Android12に関しては例年よりちょっと遅めの本配信開始。さらにPixelシリーズに対しても最後の最適化のため本配信が開始したのは10月中旬と遅めでした。
ただ今年は動きが早くすでに先日にはAndroid13/開発者向けβ版がすでに公開されています。今回9To5GoogleがAndroid13で追加される新機能に言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
全てのアプリでマテリアルデザインの採用。
Android12でGoogleは独自のテーマアイコンであるPixel Launcherを導入。ただAndroid12の時点ではあくまでもβ版。そのためMaterial Youに適したテーマアイコンに変更できるのはGoogle謹製アプリのみに制限されていました。
ただ今回の情報ではAndroid13で正式にPixel Launcherが導入。このことから全てのアプリでテーマアイコンを適用することが可能になるとしています。一方で注意としてAndroid13でも最初適用できるのはPixelシリーズのみ。
今後Pixel以外のメーカーの機種も対応することが明らかになっており対応機種が増えるとしています。ただ何よりすぐに試したいならまずはPixelという感じです。
新しいシステム全体のフォトピッカーがの搭載。
Androidは、アプリがカメラロール以外の機能にアクセスする必要があるため、写真にビデオ。その他のファイルを選択できるようにするためのシステム全体のインターフェイスが搭載しています。
ただAndroid13ではこのシステムが分割され、アプリが機種のメディアアクセスに追加の権限を必要とせずローカルとクラウドに保存されデータを統合する新たなピッカーが実装されるとしています。
ちなみにGoogleは以下のように説明しています。
ユーザーの写真とビデオのプライバシーを保護するために、Android 13にはシステムフォトピッカーが追加されています。これは、ユーザーがローカル写真とクラウドベースの写真の両方を安全に共有するための標準的で最適化された方法です。
フォトピッカーは、写真やビデオを選択するための専用のエクスペリエンスでこの機能を拡張します。アプリは、フォトピッカーAPIを使用して、デバイス上のすべてのメディアファイルを表示するためのアクセス許可を必要とせずに、共有されている写真やビデオにアクセスできます。
ただあくまでもGoogleは機能のサンプルを提供しただけに過ぎず、現在利用できるアプリはないとしています。
懐中電灯がクイックタップに対応。
Android12は背面をタップすることで設定したアプリや機能を動作させることができるクイックタップ機能に対応。すでにスクリーンショットの撮影やGoogle Assistantの起動などに対応しています。
そしてAndroid13では懐中電灯のオン/オフがクイックタップに対応するとしています。設定してあげれば背面をダブルタップすることでオンに。そしてまたダブルタップしてあげればオフになるとしています。
タスクバーが6スロットに拡大。
Android12Lの開発が進んでいることもありAndroid13ではより大画面に最適化されているとしておりタスクバーの大型化。そしておすすめアプリが表示されるようになったとしています。
Android12Lではタスクバーに5つのアプリが表示されていましたがAndroid13では6つのアプリが表示。またおすすめアプリに関してはユーザーがよく使っているアプリに基づいて表示されるとしています。
折りたたみ式機種のより最適化。
Android 13ではPixel Launcherの新機能として2つの異なるレイアウトを記憶する機能が追加されたとしています。例えばGalaxy Z Fold 3ではメインディスプレイとサブディスプレイでは完全に異なるレイアウトを採用。
アスペクト比の違いなどもハード的制約もありますがそれぞれでホーム画面を設定する必要性があるので面倒な部分も。
実際に動画を見て頂いた方が分かりやすいですが一つのレイアウトをスマホサイズ。そして折りたたみ式機種など大画面用でそれぞれ最適化されているという感じです。
これでメインディスプレイで設定したアプリの配置などがサブディスプレイで個別で設定しなくても圧縮されるとはいえ共通化できるというイメージです。
まとめ。
その他サイレントモードにした際のバイブによるフィードバックがなくなると。個人的な印象としてはAndroid12Lで開発されている要素がAndroid 13にも取り込まれておりスマホからタブレットまでより最適化することがメインのバージョンにも見えます。
ユーザーの使い方が大きく変わるという印象はないかなという感じ。ちなみにAndroid13では昔のようにお菓子の名前が採用されており「ティラミス」です。
現在判明している機能の全てが実装されるか不明ですが今後の開発進捗が楽しみです。