一時期は発売がキャンセルされたと予測されいたGoogle初折りたたみ式機種であるGoogle Pixel NotePad。直近の情報でその発売は年内になるとされており、また価格に関してもGalaxy Z Fold 3より安くなる可能性があると予測されています。
今回Android PoliceがGoogle Pixel NotePadの完成度はGboardに左右される可能性があると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
Gboardが最適化されていない。
Googleは現在折りたたみ式機種やタブレットに最適化させるためのAndroid12Lを開発中。ただOSが最適化されたとしてもアプリ側の全てが最適化されるわけではありません。
ただ一方でGoogle謹製アプリに関してはAndroid12Lの配信開始に合わせて最適化させる必要性があります。その上で今回同サイトはGboardがいかに最適化されるかが重要になるとしています。
スマホにおいて縦表示の場合は問題なく最適化されていますが、上記の画像のように横表示にした場合、画面のほとんどがキーボードになるなど決して最適化できているとは言えません。
つまり折りたたみ式機種どうこうの前にスマホ時点で最適化できているとは言えません。
またキーボードの分割表示などもありますがもちろん最適化されていません。もちろんAndroid12Lの本配信に向けてGoogleがGboardの最適化も合わせて開発している可能性がありますが、現状を見れば不安の方が強い。
Samsungも最適解を見つけられていない。
Galaxy Z Fold 3など初期設定の段階だと上記の画像のようにキーボードが分割の状態です。横幅があるためいくら両手で入力することが前提とはいえキーボードを分割せず中央に表示してしまうと使いにくい。
入力のしやすさを考えてキーボードをより大きく表示すると今度はレイアウトのバランスが崩壊する。ちなみにこれはSamsungだけが採用しているわけではなくMicrosoftも同様に採用しているとしています。
AppleはiPad Proでキーボードの分割かつフローティング機能を搭載していますが根本的には変わらず。同サイトによればキーボードを折りたたみ式機種にどう最適化できるかが重要になるとしています。
従来通りでも慣れている人からすれば問題ないのかもしれません。ただ決して快適とは言えない状況なのでGoogleがどのような答えを見せてくれるのか非常に楽しみです。