサーを搭載していることで大きなメリットは2つ。一つ目としてはより被写体を正確にフォーカスできる。リアルタイム追跡機能で例えばレースのワンシーンなど次の動作が予測しやすく被写体が動いている場合。

フォーカスを合わせたい部分をタップすることでしっかりとフォーカスが追従してくれるのでピンズレが起きにく臨場感がある撮影をしやすい。

Xperia 5Ⅲで見ればTOFセンサーを搭載していないため代わりにAIを駆使してフォーカスを追従させるオブジェクトトラッキング機能に対応しています。

 

個人的な印象としてはオブジェクトトラッキング機能の方がフォーカスが外れてしまった場合復帰まで時間がかかる。

そして2つ目としては低照度において動体を撮影する場合TOFセンサーは赤外線を照射して被写体までの距離や形状などを把握しているので撮影する際の照度は関係なく夜でも被写体をより正確に認識ができます。

他の機種でもそうですが完全に暗い条件だと動体の撮影にはナイトモードの有無関係なく向かないです。特にXperiaは真っ暗の条件だと苦手。

なので最低限の明るさは必要になってきますがその条件下だとXperia 5シリーズよりも瞳オートフォーカスなどより被写体を正確に認識しているため機能しやすい。

ざっくり言ってしまえば昼夜問わず動体を撮影したい人にとっては魅力的な特徴だと思います。

最新技術をいち早く搭載。

Xperia 5シリーズと比較した場合Xperia 1シリーズは電池持ちが悪く発熱しやすいため安定性という面ではXperia 5シリーズ。ただ不安定な分Xperia 1シリーズの方が尖っています。

先ほども触れましたが一つは4Kのディスプレイを搭載していること。またアスペクト比21:9に対応しているため映画を最高の条件で楽しめるのが大きな特徴。そして2つ目はTOFセンサーを搭載しておりフォーカスがより正確。

このようにSonyの拘りが強く反映されており何よりSonyの最先端技術もいち早く搭載される傾向に。例えば2019年モデルに2020年モデルでは大きな差がつかなかったスピーカーですが2021年モデルで大きな差に。

筐体サイズによる制限があるのか。それともSonyがXperia 1Ⅲを優先したのか不明ですがスピーカーの構造を1から見直して共振が少ない。かつ音圧の40%改善にも成功しています。

少なくともXperia 1Ⅲに搭載されているスピーカーはXperia PRO-I含めて他に搭載している機種はいません。またデザイン部分もそうでしたがフロスト加工を久しぶりに復活させたのがXperia 1IIでXperia 5IIでは見送り。

Xperia 5Ⅲでは日本のみ限定色としてフロストカラバリがありますがグローバルではありません。

今後Xperia 5シリーズにフロストカラバリがレギュラー色として追加されるか不明ですが少なくともデザインやスペック含めてSonyが何か新しいことを試す場合はXperia 1シリーズが優先です。

安定性ももちろん重要ですがそれよりも何か新しいことを試したいとなればXperia 1シリーズがおすすめです。

まとめ。

現時点でXperia 1Ⅳのスペックがどうなるか不明ですがSonyが何かXperiaで新しいことを試すとなればXperia 5ⅣよりXperia 1Ⅳの方が優先に違いはないと思います。

Xperia 1シリーズの方が高いのに安定性に欠けるのはありえないと言われますがその分ディスプレイやオーディオやカメラにおいてSonyの拘りが強く反映している。

そしてこのSonyの強い拘りは多くのユーザーにとって不要だと思います。ただ逆にこの尖った部分に興味を惹かれる人がXperia 1シリーズを選ぶべきだと思います。

多少使いにくい部分があっても尖った部分を楽しみたいと思う人におすすめという感じです。

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